アメリカの家計債務が過去最大の2600兆円規模に

 

17兆5000億ドル。

米国の2023年第4四半期までの家計債務の推移

moneymetals.com

このグラフが掲載されていた記事のラストは以下のように締められていました。

> 非リボ払いクレジットの急落は、消費者が高額商品への支出を控えていることを示している。そして今、彼らはクレジットカードの上限に近づいているようだ。

アメリカ人がもう借りられなくなったら、どうやって経済は「成長」し続けるのだろうか?

醜い真実は、借金が繁栄と経済成長の幻想を生み出しているということだ。

これに見合う言葉がある。

持続不可能。




サル痘ならぬ「アラスカ痘」による死者の発生をアラスカ州保健当局が報告

 

2月9日に発令されたアラスカ州保健当局による官報

epi.alaska.gov

英語名は、アラスカポックス(Alaskapox)です。


アラスカ州:アラスカ痘ウイルスによる最初の死者を当局が確認

news.sky.com 2024/02/11

Alaska: First person dies from Alaskapox virus, officials confirm


アラスカ州キーナイ半島。

アラスカ州の高齢男性が、最近発見されたウイルス性疾患であるアラスカ痘に感染して死亡した最初の人物となった。

同州南部のキーナイ半島出身の男性は、1月下旬に死亡した際、病院で治療を受けていたと当局者が認めた。

アラスカ州保健局の報告によると、彼には薬物による免疫力の低下の病歴があり、それが病気の重症化の一因となった可能性が高いという。

この犠牲者は、これまで報告されたわずか 7人のアラスカ痘感染症のうちの 1人で、2015年に最初に確認されたのは局所的な発疹とリンパ節の腫れを患っていた成人だった。

アラスカ痘は二本鎖DNAウイルスで、当局者らは人獣共通感染症とみられると述べており、主にアラスカ州の哺乳類に蔓延し、時折人間にも感染することがある。

症状には、1つ以上の皮膚病変、リンパ節の腫れ、筋肉痛などがある。

当局は、この男性のウイルス感染源は「不明」だと述べたが、男性は自宅で野良猫の世話をしていて引っ掻かれ、感染を引き起こした可能性があると報告していた。

男性は 9月に脇の下に赤い隆起を発見し、抗生物質を投与されたが、その部分と肩に倦怠感や痛みが増し、症状が悪化した。

症例報告書によると、男性は右腕の可動域に影響を受けた後、アンカレッジの病院に搬送され、そこで痘瘡のような病変を含むさらなる症状を報告したという。

「広範囲にわたる一連の」検査が実施され、牛痘の陽性結果が示された。

治療開始から1週間で彼の状態は改善したが、すぐに傷の治癒の遅れ、呼吸不全、腎不全に苦しみ、死亡した。

同紙によると、男性は点滴薬による治療から約 1週間で症状が改善し始めたが、腎不全やその他の全身症状を訴えて 1月下旬に死亡した。



フィンランドで「真菌感染症や寄生虫症」等の患者が2021年以来急増

含まれるのは、以下です。

– 真菌感染症
– 寄生虫
– シラミ、疥癬、ダニ
– 人獣共通感染症

投稿によると、特に 15歳未満の患者数で前年比で顕著な増加を示しているのだそう。


フィンランドの2018年からの真菌感染症や寄生虫症の推移

Ilkka Rauvola

(参考記事)日本でもフィンランドのようなことが子どもたちに起きているのだろうか…。仮に永続的な免疫抑制の影響だとすると、子どもたちの未来は?
In Deep 2024年2月11日




米ヒューストンの教会でライフルによる銃乱射。容疑者は「子ども連れの女性」

 


レイクウッド教会での銃撃事件で容疑者死亡、2人負傷、警察発表

abc13.com 2024/02/12

Suspect killed, 2 injured in shooting incident at Lakewood Church, police say

警察によると、2月11日、ヒューストン南西部にあるジョエル・オスティーンのレイクウッド教会で銃撃事件が発生し、2人が入院している。

ハリス郡保安官事務所は、午後 2時過ぎに、この教会で起きた銃撃事件に警察官らが対応したと発表した。

ヒューストン警察は記者会見で、30代前半の女性がトレンチコートを着てバックパックを背負い、長いライフルを持って西側の教会に入ったと発表した。

伝えられるところによると、彼女は 4~5歳の幼い子供を連れており、建物に侵入した直後に発砲したという。

警察によると、非番の警察官 2人が交戦して女性に発砲し、女性はその場で死亡したという。当局によると、子供にも弾があたり、病院で重体となっている。

事件とは無関係だとしている 57歳の男性が足を撃たれ、治療のため病院に運ばれた。

警官たちは女性が爆弾を持って脅したと報告した。爆弾処理班の警察官が彼女の車とバックパックを捜索したが、爆発物は発見されなかった。

午後 2時のスペイン語を話す礼拝が始まろうとしたとき、混乱が勃発した。ある目撃者は、合唱室にいる間に数発の銃声を聞いたと語った。「教会全体が祈り始め、イエスの名を宣言し始めたときでした」と彼女は語った。

