[いったい、いつになったら春が来るのだろうか?]というデイリーメールの、冬が終わらない英国のついての報道

 


一体いつになったら春が来るのだろうか? BBCの気象学者が、イギリスのの天候に一体何が起こっているのかを明らかにする

Daily Mail 2023/05/14

When will Spring finally arrive? BBC meteorologist TOMASZ SCHAFERNAKER reveals what on earth is going on with our weather

通常、5月は、庭が本格的になり始める時期だ。外に座り、ヤシの木からユッカまで、亜熱帯植物のコレクションを楽しむ。

しかし今年は、弱った植物と同じように、私も元気がなくなったように感じている。

BBC の天気予報の同僚と私は、庭の様子についてよく話し合っている。私と同じように、彼らもこの春に経験したすべての低温によって観葉植物が枯れてしまったという。

人々は通りで私を呼び止めて、いつ春が来るのかと尋ねる。これほど寒くて暗い天気が長く続くとは。

今年は雨が多くて気温が低い。先週は雷雨が激しい雨をもたらした。少なくとも今後 5日から 10日間はまた涼しくなるのではないかと思われる。

なぜ?

答えは過去にあると言える。この寒さは、1970年代や 1980年代には誰も気に留めなかったような春の天気だ。

BBCの気象学者トマシュ・シャフェルナカー氏は、1970年代と1980年代には、現在の寒くて暗い天気に誰も驚かなかっただろうと述べている。

しかし、それ以来、主に気候変動のおかげで、気温は徐々に上昇しており、雪の頻度は減り、春にとても暖かい天気もある。私たちはそれに慣れてきていた。

時々、過去の気象に逆戻りすることがあるが、それが今年経験していることだと、トマシュ氏は言う。

昨年12月の気温は英国全体で平均気温を 1.3度も下回った。12月にはスコットランドの一部地域でマイナス 17度まで下落した。

これは1月にも続いた。

私たちは 4月に流れが変わることを切望していたが、実際には、英国の気温は気候平均より 0.1 度低く、約 12度だった。

今年の 5月は、気温が 20度に達するのがやっとで、これは半年近くも暖かさが持続しないまま過ごしたことを意味する。トマシュ氏によると、ジェット気流が原因ではないかと人々はよく尋ねるが、太陽の光も弱い。

英国気象庁の季節予報では、夏にかけて猛暑の可能性が高まることが示されている。もちろん、これを絶対に保証することはできない。長期予測は確率に基づいている。

しかし、ヨーロッパの一部ではすでにその暑さの兆候が見られている。スペイン南部ではすでに最高気温が 39度に達している。徐々にこれは北欧の一部にも広がるだろう。

寒くて暗い状態から突然非常に暖かくなるときのショックに備えてほしい。

昨年の夏の猛暑はすさまじいものだった。異常事態だったため、すぐに再び起こる可能性は低いが、地球温暖化により、ここではすぐに30度台半ばから後半と少雨が一般的になるだろう。

さわやかな夏が来ることを願っているが、今は寒い。