アフリカのマリが「公用語としてのフランス語を放棄する」と発表

 


マリ、公用語としてのフランス語を放棄

nyadagbladet.se 2023/07/27

Mali överger franska som officiellt språk

植民地時代の過去からの脱却を示す動きとして、マリは公用語としてのフランス語を放棄すると発表した。これは、同国が人口の大多数が話すバンバラ語を含む先住民族の言語の使用に切り替えることを意味する。

この逆転は、2013年にフランスがマリの要請を受けて 1,700人の兵士をマリに派遣したことから始まった、マリと旧宗主国フランスとの 10年間にわたる険悪な関係に続くものだ。

その目的は「主にジハード戦士として、国家主体として非武装勢力と戦う」ことだった。この作戦は後にバルカン作戦という名前で、サヘル5カ国 (※ ルキナファソ、チャド、マリ、モーリタニア、ニジェール)に拡大された。

しかし、マリで 2021年5月に起きた 2度の軍事クーデターに関連して両国関係は急激に悪化した。

広範な抗議活動と外交的緊張の後、2022年初め、フランス大統領エマニュエル・マクロン氏はマリからのフランス軍の撤退を確認した。

フランス語を公用語として放棄するというマリの決定は、同国のさらなる独立と国民的アイデンティティの追求の一環として解釈されている。

この変更がどのように実施されるのか、またマリの教育制度や国際関係にどのような影響を与えるのかはまだ不明だ。