平均出席者数 45,000人のこの教会はライブ配信礼拝の最中だったが、そのとき背後で銃声が聞こえた。

ABC13の乗組員は教会にいたが、子供を含む大勢の人々が礼拝センターから避難する様子が見られた。

ある男性は、幼い娘 3人を連れて巨大教会から飛び出したとき、20~ 30発の銃声を聞いたと語った。

当局は発砲数を確認していない。



米国の民間軍事会社「ブラックウォーター」の創設者の話がなかなか趣深い

 

驚いたのは、以下の言葉です。

> ブラックウォーターの兵力は140万人と、米軍の10%です。しかし、本部スタッフの数は同じなのです。

民間軍事会社に140万人の兵力があると。もし、こういう人たちが米国そのものに反旗を翻すと、いろいろですよね。


世界最強の傭兵企業ブラックウォーター創業者が語る「米軍の弱点」

courrier.jp 2024/02/11

米国によるアフガニスタン紛争でCIAの秘密任務を請け負い、イラク戦争で活躍したことで話題になった米国の民間軍事会社「ブラックウォーター」。その創設者で、米海軍特殊部隊SEALs出身のエリック・プリンスが、現在の米国が抱える問題について、米誌「IM-1776」に語った。

 

米国が誇ってきた「覇権」

米国という帝国は、ドルという基軸通貨と、自国の軍隊を通じて、世界の覇権を行使してきた。

ドルがこれほど長いあいだ覇権を握れたのは、1980年代以降、インフレ率を2%という妥当な水準に抑えてきたからだ。米軍がその地位を確実なものにできたのは、その覇権に疑いの余地がなかったためだ。

しかし、いまその両方が疑問視され、米国の衰退が実感されている。米国では生活必需品の価格は2桁のインフレに見舞われ、米軍の態勢は急速に衰え、その勝利はもはや確実ではない。

米軍の何が間違っているのかを理解するには、米軍事会社ブラックウォーターの活躍に目を向ける必要がある。同社が活躍したのは、軍隊が官僚主義的になりすぎていたためだ。

2005年、米南東部を襲ったハリケーン・カトリーナの直後、被災地の連邦政府施設の保護を担当したのも彼らだ。当時、警察の労働組合が介入し、警官の派遣が阻止されたためである。米ブルッキングス研究所の報告書には、「イラク戦争は、民間の軍事会社なしにはなしえなかった」と記されている。

2023年11月末、元海軍特殊部隊将校でブラックウォーターの創設者であるエリック・プリンスから話を聞いた。米軍の現状や、それをどう是正するかについてだ。彼の人生とキャリアから得た教訓などに関する話もあった。

 

「自浄作用」を失った米軍

──米軍の現状についてどうお考えですか?

私が主張したいのは、米国が平時に軍隊へ多くの資金を投入したことによって、特に9.11以降の軍内に悪い習慣が蔓延したということです。第二次世界大戦中、開戦当時の将校は、数年後にほぼ全員入れ替わっていました。しかし、9.11の後、米軍では人が一掃されることはありませんでした。肥大化した組織がさらに大きくなり、腐敗したのです。

米軍では、イラクとアフガニスタンへ派遣する兵士が不足していました。陸軍では通常、4人の大尉のうち、3人しか少佐に昇格しません。しかし、当時は95%が昇進し、さらに上の階級になりました。

自浄できない組織の状態は悪くなります。軍隊にはさらに多くの資金が投入され、ますます悪化しています。

──米国には戦争に勝とうとする気がまだあるのかと考えてしまいます。外交政策に関しても、ウクライナはおもちゃにされたようなものです。ウクライナ国旗は一時期どこにでも掲げられていましたが、新たな地政学的な火種ができたいま、目にしなくなってしまいました。この事態についてどうお考えですか。

ウクライナは負けるでしょう。人手が足りず、兵器も不足しています。早く策を打たないと、ウクライナはもっとずっとひどい目に遭いかねません。歴史上、殺戮や大損害のほとんどは戦争の最終局面に起きています。だからこそウクライナでの戦争の速やかな終結が不可欠です。

