沖縄で小さな子どもの手足口病が増加。警報発令

 

(参考報道) マレーシアでの小さな子どもの手足口病の症例が前年比 20倍に (2022/05/28)


手足口病が増加、沖縄で流行警報 6年ぶり発令 直近1週間で674人

琉球新報 2022/05/28

沖縄県は27日、県内で手足口病の患者が増えているとして、流行警報を発令した。発令は6年ぶり。直近7週間(4月4日~5月22日)の患者数は674人で、年齢別では1歳が267人(39・6%)で最も多く、次いで2歳が192人(28・5%)、6カ月以上12カ月未満が84人(12・5%)、3歳が74人(11・0%)、4歳が27人(4・0%)。

16~22日の保健所別定点医療機関当たりの患者報告数は那覇市保健所が6・57で最も多く、次いで中部保健所が5・92、南部保健所が5・5、宮古保健所が3・5、八重山保健所が1・5。北部保健所管内では現在報告はないものの、今後注意が必要としている。

手足口病は口の中や手足に発疹が見られ、発熱を伴う場合もある。

ペルーで子どもの急性下痢疾患が拡大。27万件超の症例と9人の死亡を報告

 


ペルー当局は、これまでに27万7000件の急性下痢疾患の事例と9人の死亡を報告している

outbreaknewstoday.com 2022/05/25

Peru reports 277K acute diarrheal episodes and 9 deaths year to date

ペルー保健省の国立疫学・疾病予防管理センター(CDC)は、 急性下痢性疾患の症例 27万7,218件を報告した後、この急性下痢性疾患を予防するための推奨事項を提供している。

CDCペルーは、急性下痢性疾患はウイルス、バクテリア、寄生虫などの微生物によって引き起こされると説明した。これらの微生物は、ほとんどの場合、水や糞便汚染のある食品によって感染する。

同様に、飲用、調理、または洗浄用のきれいな水が不足している場合、急性下痢性疾患による感染がより一般的であるとした。

これに関連して、この病気が原因で発生する最も頻繁な症状は、腹痛、発熱、吐き気、全身倦怠感、および便の一貫性の低下だ。

急性下痢性疾患の累積発生率が最も高い部門の中には、ロレート、ウカヤリ、アマゾナス、パスコ、ワンカベリカ、アレキパ、モケグア、タクナ、カラオ、マドレデディオス、ワヌコ、ピウラ、アプリマクの地域がある。

CDCペルーは、この病気は、特に貧困や資源の少ない地域において世界で 2番目に 5歳未満の子供が死亡する原因であると付け加えた。

マレーシアでの小さな子どもの手足口病の症例が前年比 20倍に

 


マレーシアの手足口病の症例は20倍に増加したと報告

outbreaknewstoday.com 2022/05/24

Malaysia reports 20 -fold increase in hand, foot and mouth disease cases

マレーシアでの手足口病(HFMD)の発生の追跡調査で、保健省は5月21日までに合計 47,209例の手足口病を報告した。これは、同じ期間の2021年と比較して20倍の増加となる。昨年の同期間の症例は 2,237件のみだった。。

2022年第20週に報告された手足口病の症例は 15,548症例だったが、第19週は 7,526症例であり、前週より 106.6%増加した。

手足口病の症例は6歳以下の子供によく見られ、6歳以下が、43,736例(93%)であり、7〜12歳の年齢層は 2,765例(6%)だった。残りは12歳以上で、708例(1%)だった。

マレーシアでのウイルス監視の種類に基づくと、2022年にコミュニティで手足口病の蔓延を引き起こす3つの主要なウイルスは、コクサッキーA16(CA16)、コクサッキーA6(CA6)、エンテロウイルス71(EV71)だ。

2022年には、現在までに、合併症である脳炎のために2人のEV71陽性手足口病症例がICUに入院した。どちらの場合も6歳未満の子供だった。

大豆の先物価格が史上最高値に迫る

 


tradingeconomics.com


大豆

tradingeconomics.com 2022/05/27

Soybeans

シカゴの大豆先物は、ブッシェルあたり17ドル近くで取引され、供給が逼迫する中の強い輸出需要に支えられて、4月下旬の過去最高値である17.5ドルから、それほど遠くない位置にある。

