[《サンパウロ市》風邪様症状の患者が急増]というブラジル報道

(※) 現在ブラジルは夏です。

[参考報道] ブラジルで季節外れのインフルエンザの大流行 (12月7日)


《サンパウロ市》風邪様症状の患者が急増=保健所に長蛇の列、医師増員=ほぼ流行状態が10州に拡大

ブラジル日報 2021/12/23

リオ市を皮切りにH3N2型インフルエンザの患者が急増中で、サンパウロ市では呼吸器系疾患の患者が保健所などで長蛇の列をなしていると21、22日付伯字紙、サイトが報じた。

サンパウロ市では風邪様の症状を訴えて診察を受けた人が12月前半だけで9万2千人いた。この数は11月全体の診察数より82%多く、今後は5日毎に倍増と見る専門家もいる。

呼吸器系疾患の患者は市内全域で増えており、保健所や救急診療所などに老若男女が列をなしている。

同市市役所では呼吸器系疾患の患者対応用のテントを設置し、重症者はブラジランジアの病院に入院させる事を決めた。

また、医師や看護師280人の採用を承認し、統一医療保健システム向けに、感冒薬や鎮痛解熱剤などの医薬品1億5千万回分も手配した。

呼吸器系疾患の患者急増は私立の医療機関でも同様で、シリオ・リバネス病院ではここ数日間で患者が倍増。オズワルド・クルス病院でも救急外来患者が前月の倍になったが、A型インフルエンザが大半で、新型コロナ患者は1・5%だ。

日伯友好病院でも20日は呼吸器系疾患患者518人に対応。1月は1日平均150人だった。ここでも患者の大半は新型コロナの検査では陰性で、風邪かインフルエンザ感染者だ。同病院では待合室を広げ、受付の窓口も増設。医師は25%、看護師も50%増員して対応している。

ただ、現在流行中のインフルエンザ「ダーウィン」はまだ対応ワクチンがないため、市保健局では予防接種キャンペーンの前倒し実施は考えていない。

H3N2型患者の急増はサンパウロ市以外の市でも同様で、朝6時に救急診療所に着いたが診察は11時、処置を受けて救急診療所を出たのは15時という例もざらだ。

サンパウロ州の今年(今月10日まで)の急性重症呼吸器症候群患者は665人、死者は50人だが、H3N2による死者数は不明だ。サンパウロ市では同株の死者は出ていない。

22日付現地紙によると、H3N2患者急増で流行かそれに近い状態になっている州は10となり、リオ、エスピリトサント、ペルナンブコ、パラナ、アラゴアスの5州で死者が出ているという。

[日本の 5~11歳のワクチン接種 開始は22年3月以降]という報道

(※) このような意見も日本にあるようです。

> 「全員を対象にすべきだ」とする意見もある。


5~11歳のワクチン接種 開始は22年3月以降 輸入ずれ込みで

毎日新聞 2021/12/22

5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種開始時期について、来年3月以降にずれ込むことが厚生労働省への取材で判明した。国は早ければ2月にも開始する可能性を示していた。小児用ワクチンの輸入が2月にずれ込む影響で、厚労省は24日に自治体に説明する。

小児向けのワクチンを巡っては、米ファイザー社が11月10日に5~11歳への対象拡大の承認を厚労省に申請した。

厚労省はその後の自治体向け説明会で、安全性や有効性が確認され承認された場合、来年2月に接種が始まる可能性を示していた。国は来年1月から小児用を含め1億2000万回分のワクチンをファイザー社から購入する契約を結んでいる。小児用のワクチンは12歳以上とは濃度や用量が異なり、瓶のパッケージの色も異なる。小児用ワクチンの輸入は来年2月になる見込み。

小児への接種のあり方を巡っては、厚労省のワクチン分科会で議論が進んでいる。

国内では海外に比べて子どもの死亡や重症化が大幅に少ないことから「全ての5~11歳に積極的に勧めるのは慎重にすべきだ」との声がある一方、「普通の風邪とは明らかに異なり、全員を対象にすべきだ」とする意見もある。

イスラエル政府が「コロナワクチン4回目接種」の実施を発表

 

(※) 東京理科大学の村上康文名誉教授の言葉より。

> 「同一の抗原で繰り返し免疫化(ワクチン接種)を行った場合、5回目から死亡する例が激増。7〜8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。Forbes

[参考記事] ジェノサイド後の世界 ADE編 (In Deep)


イスラエル、コロナワクチン4回目接種へ 60歳以上と医療従事者対象

AFP 2021/12/22

イスラエルのナフタリ・ベネット首相は21日、専門家委員会の勧告に基づき、60歳以上と医療従事者を対象に、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を実施すると発表した。

イスラエルは変異株「オミクロン株」の感染防止対策に苦慮しており、ロックダウン(都市封鎖)を避けつつ渡航制限などを実施している。

ベネット氏はツイッターで「4回目接種の準備を直ちに進めるよう命じた」として、「世界がわが国に続くだろう」と述べた。

報道官によると、4回目接種を実施する国はイスラエルが初めて。

これに先立ちベネット氏は、専門家委員会の推奨勧告を「素晴らしい知らせ」だと歓迎し、「世界を巻き込むオミクロン株の流行を切り抜ける助けとなるだろう」と語った。

保健省によると、4回目接種は免疫不全者も対象となり、3回目との接種間隔は4か月以上となる。

米ニューヨークで「年内のブースターショットの接種で 100ドル(約1万1000円)支給」という政策が実施

 


