[謎の深海魚「リュウグウノツカイ」また生きた状態で捕まる…2週連続2匹目]という島根県の報道

河口で捕獲されるのは世界的にも珍しいですね。リュウグウノツカイは、直近の地震などと関係するものではないようですが、「中期のスパン」では、やや何かと関係しているようです。以下のような資料があります。

東海大学海洋研究所の調査より

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あと、関係のないことですが、2019年1月に 6匹連続でリュウグウノツカイが打ち上げられたのは、今年1月に地震があった能登半島の領域でした。

2019年1月に 6匹のリュウグウノツカイが打ち上げられた富山湾

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珍事 謎の深海魚「リュウグウノツカイ」また生きた状態で捕まる…2週連続2匹目 ほぼ完全に近い綺麗な個体 今度は河口で

BSS山陰放送 2024/06/15

珍しい生き物が今月、連続して発見されています。

島根県江津市の江の川河口で、深海魚「リュウグウノツカイ」が生きた状態で捕まりました。

深海魚「リュウグウノツカイ」が見つかったのは、15日午前11時頃。深海ではなく、島根県江津市の江の川河口で、釣りをしていた人が、泳いでいるリュウグウノツカイを発見しました。

正午頃、駆けつけた島根県立しまね海洋館アクアスのスタッフらが捕獲。生きていたため、アクアス一階の展示水槽に移しました。

見つかったリュウグウノツカイは体長約2メートル50センチ前後。ほぼ完全に近い綺麗な個体です。

捕獲された時にはまだ元気に泳いでおり、アクアスに搬送された際も泳いでいたとのことで、一階の「しまねの深い海」水槽に展示し、来館者に見てもらうことにしました。

アクアスで生きたリュウグウノツカイを展示するのは初めてです。

リュウグウノツカイは太平洋側の水深800メートルから1000メートルに住む深海魚で、その詳しい生態はほとんどまだ解明されていません。

来館者
「剥製のやつは見たことあるんですけど、生きたリュウグウノツカイは貴重だなと思います」

しまね海洋館アクアスのスタッフ 周藤愛弥さん
「生きている状態で展示するのはたいへん珍しいです。今は水槽の下に沈んで微かに呼吸がある状態なんですが、発見時は泳いでいて、自力で攻撃をする場面もみられました」

「リュウグウノツカイ」は、同じ江津市で今月3日にも生きたまま捕まりました。市内の定置網に3日、生きた状態でかかり、漁業関係者からアクアスに連絡がありました。

体長は約1メートル70センチ。トサカのように赤く長い背びれ、そして胸びれが特徴的。この時捕まったリュウグウノツカイはまだ若い子どもと見られ、尾ビレの先端が欠けていましたが、ほぼ完全に近い綺麗な個体でした。

しまね海洋館アクアス 獣医師 田中議顕さん
「もともと深海魚であることと日本海には生息していないものなので、日本海まで来ているというのはすでに弱っている。展示までもっていけないのは残念だなというところでした」

職員
「表面はザラザラしていますね…」

リュウグウノツカイ、表面は少しザラザラしているようです。

今回見つかったリュウグウノツカイもだんだん弱っているということで、死んだ後は冷凍保存して研究者に提供する予定ということです。