2022年から2023年のシーズンの最新の米国農務省の見通しでは、需要に対する大豆の供給は増加すると予測されており、引き続き需給はタイトだ。

カナダ政府が、サル痘発生の3週間ほど前に天然痘ワクチンを大量に発注

 


カナダ公衆衛生庁


カナダ政府はサル痘の発生のちょうど数週間前に50万回分の天然痘ワクチンを注文した

greatgameindia.com 2022/05/26

Canada Ordered 500,000 Smallpox Vaccines Just Weeks Before Monkeypox Outbreak

最初のサル痘の症例が報告される数週間前にカナダ公共事業調達省は、サル痘に対して使用できる天然痘ワクチンの50万回分の入札を行った。

カナダ公衆衛生庁(PHAC)が最初の症例を報告した数週間前の報告によると、「第3世代」天然痘ワクチンである Imvamune の50万回分が、4月21日に、カナダ公衆衛生庁により注文された。サル痘は5月13日に世界保健機関に報告されている。

「現在、天然痘は根絶されていると考えられていますが、天然痘が意図的または意図せずに放出されるリスクが発生した場合に備えて、カナダ公衆衛生庁はカナダ人を天然痘病から免疫するためのワクチンの備蓄を調達しています」と4月21日の入札で述べている。

契約の「評価基準」には、契約締結前に、ワクチンは、天然痘、サル痘、および関連するオルソポックスウイルス感染症および18歳以上の成人の疾患に対する能動免疫について、カナダ保健省の規制当局の承認が必要であると記載されている。

契約の「契約期間」は、2023年4月1日から 2028年3月21日までだ。

病気が「根絶された」と宣言された後、1972年に天然痘ワクチンの定期的な投与をやめるというカナダの決定にもかかわらず、4月の入札によると、同じ属からの病気であるサル痘の突然の発症にちょうど間に合うようにワクチンが到着することになる。

アメリカの議会で「国内テロ防止法」が可決

 


HR350 – 2022年 国内テロ防止法

米国 第117議会 2022/05/18

H.R.350 – Domestic Terrorism Prevention Act of 2022

この法案は、国内テロリズムとヘイトクライムとの関係だけでなく、国内テロリズムに関する情報の入手可能性を拡大するための新しい要件を確立します。

国土安全保障省(DHS)、司法省(DOJ)、および連邦捜査局(FBI)内の国内テロリズムの構成要素が、国内テロリズムを監視、分析、調査、および起訴することを許可します。

DHS、DOJ、およびFBIの国内テロリズムの構成要素は、白人至上主義者関連の事件または未遂事件を含む国内テロリズムについて共同で報告しなければなりません。

DHS、DOJ、およびFBIは、連邦、州、地方、および部族の法執行機関に提供されている、それらの機関のテロ対策トレーニングおよびリソースプログラムを確認する必要があります。さらに、DOJは、国内テロの起訴に関するトレーニングを検察官と米国の弁護士補佐が利用できるようにする必要があります。

それは、白人至上主義者とネオナチの統一されたサービスと連邦法執行機関の侵入を分析し、戦うための省庁間タスクフォースを作成します。

最後に、FBIに対し、国内テロとの関連でヘイトクライム事件を調査するために、各現地事務所に特別捜査官またはヘイトクライム連絡係を割り当てるよう指示します。

[天然痘ワクチン「国内で備蓄」 サル痘にも有効]という報道

 

(※) おそらくはサル痘に有効ではないです。

[参考記事] 現在のサル痘ウイルスは新たな突然変異を含む「超変異体」であることがポルトガル国立衛生研究所などの解析で判明。ほぼ新種のサル痘の模様 (In Deep 2022/05/26)


