ステーブルコイン第2位のUSDコインの資産がシリコンバレー銀行破綻からの1日で1360億円減少

&nbsp

(※) ステーブルコインというのは、円やドルといった法定通貨などを担保にすることで、価格が大きく変動しないよう設計されている、ネット上で使うデジタル決済手段の一つだそうです。


USDコインの時価総額が10億ドル減、シリコンバレー銀行の破綻以降

coindeskjapan.com 2023/03/11

USDコイン(USCD)はナンセンのデータによると、シリコンバレー銀行が破綻した3月10日朝から、時価総額が約10億ドル(約1360億円)減少している。

コイン・マーケット・キャップのデータでも、USDコインの時価総額は10日の435億ドルから424億ドルに減少。またUSDCは1ドルを割り、準備金に対する市場の懸念を示した。

USDコインは、テザー社のテザーに次ぐ第2位のステーブルコインであり、暗号資産エコシステムのバックボーンとなっている。サークルのウェブサイトによると、USDコインは米国債と、さまざまな銀行に預けられた合計 111億ドルの現金などに裏付けられている。

サークルがUSDコインの準備金の一部を保有していた銀行の1つ、シリコンバレー銀行が取り付け騒ぎに見舞われた後、投資家はUSDコインの安定性に懸念を示すようになった。米連邦預金保険公社(FDIC)は10日朝、同行の経営破綻を発表した。

「当社は、FDICによる管理が預金者に与える影響が明確になることを待っている」と広報担当者は語った。