[「市場はもう手遅れ」JPモルガンがさらなる株価下落を警告]というフォーブスの報道

 


「市場はもう手遅れ」JPモルガンがさらなる株価下落を警告

Forbes JAPAN 2023/02/21

米国が最終的に景気後退を回避することへの期待が高まっているにもかかわらず、JPモルガンのエコノミストは、多くの指標が依然として不気味なサインを点滅させていると警告した。

米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが市場全体に行き渡るためには、数年がかかると予測され、経済と株式は今後の数カ月で打撃を受ける可能性があると同社は述べている。

「市場には不吉な兆候がある」とミスラフ・マテイカ率いるJPモルガンのアナリストは、2月20日のメモで述べ、直近の市場の上昇が3月末まで衰え続け、今四半期が今年の株式市場のピークになる可能性を示す多くの警告サインが灯ったと指摘した。

その1つはイールドカーブが「大きく逆転」したままであることだ。米国が景気後退を回避できるという楽観的な見方が増えているにもかかわらず、過去50年間のすべての米国の不況に先行したイールドカーブの逆転が、1980年代以降で最も強まっているとJPモルガンは指摘し「このような状況下で不況を回避できた例はない」と述べた。

さらに、米国のマネーサプライは3月から急激に減少し、2006年以降で初めて年間ベースでマイナスとなった。銀行が融資基準を厳しくし始めたことで、過去の不況に先行して見られた借入れ需要の急減が起きている。

「もう手遅れだ」とJPモルガンのマテイカは指摘し、FRBが過去1年間に行った積極的な利上げが経済全体に波及するには最長で2年がかかると述べ、この先のさらなる打撃を警告した。

所得に占める住宅ローンの割合は13%から26%へと倍増し、貯蓄率はほぼゼロになった。しかし、マテイカは、FRBが今年中に少なくともあと2回の利上げを行うと予想し「FRBが利上げをやめる前に株価がサイクルの底を打ったことはない」と指摘した。

一方、弱気な見方が根強い中で、もっと楽観的な意見もある。ヤン・ハツィウス率いるゴールドマン・サックスのエコノミストは先週、景気後退の確率を平均予測の65%を大幅に下回るわずか25%とした。これは、大幅な雇用統計の改善に見られる「労働市場の強さが続いている」ことと、企業が経済に対してより楽観的になっている初期の兆候を考慮した結果という。

政策金利は5.5%視野に

FRBは22日に米国連邦公開市場委員会(FOMC)の前回会合の議事要旨を発表する予定だ。クリーブランド連邦準備銀行のメスター総裁は先週、0.25ポイントの利上げを決定した前回のFOMCについて「経済の状況を踏まえると、0.5ポイントの利上げが適切との見方に説得力があった」と述べた。

メスター総裁は、昨年夏以降のインフレ率の緩和を歓迎しながらも「まだ高すぎる」と警告した。

個人消費の底堅さとサプライチェーンの混乱の中で、米国のインフレ率は昨年6月に9.1%と40年ぶりの高水準に急騰し、FRBは金利の引き上げを余儀なくされた。

専門家は、利上げが景気を減速させ、不必要な景気後退を招く恐れがあると主張してきたが、インフレは予想以上に長引き、再び上昇する可能性も指摘されている。セブンスレポートのストラテジストのトム・エッセイは20日のメモで「市場はFRBがまだ利上げの終了に近づいていないことを認めている」と書いた。

FRBがいつ利上げをやめるかは不明だが、ゴールドマンとバンク・オブ・アメリカのアナリストは、先週の予想以上に高いインフレ率を受け、さらなる利上げを予想した。彼らは、FRBが最大で5.5%まで政策金利を引き上げ、20年以上ぶりの高水準に達する可能性があると予想した。

[バフムト前線の兵士の寿命はたった「4時間」 – アメリカ人義勇兵が証言]という報道

 