天然痘ワクチン「国内で備蓄」 サル痘にも有効 – 後藤厚労相

時事 2022/05/27

欧米などで感染報告が相次ぐ天然痘に似た「サル痘」について、後藤茂之厚生労働相は27日の閣議後記者会見で、サル痘にも有効な天然痘ワクチンを「国内で生産、備蓄している」と述べた。ただ、テロ対策を目的とした備蓄のため「確保量は危機管理上の理由から差し控える」とした。

世界保健機関(WHO)や国立感染症研究所などによると、サル痘は主にアフリカで流行する感染症で、発疹や発熱などの症状が出る。天然痘ワクチンには、サル痘の発症予防効果が約85%あるとされ、英国では感染が疑われる人への接種が進められている。

国内での感染例はなく、後藤氏は「人から人への感染はまれとされている。国内外の発生動向を監視しつつ、必要な対応を講じる」と話した。

[1株のサボテンから16輪の花が咲いた]という報道

 

[参考記事] 狂い咲きのユリを見ながら「人類の進化を阻害された今だからこそ悪を想像しろ」とますます思う (In Deep 2021/08/24)


「こんなに咲いたの初めて」サボテン1株からなんと16輪 30年もの丹精に応えた!? 

神戸新聞 NEXT 2022/05/27

兵庫県三木市の吉田平三さん(83)宅で26日、1株のサボテンから16輪の花が咲いた。毎年花を付けるが、通常は1株から多くて5、6輪といい、吉田さんは「こんなに咲いたのは初めて」と開花を喜んだ。

吉田さん宅のサボテンは妻圭代(ますよ)さんの母が育てていたものを、約30年前に譲り受けたという。品種は不明だが、腐らないように高さを調節して2、3年に1度、別の鉢に植え直したり、水やりの回数を工夫したりして丹精してきた。

今月上旬にサボテンに多数の黒いつぼみが付いているのを見つけ、夫婦で開花を心待ちにしていた。つぼみは次第に大きくなり、先端もピンク色に。26日の朝に1株から鮮やかに色づいた16輪が咲いているのを見つけたという。

中東が砂嵐に襲われ続けている。クウェートでは風景が「真っ赤」に

 


激しい砂嵐が終わり、クウェートは航空飛行を再開した

National News 2022/05/23

Kuwait resumes flights after severe dust storm

暴風がイラン、クウェート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦を襲った後、クウェートの国の内務省は視界不良について警告した

砂嵐によって引き起こされた悪天候が収まった後、クウェート国際空港で飛行と航空交通が再開したと民間航空局は述べた。クウェートの民間航空当局は、3時間近くフライトを中断した後、現地時間の午後5時50分に航空交通の復帰を発表した。

5月23日の初め、激しい砂嵐がクウェートを覆ったためクウェートの空はオレンジ色に変わり、この気象現象のために空港当局は、今月2度目のすべてのフライト停止を余儀なくされた。

砂嵐はここ数週間、中東を襲っており、気候変動のために以前より頻繁になっており、人の健康を深刻なリスクにさらす可能性があると専門家は述べる。

2週間前にイラクで少なくとも 4,000人が砂嵐により呼吸器系の問題で病院に運ばれた。4月中旬から 9回の砂嵐がイラクを襲っている。

砂嵐はまた、イラン、クウェート、サウジアラビア、およびアラブ首長国連邦の一部を窒息させた。

そして、今後数日でさらに砂嵐が発生する可能性が高い。

国立気象センターは、サウジアラビアの多くの都市が砂嵐につながる可能性のある強風の影響を受けると警告を発している。

ヒトヘルペスウイルス6型 (HHV-6)が流産の原因となることが1993年に判明していた

 

(※) 偶然見つけた1993年の日本の論文です。

[参考記事] まあ、男性のほうも不妊になりますよ (In Deep 2021/09/13)


自然流産患者の絨毛内のHHV-6の局在

奈良医大など 1993年2月

〔目的〕我々はこれまで妊婦におけるHHV− 6の感 染実態を検索し妊娠への影響を検討してきた。 今回 、 自然流産患者の絨毛内に HHV−6 抗原、ウイルス粒子が確認できたので報告する。

