アルゼンチン政府が 60%のインフレの中で「紙幣の印刷を停止する」と発表

 


アルゼンチン政府は、60%のインフレと戦うために紙幣の印刷をやめることを約束した

ブエノスアイレス・タイムズ 2022/08/03

Argentina pledges end of money printing to battle 60% inflation

アルゼンチンの新しい経済大臣であるセルジオ・マッサ氏は、就任宣誓の数時間後にアルゼンチンの金融危機を遅らせる計画を発表した。大臣は、インフレを遅らせるために紙幣の印刷を停止すると述べている。

セルジオ・マッサ新経済相は、暴走するインフレを助長する紙幣の印刷をやめると約束し、同国の深刻化する危機を好転させるための戦略を概説した。

マッサ氏は、アルベルト・フェルナンデス大統領から 1か月の間に 3人目の大臣として宣誓された後、経済ロードマップを展開した。マッサ氏の措置は、輸出の促進、国の財政赤字の削減、また中央銀行の準備金の減少にも重点を置いている。

マッサ氏は、今年末までに 90%に達すると予想されるインフレを抑えるという大きな課題を受け継いでいる。国際資本市場から切り離されたフェルナンデス政権は、慢性的な財政赤字を補うために紙幣の印刷に頼ってきた。

「魔法は存在しません」とマッサ氏はブエノスアイレスで記者団に率直に語った。「私たちは、決意を持ってインフレに立ち向かわなければなりません」