ギリシャで60歳以上の人にコロナワクチンを義務付け。違反者には罰金

 


ギリシャは60歳以上の人々に予防接種を義務付ける

Greek Reporter 2021/11/30

ギリシャのキリアコス・ミツタキス首相は11日30日に、コロナウイルスワクチン接種が全国の60歳以上のすべての人に義務付けられると発表した。

ミツタキス氏は、ギリシャで急増しているCovid-19の症例を食い止めることを目指して、この決定は「私を個人的に苦しめた」と述べた。

しかし、彼は社会の脆弱なメンバーを保護することは彼の責任であると強調した。「この決定によって命が救われるでしょう。予防接種は命を救う」と首相は述べた。

ギリシャの首相は、新しい指令に従わないすべての市民に罰金が課されると付け加えた。

「ワクチン接種を受けていない60歳以上の人は、1月16日までに予約する必要があります。そうしないと、100ユーロ(約1万2000円)の罰金が科せられる。罰金は公的歳入局(AADE)によって発行され、このお金は私たちの病院に資金を提供する特別基金に集められます」とミツタキス氏は述べている。

首相は、ギリシャでしばらくワクチン接種を受けていなかった60歳以上の58万人のうち、ここ数ヶ月でワクチン接種を受けたのは60,000人に過ぎないことを明らかにした。

オリジナル

日本でブースターショットが開始される

 


ワクチンの3回目接種始まる オミクロン株への有効性不明の中

毎日新聞 2021/12/01

新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種が1日午前、国内各地で始まり、東京都内の医療機関での接種の様子が報道陣に公開された。時間の経過とともに低下するワクチンの効果を再び高めるのが狙いで、2回の接種完了から原則8カ月経過した18歳以上が対象。

世界的な広がりを見せる新たな変異株「オミクロン株」への有効性が不明な中での始動となった。

追加接種が先行する欧米では、2回目の接種から6カ月をめどに3回目接種を進める国が多く、オミクロン株の確認を受けて英国が6カ月間隔から3カ月間隔に短縮するなど前倒しの動きもある。一方、実用化されているワクチンがオミクロン株にどの程度効果があるかは現時点で分かっておらず、製薬企業や各国当局が解析を進める。

イスラエルで「ワクチン3回目接種」を終えた医師二人がオミクロン株に感染

 

(※) 「現段階では、3回のワクチン接種が変異株の感染を防ぐ可能性が最も高い」は意味不明。


イスラエルで医師2人がオミクロン株感染 ワクチン3回接種、症状軽度

毎日新聞 2021/12/01

イスラエル中部テルアビブ近郊のシェバ医療センターは11月30日、同病院の医師2人が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。2人は米ファイザー社製の新型コロナワクチンを3回接種しており、症状は軽度だという。これでイスラエルのオミクロン株感染者は4人となった。

発表によると、医師のうち1人は最近、ロンドンで開かれた会議に出席していたという。この医師から同僚の医師に感染したとみられる。ホロビッツ保健相は30日、「パニックになる必要はない。現段階では、3回のワクチン接種が変異株の感染を防ぐ可能性が最も高い」と述べ、改めて国民にワクチンの接種を呼び掛けた。

[顔面神経麻痺はヘルペスウイルスの再活性化による末梢性タイプが多い]という報道

 

(※) 参考記事 ヒトヘルペスウイルス再活性化の嵐で日本の将来的な社会像が見えにくくなる中、スーパーフード「松」について (In Deep)

また、アメリカのワクチン有害事象報告では、顔面神経麻痺の一種であるベル麻痺の報告もとても多いです。
最新のデータは以下にあります。

[定期]アメリカの11月19日までのワクチン接種後の有害事象報告は 91万3,268件、死亡事例は 1万9,249件。6歳から9歳までの有害事象報告が前週比で倍増 (地球の記録)