〔方法〕

1. 関節蛍光抗体法 (IF法)を用い初妊婦148名の血清抗体価を測定した。
2. また本法を用い、自然流産妊婦血清の抗HHV−61gG,IgG、IgM 抗体価を測定した。
3. 流産絨毛についてHHV-6モノクローナル抗体を用いて HHV-6抗原の有無、局在部位等について検索した。
4. 電顕を用いて絨毛内のウイルス粒子の確認を試み、さらにその ウイルス粒子が HHV-6 であるか否かを免疫電顕にて検索した。

〔成績〕

1. 正常初妊婦148名の抗体陽性者はIF法10倍以上を陽性とした場合 125例( 84.5%)だった。
2. 自然流産 42例中、抗体陽性者は 39例( 92.9%)で、4例(9.5 %)に IgM 抗体を認めた。
3. そのうち 3例(7.1%)の 絨毛合胞細胞に HHV-6 が存在し、組織学的にも同部位の変性を認めた。
4. 電顕所見では同部位にヘルペスウイルス様の粒子が観察された。
5. 免疫電顕にてその粒子が HHV-6 であることが確認された。

〔結論〕我々はこれまで HHV-6 の妊婦への影響の一つとして自然流産を示唆してきた。今回、HHV-6モノクロ ーナル抗体を用いて流産絨毛上皮内での HHV-6抗原の局在が明らかになり、さらには同じ流産絨毛細胞から電顕にてウイルス粒子が見られ、免疫電顕でそのウイルス粒子が HHV-6 であることを初めて発見した。

これらの事実より、HHV-6 が明らかに絨毛に感染し上皮細胞に組織学的な変化を起こすことにより流産の原因となるウイルスであることを突き止めた。

カンボジアで需給逼迫によりコメ価格が上昇の予想

 


【カンボジア】数カ月でコメが最大2割上昇、需給逼迫で

NNA 2022/05/26

カンボジアで、コメ価格が上昇しそうだ。肥料などの値上がりを背景にコメの生産と在庫が世界的に減少し、需給が逼迫すると見られていることが背景にある。業界団体によると、足元の価格から向こう数カ月で最大2割上がる見通しだ。クメール・タイムズが25日に伝えた。

カンボジア・コメ連盟(CRF)のルン・イェン事務局長が、1~2割ほどコメが値上がりすると予想した。このところの肥料や燃料価格の高騰でコメの生産が減少しているためだという。足元の価格は1トン840米ドル(約10万7,000円)。

コメの需給バランスについては、世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長がこのほど、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化すれば食糧危機が世界的に悪化するとして警鐘を鳴らしていた。

カンボジアはコメの輸出国で、今年1~4月に累計で22万トン超を海外に出荷。このうち約3割の6万8,555トンを欧州に販売した。農業省によれば、4月時点で乾期に収穫されたコメは290万トン超となっている

[中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到]という報道

 


中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到 40万人に影響か

テレ朝news 2022/05/26

中国で複数の地方銀行から8000億円規模の巨額の預金が引き出せなくなっていて、預金者らから抗議が殺到しています。

返金を求める抗議者:「預金を返せ、預金を返せ」

返金を求める男性:「銀行で、こんなことが起きるなんて考えもしなかった。何の説明もない」

中国の投資会社傘下の複数の地方銀行では、先月から総額で8000億円にも上る預金が引き出せない状態が続いています。

問題の銀行はネット経由でも手軽に預金ができ、影響は40万人に及ぶとみられています。

地元警察は、投資会社が預金を使い込んだ疑いがあるとみて調べています。

ドイツ政府が「サル痘に感染した人との接触者」へのサル痘ワクチンの接種を準備

 