いまイスラエルに押し付けられようとしていますが、戦争にも勝てず、紛争を管理せず、外交的解決すら図ろうとしないのが米国流のやり方です。

ハマスの指導者は「ユダヤ人がいなくなるまで何度でも10月7日をやろう」と言っています。一方、バイデン政権は、イスラエルに圧力をかけ、自分たちを殺したい人たちのために便宜を図るよう、できる限りのことをしています。

──米国内部にもそのような動きがあるのではないでしょうか。

ええ、たくさんありますよ。というのも、ハマスの母体であるイスラム原理派組織のムスリム同胞団は、米国においても広い影響力を持っています。

米国の大学に対する最大の外部献金者であるカタールは、米国内のイスラム学生協会や、米国イスラム関係協議会などの組織と緊密に協力しています。彼らは、ISやアルカイダ、ハマスなどの資金調達源なのです。

 

時代の変化についていけない米軍の驕り

──米国が次に直接戦争で戦うとしたら、どうなるでしょう。

1800年代、海を支配した大英帝国の海軍は肥大化し、怠惰になりました。それから幅広い産業力と高い能力を備えたドイツの台頭に直面し、1916年のユトランド海戦でドイツと交戦して大きな損失を出しました。その後、大英帝国は終焉に向かったのです。

同様に、現在の米国海軍は古いやり方に固執しています。米国の空母戦闘群が台湾の近くを航行した際に中国に精密ミサイルを打ち込まれれば、米海軍はユトランド海戦での英軍のような目に遭うでしょう。そうなれば米国人は壊滅的なショックを受け、環太平洋の他の地域は、米国の覇権が終わったことに気づきます。その後、同地域の新たな覇権国は中国となるのです。

これは通常の戦線での話です。たとえばイランのような場では違います。イランは1つの絨毯に何千ものステッチを入れる、非常に計画的で几帳面な社会です。イエメンから船を奪ったり、ハマスに援助したり、イラクで大きく勢力を拡張しています。

イランが実質的に管理する「ハシュド・アル・シャビ」というイラクの民兵組織は、何千、何万の男性を米国に送っています。彼らはベネズエラに送られ、メキシコを北上し、最終的に国境を越えるのです。もしイランとの全面的な戦争になれば、彼らは動き出し、ハマスがイスラエルにしたような殺戮が米国内で起こるでしょう。

──ハマスが10月7日の攻撃のためにイスラエルの携帯電話データを購入したり、ウクライナが500ドルの中国製ドローンを使って、寝ているロシア人に手榴弾を投下しようとしたりしています。ドローンを妨害できない自律型兵器に変換させるのはそれほど難しくないでしょう。しかし、2015年にCIA職員と話した際、それらにどう対抗すべきか、彼らにはアイデアがありませんでした。

それこそが、肥大化した国防総省の危うさです。自分たちのカンフーは世界一で、誰にも負けないと思っています。しかし、現代では誰もが精密兵器を持つことができ、何かを載せたドローンを10歳の子供でも目標に飛ばせます。米国が何兆ドルも投資した兵器が、長期的に競争力を持つと考えるのは非常に危険です。変化すべき時にこそ勝たなくてはならないのです。

 

米軍に必要なのは真の改革

──国防総省が問題に向き合い、戦術的に進化するには何が必要でしょうか。大惨事でしょうか?

暴力的なサプライズが突然起きると、人々は自分たちのやり方を振り返り、改める傾向があります。しかし、9.11後の国防総省はアフガニスタンに侵攻しました。南北戦争においてリンカーンは北軍のトップを5人もクビにして、ようやく戦える人材を確保できました。どんな大きな組織も本質的に官僚的で、リスク回避的で、無知なのです。

──もしトランプが大統領に返り咲いたら、第二次世界大戦中の名将校ジョージ・パットンのような人物を国防総省に入れる可能性はあると思いますか?

