母体が「37℃」に体温維持されていることが胎児の神経の成熟に重要であることを日本の研究が突き止める

 

(※) 参考記事 人間の体温は19世紀以来、一貫して「下がり続けている」ことが判明。ついでに「人間の体温を維持しているのは腸内細菌」であることも知る (In Deep)


母体の体温維持が胎児の神経の成熟に重要…阪大・京大等

リセマム 2021/11/25

胎児の神経の成熟には母体の体温が37度で厳密に維持されていることが重要であることが、大阪大学らの研究グループによって明らかになった。神経細胞を形成する仕組みが温度によって精密に制御されていることを発見した。

大阪大学、京都大学、早稲田大学等の共同研究グループは、細胞の形づくりに関わるタンパク質と、温度に応じた力の制御に着目し、神経細胞の成熟に重要な細胞内の仕組みが、温度によって精密に制御されることを発見した。

2021年のノーベル医学・生理学賞では、体内のある特定の種類のタンパク質が、それぞれの温度範囲を担当する温度センサーであることを見出したことが受賞理由の1つとなったが、精製したタンパク質は熱に弱く、機能を失いやすいため、体温付近での性質を調べるのが一般に困難だった。

研究グループでは、赤外レーザーを用いた素早く精密な温度操作技術を顕微鏡による計測技術と組み合わせることで、体温付近での実験に成功。その結果、37度付近でのみ、神経細胞が力を出し、形を変えるときに働くタンパク質に、温度を制御する能力があることを発見した。

この発見により、母体の体温の精密な制御には、タンパク質が出す力を整え、神経系の正常な成熟を支える役割があることが示唆され、母体の体温が37度で厳密に維持されていることが、胎児の神経の成熟に重要であることがわかるという。

同研究成果は、アメリカ化学会(ACS)発行の「Nano Letters」(オンライン)に、2021年11月9日より公開されている。

フランス、ブースターショット対象を全成人に拡大

 

> ワクチン未接種者のPCR検査の有効期間は1日となる。

> レストランやカフェ、映画館、美術館など公共施設への入場に必要な衛生パス発行の条件は徐々にブースター接種を含むこととなるという。


フランス、コロナワクチンのブースター接種対象を全成人に拡大へ

ロイター 2021/11/25

フランスは、新型コロナウイルスの新たな感染拡大の波抑制のため、ワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)対象を全成人とするほか、マスク着用義務の強化や衛生パスチェックの厳格化などの対策を講じるとみられている。

ベラン保健相が25日に記者会見を行なう。

政府は24日、社会的距離規則の強化とブースター接種加速に注力する方針を示す一方、一部欧州諸国で再度行われているロックダウンは避けたい考えを示した。

BFMテレビとフィガロ紙によると、摂取完了からブースター接種までの間は6カ月から5カ月に短縮され、ワクチン未接種者のPCR検査の有効期間は1日となる。

レストランやカフェ、映画館、美術館など公共施設への入場に必要な衛生パス発行の条件は徐々にブースター接種を含むこととなるという。

[豚熱ワクチン空中散布]という報道

 

(※)どんな経口ワクチンだかは知らないですけれど、大気の流れで人にも流れていくと思うのですが。


豚熱ワクチン空中散布 栃木県が日光、那須塩原などで

下野新聞 2021/11/25

豚熱(CSF)対策として、栃木県などは24日、ヘリコプターによる野生イノシシ向け経口ワクチンの空中散布を始めた。30日までの予定。日光市など3市2町の国有林約160平方キロメートルに8千個を散布する。

県内での空中散布は3月以来4度目。前回に続いて県や市町、畜産関係団体による「県CSF感染拡大防止対策協議会」が主体となり、民間のヘリで実施する。散布エリアは他に那須塩原市、大田原市、那須町、那珂川町。

野生イノシシを巡っては県内でこれまで62頭の豚熱感染が確認されている。このうち本年度が53頭と、大部分を占める。直近では今月9日に大田原市で確認された。

24日は、日光市藤原の希望が丘公園を拠点に実施された。作業員らがワクチンを入れた筒状の容器を積み込んだ後、ヘリが散布エリアへ飛び立った。

県畜産振興課の小倉武夫(おぐらたけお)家畜防疫班長は「本年度に入って急激に野生イノシシの感染例が増えており、対策の重要度が増している。できる限りの対策を進めたい」と話した。

[柳家紫文さん死去 63歳 ネフローゼ症候群]という報道

 

(※)参考論文
特発性ネフローゼ症候群の発症時のヘルペスウイルスの有病率
Prevalence of herpesviruses at onset of idiopathic nephrotic syndrome

上の論文に対しての参考記事

数年後の社会 : 双極性障害、大うつ病性障害、統合失調症、アルツハイマー病… ヒトヘルペスウイルス6の再活性化が及ぼす広い影響に戸惑うばかり (In Deep)


柳家紫文さん死去 63歳 ネフローゼ症候群

デイリー 2021/11/25

三味線漫談家の柳家紫文さん(やなぎや・しもん)が19日午前にネフローゼ症候群のため死去した。63歳。25日に落語協会が公表した。葬儀は近親者で執り行った。

群馬県出身。1988年に岸澤式祐の芸名で常磐津三味線方として歌舞伎に出演。1995年に二代目柳家紫朝に入門。「歌舞伎座と寄席の本興業に出演している、歴史上唯一無二の三味線弾き」と銘打って活動。国立花形演芸大賞銀賞などを受賞。

韓国の新型コロナ重症患者が612人となり過去最多に

 


新型コロナ重症患者612人、過去最多=韓国

wowkorea.jp 2021/11/25

韓国で、新型コロナ重症患者が、著しく増加している。

25日、韓国中央防疫対策本部によると、同日0時基準、在院中の重症患者は、前日比26人増加し、612人となった。前日(24日)に、586人の史上最多値を記録してから、一日で記録を更新した。

新規感染者も、韓国内発生3917人、海外流入21人など、3938人と歴代2番目に多い感染者が出た。一日の新規感染者の最多記録は、前日の4115人だ。死亡者数も、段階的日常回復(ウィズコロナ)以後、最多の39人が発生した

EU保健当局が「欧州の全成人にブースターショット」を促す

 


「全成人に追加接種を」 6カ月経過後を推奨 – EU保健当局

時事 2021/11/25

欧州連合(EU)の欧州疾病予防管理センター(ECDC)は24日、新型コロナウイルス感染再拡大を受けて声明を出し、ワクチンを接種完了者に追加投与する「ブースター接種」を全ての成人を対象に実施するよう各国に促した。

EUでは全人口の65%超への接種を完了している。ただ、未接種者だけでなく、時間経過で免疫が低下した接種完了者にも感染が広がる現状を考慮。

特に40歳以上を優先し、接種完了から少なくとも6カ月経過後に追加接種することを推奨した。