ドイツはサル痘の蔓延に対する予防策として40,000回分のワクチンを注文した

Reuters 2022/05/25

Germany orders 40,000 vaccine doses as precaution against monkeypox spread

ドイツ政府は、ドイツでのサル痘の発生がさらに深刻になった場合、サル痘に感染した人々の接触者にワクチンを接種する準備をするために、バイエルンワクチン 40,000回分を注文した。

ドイツのカール・ローターバッハ保健相は記者会見で、感染者に推奨される少なくとも21日間の隔離期間などの措置で、発生を封じ込めるのに今のところ十分であると述べた。

しかし、「感染がさらに拡大した場合、現時点ではまだ推奨されていないが、必要になる可能性のある可能性のある範囲のワクチン接種に備えたいと思う」と、感染者の接触者にワクチン接種する戦略に言及して保健相は述べた。

保健相は、サル痘の発生を封じ込めることはできており、新たなパンデミックの開始は示されていないと述べ、早期の介入は病原体が地域社会に定着することを防ぐことができると付け加えた。

世界保健機関の関係者は 5月23日に同様のガイダンスを発表し、衛生や安全な性行動などの対策が蔓延を抑えるのに役立つため、このアウトブレイクは集団予防接種を必要としないと述べている。

日本人研究者たちによる「塩水を真水に変える“極細チューブ”」がサイエンス誌に発表される

(※) サイエンスの論文は以下だと思われます。

高密度のフッ素性内面を備えたナノチャネルを介した超高速の水の浸透
Ultrafast water permeation through nanochannels with a densely fluorous interior surface


研究から10年… 塩水を真水に変える“極細チューブ”開発「4500倍の速さで塩分を弾く」

ABEMA TIMES 2022/05/25

「一口で言うと塩水を高速で真水に変える技術。これまでのみんなが目指してきたものに対して、4500倍の速さで水を流して、かつ塩分を弾くことができるというのが今回報告した内容」

東京大学の相田卓三教授らの研究グループが、塩分は通さずに水だけを通す極細のチューブを開発。5月12日付の米科学誌『サイエンス』で発表された。

国連サミットで採択されたSDGsの17の目標でも安全な飲料水の確保について触れられる中、海水を淡水化する画期的な技術として期待が寄せられている。研究グループは、内側がフッ素で覆われた内径0.9nm(ナノメートル)という小さな穴があいた化合物を、1列に重ねることでチューブ化した。

「食塩はナトリウムイオンと塩化物イオンでできている。私たちのチューブは内側をフッ素加工していて、フッ素部分はマイナスを帯電している」

「チューブの入口全体がマイナスになっていて、そこに塩化ナトリウムが入ろうとすると、マイナスとマイナスが反発して入ってこれない。塩化物イオンが中に入らなければ、それと対になっているナトリウムイオンも入ってこれない。つまり、塩化ナトリウムが弾かれる仕組みだ」

海水の淡水化において、これまで注目されていたのが、人間の体内の細胞膜に存在する「アクアポリン」と呼ばれる水分子だけを通し、イオンや他の物質は通さないたんぱく質だった。これまでアクアポリンを模倣した様々なナノチューブが開発されてきたが、その性質を大きく超えるモノは報告されていないという。

そこで、今回の研究グループは「従来とは異なる”戦略”をとった」と伊藤喜光准教授は語る。

「水を通して塩をギリギリ通さないスレスレのサイズを狙おうというのが、これまでの戦略だった。我々のチューブというのは、単純な大きさからいえばイオンより大きい。他の競争相手から比べるとかなり大きい穴を使っている。穴が大きければ水が通るのが早いのが当たり前で、大きくても塩が通らないということがすごいこと」

塩化物イオンを通すほどの大きな穴だからこそ、従来の4500倍という速度で水を通すことができるフッ素ナノチューブ。このアイディアを思いついたのが、当時、東京大学で博士課程の学生だった佐藤浩平さんだった。

「アクアポリンの内側も実は水をちょっと弾くようなものになっていて、それが理由で体の中ですごく水が早く通るという仕組みがあった。もっと弾いたら、もっと早くなるんじゃないかなと。身の回りにあったフライパンが『これならいけるんじゃないか』と思い、輪の中にテフロンのフライパンの表面コーティングのような構造を導入した分子を設計した」

