イエメンのフーシ派がイスラエルにミサイルを発射後、サウジアラビアとの新たな衝突が発生

 


イエメンのフーシ派がイスラエルにミサイル発射後、サウジアラビアが厳戒態勢、新たな衝突勃発

zerohedge.com 2023/10/31

Saudis On High Alert After Yemen’s Houthis Fire Another Missile At Israel, Fresh Clashes Erupt

イエメンのイランと同盟を組むフーシ派反政府勢力は、30日にイスラエルに向けて別のミサイルを発射したと伝えられている。1週間以上前の最初の数発のミサイル発射では、イエメン沿岸の米軍艦が飛翔体を撃墜するために介入した。

今回、フーシ派のミサイルはサウジアラビア領土上空を飛行し、サウジは厳戒態勢となった。サウジ・UAE 連合軍とイエメンのフーシ派との間の戦闘は 2015年以来激化しているが(これも米国の支援あり)、ここ数日で戦闘が激化しており、地域観察者たちはガザでの出来事と関連があるとみている。

イスラエルも、イエメンを、より広範な地域を脅かす危険な「親イラン」の作戦基地とみている。しかし、フーシ派は概して貧しい地域の反政府勢力の寄せ集めであり、サウジアラビアは優れた空軍力によって不人気な傀儡政府を強化しようとしていると見ている。

ブルームバーグは、「事情に詳しい関係者らによると、サウジアラビア軍は、イエメンのイランが支援する反政府勢力であるフーシ派との致命的な衝突を受け、厳戒態勢に入った。フーシ派もサウジ上空を越えてイスラエルに向けてミサイルを発射しようとした」と報じた。

報告書で引用された国防筋によると、新たな衝突により、イエメンとの国境にある南西部ジーザーン州でサウジアラビア兵士 4人が死亡した

ブルームバーグはさらに、これが和平合意の進展に向けた前進の勢いを打ち砕くことを強調している。

「先月、フーシ派の無人機攻撃でサウジ連合軍のバーレーン兵士 4人が死亡したにもかかわらず、エスカレーション前は両国は和平合意が間近だった」と報告書は続けている。