[ピーマンの病害虫、多数発生の恐れ]という大分県からの報道

 


ピーマンの病害虫、多数発生の恐れ 発生圃場33.3%にも 大分

毎日新聞 2022/06/09

ピーマンにウイルスを媒介する害虫「アザミウマ類」が多数発生し、被害が広がる恐れがあるとして、大分県は予察注意報を発表した。

県農林水産研究指導センターのホームページなどで防除ネットの設置といった対策を紹介している。

県地域農業振興課によると、対象となるのは「ミカンキイロアザミウマ」(体長0・9~1・4ミリ)と「ヒラズハナアザミウマ」(体長1~1・7ミリ)。ピーマンにウイルスを感染させて枯れさせてしまう「ピーマン黄化えそ病」を媒介するという。

5月中旬の巡回調査では、アザミウマ類が発生した圃場(ほじょう)が33・3%(平年18・3%、前年0%)に及ぶ。県内では、今年2~3月上旬に少雨傾向が続くなどして多く発生したとみられる。

花卉(かき)類やトマト、イチゴといった多くの園芸作物にも広く被害が及ぶという。今後も平年に比べ曇りや雨の日が多いなど、発生に適した状態が続くとみられ、同課は早期発見、早期防除を呼びかけている。