この発想から研究がスタートし、今回の発表までにかかった時間は実に10年。相田教授は、今回インタビューに答えたメンバーのほか、「学生など大勢の研究者によって成し遂げられた成果だ」と胸を張る。

「色々考えさせられることがあって、1つは日本『科学技術立国の立場はどうなるんだ』とか言われている。『日本人として今のままではすまんぞ』という気持はあるので、そういう意味で非常によかった」

「失敗100、成功1というのはまだ良い方で、失敗500、成功1くらい。その小さな穴をみんなで勇気を出して越えていっているというのが研究の大変さであり、越えた後また同じマラソンを走りたくなる。そこを理解していただいて、これから『科学者になりたい』というお子さんがいたときに、その夢を私たちが壊さないように、『将来明るいよ』というものを見せたい」

アメリカ政府が「石油輸出制限」の可能性に言及

 

(参考記事) アメリカの戦略石油備蓄が過去35年で最低の水準にまで減少 (2022/05/17)


米、石油輸出制限も排除せず 燃料価格抑制で=エネルギー長官

ロイター 2022/05/25

グランホルム米エネルギー長官は24日、バイデン大統領は国内燃料価格の高騰を和らげるため、輸出制限を導入する可能性を排除していないと述べた。

戦略石油備蓄システム視察のため訪問したルイジアナ州で、輸出制限を検討しているかと問われ「大統領がいかなる手段も排除していないことを確認できる」と答えた。

エネルギー省エネルギー情報局によると、米国が2021年に輸出した原油および石油精製品は日量約860万バレルとなり、輸入量を若干上回った。

バイデン政権は、これまでにガソリン高への対策として戦略石油備蓄からの過去最大の放出や、エタノール混合比率が高いガソリンの販売拡大容認などの措置を打ち出してきた。

また、ディーゼル燃料の緊急備蓄放出やガソリンから発生するスモッグに関する規制の撤廃などの選択肢も検討している。当局者らは一方で、輸出制限には消極的な姿勢を示してきた。

国内の石油生産者は輸出制限について、ロシア産原油への依存度低下を目指す欧州諸国を支援する米国の取り組みに逆行する可能性があるとして、反対している。

[サル痘ワクチン、米国家備蓄から放出へ]という報道

(※) 現在のサル痘はオリジナルと異なるものとなっている可能性が高く、このサル痘ワクチンはすでに効かないと思われます。以下の記事等をご参照下さればと思います。

[記事] また武漢から始まるのかよ……。というわけで、武漢ウイルス研究所の石正麗博士が今年2月に発表した「サル痘 DNA の形質転換」の研究論文のご紹介 (In Deep 2022/05/24)


サル痘ワクチン、米国家備蓄から放出へ 高リスクの接触者向け CDC発表

CNN 2022/05/24

欧米を中心に感染報告が相次いでいるウイルス性疾患「サル痘」について、米疾病対策センター(CDC)は23日、戦略国家備蓄からのワクチン放出の要請に応える方針を示した。

米国では23日までにサル痘の症例1例が確認されているほか、疑いのある症例が4例報告されている。

CDCの専門家ジェニファー・マッキストン氏は、初期の患者と接触したリスクの高い人のために、国家備蓄からの「Jynneos」ワクチン放出の要請があり、積極的な対応に当たっていると説明。米国には天然痘予防を目的としたワクチンの十分な蓄えがあると強調した。

Jynneosは2回の接種を行うワクチンで、米国では天然痘とサル痘の予防を目的として承認されている。

マッキストン氏はJynneosについて「現時点で1000回分以上が利用できる。同ワクチンの製造会社から提供を受け、今後数週間で迅速に供給量を増やすことができる見通しだ」とした。