(参考記事) バフムトで、ウクライナ軍が全滅間近の模様
地球の記録 2023年2月8日


バフムト前線の兵士の寿命はたった「4時間」 – アメリカ人義勇兵が証言

Newsweek 2023/02/21

ロシア軍の執拗な攻撃に抵抗し続けるウクライナ兵の寿命はそれほどに短く、おぞましい戦場だと義勇兵は語る

ウクライナ東部バフムトの戦場はおぞましい――ウクライナの前線で戦っているアメリカ人義勇兵は、こう警告している。

ロシアが2022年2月にウクライナに対する「特別軍事作戦」を開始してから、まもなく1年になる。軍事専門家たちは、冬の寒さが和らいで春が近づくなか、ロシア軍が新たに大攻勢をかけるのではないかと予想している。

なかでも2022年7月から激しい戦闘が続いている要衝バフムト、元米海兵隊員のトロイ・オッフェンベッカーによれば、現地は身の毛もよだつような惨状だという。

外国人義勇兵で構成されるウクライナ防衛外国人部隊に参加しているオッフェンベッカーは米ABCニュースに対し、ウクライナ軍の兵士がバフムトの前線に立ってからの「寿命」は、わずか4時間程度だと語った。

「現地の状況はきわめて悪い」と彼は述べ、さらにこう続けた。「かなり多くの犠牲者が出ている。前線に立った兵士の寿命は、4時間程度だ」

オッフェンベッカーは、バフムトはその凄惨な状況から「肉挽き器」と呼ばれていることを引き合いに出し、戦況はまさに「混沌としている」と説明した。

ロシアは昨夏以降、バフムトの掌握を目指してこの地域に集中的に戦力を投入してきた。だがほかの数多くの地域での戦闘と同様に、ロシア軍はここでもウクライナ軍の激しい抵抗に直面している。

大攻勢は「既に始まっている」が、だがオッフェンベッカーは、現地にいるウクライナ軍の部隊があとどれだけ持ちこたえられるかは分からないとしている。彼はABCニュースに対して、バフムトに焦点を当てたロシア軍による大攻勢は、既に始まっているとの見方を示した。

バフムトの戦いでは、ロシア側もウクライナ側もかなりの戦死者が出していると言われる。オッフェンベッカーは、ロシア軍については、装備の損失や兵士の訓練不足が原因で苦戦を強いられているという報道があるものの、バフムトに対しては「ノンストップで」攻撃を仕掛けてきており、「昼も夜も絶え間なく」砲弾が飛んでくると述べた。

元米海兵隊大佐でシンクタンク「戦略国際問題研究所」の上級顧問であるマーク・キャンシアンは本誌に対し、バフムトにおける戦いは第一次大戦を彷彿とさせると言う。「第一次大戦では戦線にはあまり動きがなかったが、兵士や装備は激しく消耗した」と述べた。

キャンシアンは、自分もほかの軍事専門家も、ロシア軍による攻勢は「一気に」行われるもので、彼らがある日突然「大規模な攻撃」を仕掛けてくると考えていた、と説明。だがバフムトの場合はそれとは異なり、一気にというよりこの地域に徐々に戦力を集中させていくつもりのように思えると述べた。

[ゾコーバ使用した妊婦が流産、厚労省が報告]という報道

 

(※) 基本的に、妊婦さんはどんなものも飲んだらダメ。接種も。ゾコーバについては、以下の記事にあります。

[記事] 21世紀の新しい形の「形而上的な薬剤の姿」を見ながら「これではいつかは、これまでのすべての対象者の致死率が100パーセントになってしまう」と、つくづく思う戦争3年目
In Deep 2022年11月24日


ゾコーバ使用した妊婦が流産、厚労省が報告…「因果関係は不明」

読売新聞 2023/02/21

厚生労働省は21日、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬ゾコーバについて、使用した30歳代の妊婦が流産したと、専門家調査会に報告した。

妊婦は、胎児の成長に悪影響が出る恐れがあるため使用が禁じられている。

専門家からは「自然流産の可能性もあり、服薬との因果関係は不明」との指摘があった。

これまで妊婦2人がゾコーバを使ったことが判明しており、今回、うち1人が流産したことが報告された。

厚労省は都道府県などを通じ、医療機関に患者が妊娠していないことや妊娠の可能性がないことを入念に確認するよう求める事務連絡を出している。

バイデン氏のキエフ訪問を受けてのメドベージェフ元ロシア大統領のテレグラム投稿より

 