【顔面神経麻痺】ヘルペスウイルスの再活性化による末梢性タイプが多い

日刊ゲンダイ 2021/12/01

「顔面神経麻痺」は、顔面の筋肉を動かす神経に麻痺が生じる病気です。中枢性のものと末梢性のものに分けられ、中枢性のものは脳卒中などが原因となり発症します。

一方、末梢性のものは主にヘルペスウイルスの再活性化が原因で、顔面神経麻痺の多くはこちらです。“ももクロ”の佐々木彩夏さんが今年7月に入院されたのも、右末梢性顔面神経麻痺と報道されました。ちなみに、私も昨年4月に左末梢性顔面神経麻痺を発症した経験があります。

ウイルスの再活性化が原因になる末梢性の顔面神経麻痺としては、「ベル麻痺」と「ラムゼイ・ハント症候群」がよく知られています。いずれも、ある日突然、片方の顔面の動きが麻痺する病気です。ベル麻痺の年間発症率は、人口10万人あたり15~30人で性差はなく、ピークは40代との報告があります。

麻痺が残ってしまうのが一番怖いケースですから、重症化や後遺症を防ぐためにも速やかに治療を開始する必要があります。治療は、神経の炎症や浮腫を取り除くための「経口ステロイド薬」(プレドニゾロン)と、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」の投与がメインとなります。

プレドニゾロンの投与は発症後3日以内に開始することが望ましいとされていますから、やはり早期治療が大切です。さらにプレドニゾロンは、今日は4錠、明日は3錠……といったように、日に日に薬を減量していく治療になるので、飲み間違いなどに注意が必要です。私が治療していたときも、お薬ケースを活用して正しい用量を服用するように気を付けました。

また、治療で使われる抗ウイルス薬のバラシクロビルは、高齢者や腎機能が悪い方でまれに意識障害などの症状が表れることがあり、用量の調節や他剤への変更が必要となるケースもあります。

顔面麻痺は、容姿の変化だけでなく、食事が口からあふれてしまう場合もあるなど、精神的なダメージが大きい病気です。麻痺を残さないためにも、おかしいと思ったら放置せず、すぐに医師の診察を受け、できる限り早めに治療を開始することが大事になります。

[EUのオミクロン感染、すべて無症状または軽症]というブルームバーグ報道

 


【新型コロナ】EUのオミクロン感染、全て無症状または軽症

techinsight.jp 2021/12/01

新型コロナウイルスの「オミクロン変異株」は、欧州連合(EU)では域内11カ国で少なくとも合計44件の感染が確認された。ただ、今のところ全て無症状か軽症だった。欧州疾病予防管理センター(ECDC)が明らかにした。

英アストラゼネカとワクチンを共同開発したオックスフォード大学は、ワクチンで得られた免疫にオミクロン変異株が与える影響について研究。広報担当者は「この1年間に複数の変異株が出現したが、重症化を防ぐという面でワクチンは高いレベルでの予防効果を維持してきた。オミクロンが例外である証拠は現時点で見受けられない」と述べた。

こうした見解は、一部のワクチンメーカーによる悲観的な見方とは対照的だ。モデルナのステファン・バンセルCEOは先に、オミクロン株に対しては既存ワクチンの効果がはるかに弱いとの見通しを示していた。

ブルームバーグが毎月まとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」の最新版では、数カ月にわたり上位を占めてきた欧州諸国が後退し、アラブ首長国連邦(UAE)が1位に浮上した。UAEでは、1日当たりの新規感染者が10月半ば以降100人未満を維持し死者はほぼゼロ。ワクチン接種率は国民100人に対して200回以上で世界最高の部類だ。

日本国内でも初めてオミクロン株への感染が確認された。感染したのは30代のナミビア人の外交官で、ワクチンを2回接種済みだったという。

米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億6243万人、死者は521万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計79億6000万回を超えた。

[待合室に座っただけで7万円、血圧測って10万円…納得できないアメリカの高額医療費]という報道

 