NY 年内“追加接種”で100ドル支給

NNN 2021/12/22

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が拡大しているアメリカ・ニューヨークで、年内にワクチンの追加接種をした人に100ドルが支給されることになりました。

ニューヨークのデブラシオ市長は21日、市の運営する接種会場で追加接種をした人に100ドル、日本円で1万1000円あまりを支給すると発表しました。期間は今月31日までの年内いっぱいとしています。

追加接種受けに来た人「きょうから年末まで100ドルをもらえると1時間前にニュースで見た。(こうした施策は)とても良いことだと思う。私のようにワクチンを接種する気持ちがあっても予約を待っている人などもいる。私は100ドルのために走ってきた」

アメリカのCDC(=疾病対策センター)によりますと、ニューヨーク州周辺では、オミクロン株による感染が9割を超えるとみられていて、クリスマス休暇を前に改めて感染対策を呼びかけた形です。

世界有数のワクチン接種率を誇るポルトガルが、在宅勤務を義務化、ナイトクラブの営業停止等

 


ourworldindata.org


ポルトガル、在宅勤務を義務化へ
ナイトクラブの営業も停止

共同 2021/12/22

ポルトガル政府は21日、新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染拡大を受け、今週末から国民に在宅勤務を義務付けるなど規制強化策を発表した。少なくとも来年1月9日まで続ける。地元メディアなどが報じた。

バーやナイトクラブの営業も停止。ホテル滞在やスポーツ観戦などの際にも陰性証明を課す。

ポルトガルのワクチン接種率は87%で世界有数の高さだが、21日の集計では新規感染の半数近くをオミクロン株が占めた。コスタ首相は記者会見で「対策を今取らなければ、年明けは状況がさらに悪化する」と語った。

[タイガース、一塁コーチのキメラ・バーティーさんが突然死と発表]という報道

 


タイガース、一塁コーチのキメラ・バーティーさんが突然死と発表 来季コーチ継続予定も

日刊スポーツ 2021/12/22

タイガースが21日、今季から一塁コーチを務めていたキメラ・バーティーさんが49歳で死去したと発表した。

死因は明らかになっていないが、突然死だという。

デトロイト・フリープレス電子版は、ネブラスカ州オマハに住む父の家を訪問中に倒れたと伝えている。

バーティーさんは1996年に外野手としてタイガースでデビューし、メジャー6年間で通算打率2割1分6厘、4本塁打、36打点。17年にパイレーツで初めてコーチを務め、20年にフィリーズ、今季タイガースの一塁コーチに就任し、来季も引き続き同職を担う予定だった。

アル・アビラGMは「タイガースのファミリーすべてがショックを受け、悲しんでいる。選手としてもコーチとしても、優しい人柄であると同時に、チームが良くなるために全力で努力する熱意ある人だった」と話した。

ヨーロッパの天然ガス価格が再び過去最高を更新

 


欧州ガス価格、過去最高に ロシア産ガス輸送が要因

ロイター 2021/12/22

欧州のガス価格が21日に過去最高を記録した。ロシア産ガスをドイツへ供給するパイプラインの流れが東向きに変わったのが要因。ロシア政府はこの動きに政治的な背景はないとし、ドイツのガス購入大手2社はロシア国営天然ガス企業ガスプロムが供給義務を果たしているとの見解を示した。

ロシア産ガスを欧州へ送る主要ルートの一つ、「ヤマル・ヨーロッパ」パイプラインの西向きの流れは18日から減少し、21日未明に停止。その後、ガスが流れる方向が逆転したことがドイツのパイプライン管理会社、ガスケードのデータで示された。

西側諸国の政治家や産業界の専門家の一部は、ウクライナを巡る政治的緊張やノルドストリーム2の承認の遅れを理由に、ロシアが欧州へのガス供給を抑えていると非難している。ロシアはその関連性を否定している。

ロシアのペスコフ大統領報道官は21日の記者会見で、ヤマルの流れとノルドストリーム2との関連についての質問に「(ノルドストリーム2との)関連は全くなく、これは純粋に商業的な状況で起きている」と答えた。

トレーダーらによると、フランスの多くの原子力発電所が閉鎖されて発電所の需要が高まっていることや、天候が寒くなっているのを背景にガス価格が高騰している中で、今回の事態が起きた。

欧州の指標であるオランダのガス前月卸売り価格は一時、16%超上昇して1メガワット時当たり171.40ユーロ(193.46ドル)と過去最高を記録した。同じような英国のガス契約も英国で用いられている単位、1サーマルユニット当たり4.29ポンド(5.68ドル)と過去最高を付けた。

エナジー・アスペクツの欧州ガス部門責任者、ジェームズ・ワデル氏は「今冬、欧州には貯蔵の余裕がほとんどなく、例年に比べて輸入に大きく依存している」とし、「さらにガスプロムは従来、欧州への供給量の約20%をポーランド経由で出荷してきたが、今年はこの流れが安定せず、欧州が実際にロシアから受け取るガス量について不確実性が高まっている」と指摘した。

ガスプロムはコメントに応じていない。西方向への流量が減少していた20日には、顧客の要望に応えていると説明していた。

11月にはヤマル経由のガス量と方向が、ポーランドへの東方向と西方向で交互に変わる状態が続いていた。

ドイツでガスプロムからガスを最も多く購入しているRWE、ユニパーのそれぞれの広報担当者は、ガスプロムはガスの供給義務を果たしていたとコメントした。

ヤマルのパイプラインからガスを調達しているガスケードは21日、要望に応じてガスを輸送しているとして「状況に応じて、どちらかの方向により多く輸送するのか指示を受けている。それが方向を変更する理由だ」と述べた。