米国で承認されているもう1つの天然痘ワクチン「ACAM2000」もサル痘の予防に利用でき、こちらは1億回分以上の備蓄があるという。ただしACAM2000は古い世代の天然痘ワクチンで、重度の副反応を伴う可能性がある。従ってこれを幅広く利用するためには真剣な論議が必要とされる」(マッキストン氏)

CDCは、サル痘の感染が確認された患者との接触者や、医療従事者、濃厚接触者、重症化リスクが高い人を対象にワクチンを供給する方針。

[アニサキス食中毒多発 鳥取県が注意喚起]という報道

 

(※) 日本人は、過去にいたるまでるものすごく大量の刺身を食べ続けているのですから、実際には非常に多くの人たちがアニサキスを体内に入れているのが現実だと思います。ですので、アニサキスというのは「体が普通の状態なら発症しない」ものだと考えます。

これにはアレルギーが関与している可能性がある一方で、1975年の札幌医科大学の「実験アニサキス症における細胞性免疫に関する研究」 (PDF)という論文には、

> アニサキス症の免疫応答には細胞性免疫も関与している可能性を初めて示唆した…

とあり、「ワクチン後の免疫の抑制」がアニサキス症多発の原因としてひとつあるのではないかと思います。


アニサキス食中毒多発 鳥取県が注意喚起 鮮魚店で購入のサバで発症の例も

日本海テレビG 2022/05/24

生でサバなどの魚介類を食べた後、激しい腹痛や吐き気などの症状が起きるアニサキスによる食中毒が5月に入って多発しており、保健所などでは注意を呼び掛けている。

鳥取県によると、5月14日にも鳥取県中部の鮮魚店でサバなどを購入し、自宅で刺身にして食べた女性が食中毒と思われる症状を発症。

医療機関でアニサキスよる食中毒と診断された。

アニサキスによる食中毒は、鳥取県内ではここ数年、一桁台で推移していたものの、今年は既に10件を超えている。

保健所では魚介類を食べる場合は、内臓を取り除き、加熱調理するなど十分注意するよう呼び掛けている。

サル痘のイギリスでの感染確認症例数が57件となり世界トップに。1日で倍増

 

(※) 昨日5月23日のイギリスの感染確認事例は 20件でした。「疑わしい事例」がすべて確認されて、さらに増加したという感じのようです。以下の記事に昨日の状況があります。

[記事] サル痘疑いが欧米を中心とした17カ国の200人超に至り、ベルギー政府は「強制隔離」を開始… (In Deep 2022/05/24)

以下は、5月24日午前(日本時間)の報告状況です。


BNO News

[世界の海面水位が過去最高に]という報道

 

(※) これは、この報道では、「温暖化の影響を受け」とありますが、まあ今はどんな報道でもそのようになるでしょうけれど、実は、「それとは関係ない要因で、海面上昇が激化する」という予測が存在します。気温とかまったく関係ない話です。

ただ、科学的な根拠を今は提示できないですので、ご紹介したことはないのですが、今後、数年、数十年、かなりの事態になる可能性がある気はしています。

ちなみに、実際には南極の海氷は増加しています。


世界の海面が過去最高に 年平均4.5ミリのペースで上昇 国連

TBS NEWS DIG 2022/05/19

WMO=世界気象機関は18日、世界の海面が年平均で4.5ミリ上昇していて、過去最高に達していると発表しました。

WMOが18日に発表した2021年の世界の気候に関する報告書によりますと、世界の海面は2013年から2021年の間に年平均で4.5ミリ上昇し、過去最高に到達したということです。

1993年から10年間の年平均の海面上昇は2.1ミリで、ペースは倍以上になっています。

温暖化の影響を受け、南極の厚い氷がとけて海に流れ込んでいることなどが理由だとしていて、海水温も上昇し続けているということです。

海面上昇は沿岸に住む何億人もの人に甚大な影響を及ぼす恐れがあるとしていて、WMOのターラス事務局長は「大気から炭素を取り除く手段が発明されない限り、海面と海水温の上昇は何百年も続くだろう」と警鐘をならしました。