ベトナムで「1世紀ぶりの大雨」 フエ市が水没





1世紀ぶり:前例のない夏の洪水がベトナムのフエ市を水没させる

tuoitre.vn 2025/06/13

First in a century: Unprecedented summer flood submerges Vietnam’s Hue City

稀で歴史的な気象現象として、ベトナム中部のフエ市は、中部地域に大雨をもたらした暴風雨ウティップによって引き起こされた季節外れの洪水で水没している。これはここ1世紀以上、夏には見られなかった現象だ。


フエ市の多くの地域が浸水している。

広範囲にわたる洪水は、今年初めて東ベトナム海に上陸した嵐「ウティップ」の影響による 3日間連続の集中豪雨の後に始まった。

フエ市自然災害防止・捜索救助運営委員会によると、降雨量は多くの地域で 160~ 400mmと非常に多く、フーロック県とア・ルオイ県では 400~ 700mmを記録した。

金曜日の朝、主要な河川の水位が急上昇し、有名なフォン川は洪水警戒レベル 2を超えた。

すでに豪雨で増水していたこれらの川の上流にある貯水池や水力発電ダムは、構造上の安全を保つために放水を開始した。

その結果、市内の複数の地域が洪水に見舞われた。

フエ気象観測所長のグエン・ヴァン・フン氏は、この現象を「極めて珍しい現象」だと呼んだ。

同氏は、夏の初めにフエがこれほど大規模な洪水に見舞われたのは歴史上初めてのことだと指摘した。

「信じられないくらいです。たった一度の長引く暴風雨の直後に、貯水池が満水になったんです」とフン氏は語った。

「雨が激しくなり、気象パターンはますます予測不可能かつ不規則になってきています」