待合室に座っただけで7万円、血圧測って10万円…納得できないアメリカの高額医療費

techinsight.jp 2021/11/30

アメリカの医療費は高額と言われ、保険未加入者は病気をしても病院への診察を躊躇してしまうことが少なくないようだ。このほどある女性が頭に怪我をして緊急病院を訪れたが、長時間待たされたことで痺れを切らして病院を後にしたところ、のちに約7万8000円もの請求書が送られてきたという。SNSでは女性と同様の経験をした人たちから「アメリカの高額医療費に納得がいかない」といった声があがっている。

米ジョージア州アトランタ在住のテイラー・デイヴィスさんが今年7月に地元の緊急病院を訪れた際の経験談が、最近になって米メディアが取り上げたことで注目を集めている。テイラーさんは当時、頭に怪我をして地元にある「エモリー・デケーター病院」の救急治療室を訪れたという。

受付を終えたテイラーさんは病院の待合室で診察の順番を待っていたが、7時間経っても自分の名前が呼ばれる気配がなく、先が見えないと思った彼女は病院を後にして自宅に戻ったそうだ。しかしその数週間後、同病院から目を疑うような電子メールを受け取ることとなった。

それは688.35ドル(約7万8000円)の請求書で、テイラーさんは「何かの間違いでは?」と思い病院に問い合わせの電話をした。ところが電話口の担当者からは納得のいく回答が得られなかったそうで、テイラーさんは当時のことをこのように語っている。

「私は7時間も待合室に座っていました。7時間もですよ! 名前も呼ばれず脈を測ることもなく、まったく診察してもらってなかったんです。それで病院に電話をしたんですが、電話口の女性は『受付で社会保障番号が入力されたら、たとえあなたが救急車を使わなくても診察を受けていないとしても、それに関係なく請求は発生します』と言ったんですよ。」

病院側の主張では、テイラーさんに対する請求は病院への訪問料金または施設利用料金とのことだ。またテイラーさんが問い合わせをした電子メールへの返信にも「病院の形式的なルールによる請求」と書かれていた。
『FOX 5 Atlanta』ではTwitterにテイラーさんの件を投稿したところ、同じような経験をした人は多いようで「納得できない」といったこのような声が寄せられた。

「去年、救急病院に行って医者と10分ほど話しました。脱水症状と診断され『自宅で安静にして水分を摂るように』とだけ言われ、約1時間後に帰宅したんです。治療は受けていません。でも会社の保険に加え自腹で1100ドル(約12万4000円)も払ったんですよ。」

「しばらく前に息が苦しくて救急病院に行ったんですが、5時間も待たされた挙句に『もし、ひどい呼吸困難に陥ったら医療機関に診てもらってね』と言われちゃったよ。だからここに来たんじゃないか! それで2000ドル(約22万6000円)の請求だって。」

「数年前に私も同じような経験をしました。血圧を測るのに900ドル(約10万2000円)って、病院のシステムがいかにおかしいのか思い知らされました。」

「数年前、便秘のせいで痛くてどうしようもなくて救急病院に行ったんだけど、医者に浣腸してもらって『トイレに行くように』と言われました。それで2000ドル(約22万6000円)かよ!」

また『FOX 5 Atlanta』では、救急治療室で治療を受けた多くの人が医療費の中に今回のような“施設使用料”が含まれていることを知らずに支払っていることを指摘している。なお同病院は、のちにこのような声明を発表した。

「当院は全ての患者の懸念を真摯に受け止めており、この件が私たちに気づきを与えてくれたことに感謝しています。病院のチームは現在この問題について調査中であり、ご本人に対して直接フォローアップしていく所存です。」

ちなみにテイラーさんは医療保険に未加入だったそうだが、米国国勢調査局の今年9月の発表によると、2020年の時点で国民の8.6パーセント(約2800万人)が医療保険に未加入とのことだ。