これはつまり「人口で 15歳未満と 15歳以上が同じ数」だということです。日本などの主要国は、おおむね中央値は、47歳から 50歳です。もうまるで違う国です。
世界の各地域で最も平均年齢が若い国々
statista.com
以下に統計サイトの statista の文章を翻訳しておきます。
世界で最も若い国々
statista 2024/08/12
The World’s Youngest Countries
世界で最も若い国はアフリカにある。最も若いのはニジェールで、平均年齢はわずか 15歳だ。つまり、この国では 15歳以上の人と 15歳以下の人が同数いるということになる。
中東とアジア太平洋地域では、最も若い国と地域の平均年齢は 20歳から 22歳程度だが、ヨーロッパで最も若い国と地域の平均年齢はそれよりずっと高くなっている。平均年齢が 32歳のコソボ、36歳のアルバニア、3 歳のアイスランドだ。
日本、イタリア、スペイン、ドイツなど、世界で最も高齢化が進んでいる国々の平均年齢は 47歳から 50歳で、これらの国では、労働年齢人口の減少とそれが経済成長に及ぼす脅威という人口動態の問題に取り組んでいる。
一方、アフリカの非常に若い国々は、経済、制度、教育施設が、生み出す多数の子供や若者を養うことができないという、逆の問題を抱えている。
中央アフリカの国ニジェールでは、貧困と児童婚が引き続き問題となっており、世界銀行は、貧困国での高い出生率は健康状態を悪化させ、人的資本への投資を減らし、経済成長を鈍化させると見ている。ニジェールは、伝統的に国内および地域でより豊かな生活を送るチャンスと結び付けられてきた児童婚と出生率の削減に取り組んでいる。
最も若い 21カ国はアフリカにあり、ウガンダ、アンゴラ、マリも中央年齢がわずか 16歳だ。
アフリカ以外で最も若い地域はパレスチナで、中央年齢はガザで 19.5歳、ヨルダン川西岸で 21.9歳だ。これに続いてアフガニスタンが 20歳、東ティモールが 20.6歳、パプアニューギニアが 21.7歳だ。
多くのアフリカ諸国の経済と発展の見通しは依然として貧しく、その結果大家族が標準のままである一方、アフリカ以外の非常に若い国では、イエメン、イラク、ハイチも含め、長期にわたる紛争や戦争によって発展の見通しが脅かされることが多かった。