ドミトリー・メドベージェフ

medvedev_telegram 2023/02/30

Дмитрий Медведев

バイデン氏が、ついにキエフに向かった。

彼は多くの武器提供を約束し、墓場までネオナチ政権への忠誠を持ち続けることを誓った。そしてもちろん、新しい武器と勇敢な人々がもたらす勝利についての相互の呪文があった。

そしてここで、西側諸国がウクライナにかなり定期的に武器と資金を届けていることに注意することが重要だ。

これは、NATO諸国の軍産複合体が大量にお金を稼ぎ、世界中のテロリストに販売する武器を盗むことを可能にする。

ウクライナの人々に関しては…ここではもっと複雑だ。

私は最近、ウクライナ領からの移民の方と話をした。そして簡単な統計を思い出した。

国勢調査によると、2001年のウクライナの人口は約 4,850万人だった (当時海外で働いていた人を含む)。

2014年にクリミアとドンバスが崩壊した。その後、ロシアによる特別軍事作戦と、人々の活発な国外への流出が始まった。

さまざまな専門家たちによると、合計で 1,500万から 2,000万人がウクライナから去った。したがって、その奇妙な構成の人口は、現在 2000万から 2500万人であり、それ以上ではない。そして、それは縮小する傾向が続いている。

もちろん、戦車と砲弾は重要だろう。

しかし間違いなく最も重要なのは「人」だ。

ウクライナの人々は、海の向こうからやってきた老人にも、麻薬中毒者のギャングにも従わない。

ウクライナの人々の大規模な国外への流出は、未来が誰のものであるかという問題への答えだ。

ロシアのテレビ局が、2月21日のプーチン大統領の演説への「カウントダウン」を開始

 

> テレビ局「ロシア24」は、明日のプーチン大統領の演説のカウントダウンを開始しました。一部のアナリストたちは、バイデン氏のキエフへの訪問がリスクを高めたと述べており、プーチン氏は彼のスピーチを「さらに厳しいものにする」ために追加の編集を行う可能性があります。

Valerie Hopkins

EUが対ロシア制裁を2024年2月24日まで延長

 

(※) ヨーロッパは…次の冬を普通に越すことは難しそうです。

[参考報道] 「対ロシア制裁は、ウクライナ紛争を止めることはできなかったが、ヨーロッパに深刻な打撃を与えた」とハンガリーの首相が述べる (2023/02/20)


EU、対ロシア制裁を2024年2月24日まで延長

RT 2023/02/21

Евросоюз продлил действие антироссийских санкций до 24 февраля 2024 года

欧州連合理事会は、ロシアに対する制裁を 2024年2月24日まで延長することを承認した。

EUの公式ジャーナルに掲載された文書に記載されている。

2月14日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアは「無限の制裁」の圧力の下で生きていると述べた。

同時に、プーチン氏は、ロシアは特に問題なく静かに経過していると述べた。

EU外交の責任者であるジョセップ・ボレル氏は、対ロシア制裁の10番目のパッケージが 2月24日までに採択されると述べた。

ロシアの2022年の「純輸出」が大幅に増加

 


ロシアGDP、22年は2.1%減 侵攻直後の予想より改善

ロイター 2023/02/21

ロシア連邦統計局が20日発表した2022年国内総生産(GDP)は前年比2.1%減少した。ウクライナ侵攻の影響で21年の5.6%増からマイナスに転じた。

侵攻開始直後の予想よりは小幅なマイナスにとどまった。経済省は12%を超える落ち込みを予測していた時期もあった。侵攻前の政府見通しは3%のプラス成長だった。

統計によると、GDPは製造業、卸売・小売業などで減少した一方、農業、接客業、建設業、鉱業では増加。また、行政および「軍事安全保障」が4.1%増となった。

アナリストらは、軍事支出の増加が工業生産の落ち込みを一部相殺していると指摘した。

純輸出は9.3%から12.8%に増加。統計局は「輸出された燃料やエネルギー製品の価格が輸入を大きく上回ったため」としている。

ロシア中央銀行は同日、23年第1・四半期のGDPを前年比2.4%減、インフレ率を同3.6%と予想した。