スイス政府が「ブルカ禁止」法案を承認。違反者への罰金は約16万円

マスクならOKなんですかね。


スイス議会、ブルカ禁止を承認

middleeasteye.net 2023/09/21

Switzerland parliament approves burqa ban


公共の場で顔全体を覆うことを禁止する国民投票後の抗議活動で「イスラム教徒女性の脱植民地化」と書かれたプラカードを掲げる女性。

スイス下院が、ブルカで顔を覆うことを禁止する法案を可決、違反者には 1100ドル(16万円)の罰金を科す

スイス議会は、ブルカやニカブを着ているイスラム教徒の女性を対象とすると考えられる法案で、顔を覆うことを禁止する法案を承認した。

同国の下院は 9月20日、この法案に圧倒的多数で賛成票を投じ、賛成151票、反対29票で可決された。

上院は以前、右派スイス人民党の強力な支持を受けてこの禁止令を承認していた。

公共の場所や公衆が立ち入ることができる私有建物において、鼻、口、目を覆うことを禁止する。

この禁止措置は今後連邦法となり、違反者には 1000スイスフラン(1114ドル / 約16万円)の罰金が科されることになる。

スイスは2年前、デモ参加者が着用するニカブ、ブルカ、スキーマスク、バンダナの公的禁止を支持する国民投票を僅差で可決した。51%以上が賛成票を投じたが、49%近くが反対票を投じた。

新しい法律には、先住民の習慣、宗教的奉仕、健康や気候上の理由による顔の覆いなど、多くの例外が設けられている。

これによりスイスは、フランス、ベルギー、ブルガリア、オーストリア、デンマーク、オランダなど、 何らかの形でブルカを禁止している他の欧州諸国と並ぶことになる。

スイスの人口 860万人のうちイスラム教徒は約 5%にあたる約 39万人を占め、そのほとんどがトルコ、ボスニア、コソボにルーツを持っている。