フランスの人気観光地で山火事で村の3分の1が延焼。3000人以上が避難

 

「人気のある観光地」の山火事というものが連続しています。

サンタンドレ(Saint-André)の位置


フランスの人気観光地の山火事で3000人以上が避難

metro.co.uk 2023/08/15

フランスで人気の地域は、壊滅的な山火事の被害が最も最近発生した地域で、3,000人以上の観光客が行楽地から避難している。

この火災はスペイン国境に近いピレネー・オリエンタルの休暇地域の 500ヘクタールの土地を焼き尽くした。

火災は月曜午後5時に発生し、「極度の暑さ、干ばつ、時速180キロの強風」のため、サンタンドレ村、ソレーデ村、海辺のリゾート地アージェレス付近で急速に燃え広がった。

これまでにサンタンドレ市の約30軒の家屋が全壊し、車が焼かれ、キャンプ場が破壊された。

ビデオ映像では、炎が危険なほど近づく中、キャンプ場で子供たちの叫び声が聞こえている。

黒煙が空に充満し、家族らは恐怖の現場からすぐに避難を余儀なくされた。

地元のサンタンドレ市長は、数十人の「子どもを連れた家族たちが驚いた表情で玄関から入ってくるのを見た」と述べ、中には炎のためキャンプ場にたどり着けず水着姿のままの人もいたと語った。

「私たちの町は大きな打撃を受けており、大きな被害が出ています」と市長はフランスのメディアに語った。

「村は両側が焼け、三分の一が火災に見舞われました」

山火事は現在鎮火したが、450人の消防士たちが監視を続けており、危険な状況が続いている。

地域高官のロドリグ・ファーシー氏は地元ラジオに対し、「火災は鎮火した」としながらも、最も被害が大きかった地域は「厳重な監視下にあり、消防士らが依然として消火活動を行っている」と語った。

約17人の消防士が軽傷を負い、1人が転倒して入院したが、「しかし良いニュースは、死者が出ていないということだ」とファーシー氏は続けた。