トランプは前政権で、CIAや国務省などの国家安全保障機構をほとんどコントロールできませんでした。当時、変革的なリーダーも配置されませんでした。

いま、米軍に必要なのは真の変革です。国防長官レベルだけでなく、調達方法の改正、解雇や、解任・統合が求められています。

ブラックウォーターの兵力は140万人と、米軍の10%です。しかし、本部スタッフの数は同じなのです。デジタル通信、ビデオ会議などの時代なのに、肥大化を重ねています。本来、軍隊は行けと言われるまで辛抱強く待っている貪欲な攻撃犬のようであるべきです。そんな様子はいまの米軍にはありません。(続く)



北朝鮮は韓国を「占領」する準備ができている必要があると金正恩氏が述べる

 

(参考記事)「金正恩氏は戦争の準備をしているのか?」という東アジア分析専門家たちによる米国の記事
BDW 2024年1月24日


北朝鮮は韓国を「占領」する準備ができている必要がある – 金氏

RT 2024/02/09

北朝鮮は、韓国を「最も有害で不変の敵」とみなしている、と指導者は語った。

北朝鮮の指導者、金正恩氏は、「緊急事態」が発生した場合、北朝鮮は韓国領土を占領する用意ができていなければならないと述べた。

金氏は 2月10日、北朝鮮軍創設 76周年を記念する演説で、軍が「帝国主義の軍事的脅威、脅迫、戦争の危険」から「国の主権と尊厳を断固として守っている」と称賛した。

金氏は、ますます緊迫する韓国との関係についてコメントし、北朝鮮は「我が国人民の分断と対立の歴史を総括し、(韓国の)傀儡を北朝鮮の最も有害で不変の敵と定義した」と述べた。

こうした状況を背景に、金氏は、「緊急事態」の場合、北朝鮮の政策立案者らは「(韓国の)領土を占領し、平定するという国家的決定を下した」と述べた。

この警告は、金氏が 12月下旬、隣国である北朝鮮は正反対の原則を遵守していると主張し、平壌とソウルの統一を否定した後に発せられた。金氏は先月も国会に対し、韓国を「第一の敵対国」と認定するよう求めた。

北朝鮮とソウルは、半島を分断した 1950年から 1953年の朝鮮戦争の終結後、一度も平和条約を締結しておらず、緊張は依然として高い。北朝鮮はここ数カ月間、多数のミサイル発射を実施する一方、同半島に約 3万人の軍隊を駐留させる米国との合同軍事演習を行っている韓国を批判している。

ニューヨーク・タイムズは 1月、米国当局者の話として、北朝鮮がソウルに対して「何らかの形で致命的な軍事行動をとる」可能性を米国政府が懸念していると報じた。しかし、同紙関係者らは、北朝鮮が全面攻撃に似た危険を冒す可能性には疑問を抱いている。



「爪切りもタオルも家族で共有NG」という狂気の感染予防対策談話

 

どうかしてるよなあ。本当にみんな狂ってきてるのかも。


爪切りは家族で共有NG 洗面所の手拭きタオルも 家庭内感染を防ぐには 内科医が解説

hint-pot.jp 2024/02/09

家族で暮らしていると、服やパソコンなどさまざまなものを共有し、助け合いながら生活していると思います。しかし、なかには共有すると、家庭内感染のリスクが上昇してしまうアイテムも……。

家族の誰かが体調を崩したときに慌てないよう、普段からひとりひとり分けておいたほうが安心です。まだまだ寒い日が続き、ノロウイルスなど感染力が強い感染症が気になる季節。そこで、内科医の佐藤留美医師が解説します。

バスタオル使用後は毎回の洗濯が理想

新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染経路で多いのは、家庭内感染です。近距離での会話を避けたり、同じ皿や鍋の料理を食べないようにしたりするなど、予防に気をつけているという人もいるかもしれません。

しかし、家族間で感染しやすい原因は、これだけではありません。無意識に共有しているものが、思わぬ病気につながることがあります。

まずは、バスタオルです。たとえば、今冬季節外れの流行が続いた咽頭結膜熱(アデノウイルス)を発症したときは、バスタオルの共有を避けたほうがいいといわれています。その理由は、家族の誰かが感染している場合、そのタオルをほかの人が使用してしまうと、ウイルスが手や顔に付着し、感染症を引き起こす場合があるから。

つまり、バスタオルの共有をやめることで、接触感染による疾患の予防につながります。これはウイルスだけでなく、細菌も同様です。

使用後に干してしっかり乾せば、ウイルスも死滅するのでは? と思う人もいるでしょうが、使用後のバスタオルは放置しておくと細菌が増殖します。とくに、乾ききらず濡れた状態では、細菌が活発的に繁殖しています。たとえ干したとしても、共有するのは避けましょう。1回使用するたびにその都度、洗濯することが理想的です。

もちろん、トイレや洗面所などに吊るした手拭きタオルも同様です。家族ひとりひとりに専用のタオルを用意するか、ペーパータオルなどを利用するといいでしょう。

刃物である爪切りはひとりひとり専用に

次に、気をつけたいのは刃物類。とくに爪切りは、家族の人数分揃えて専用で使っているという家庭は、あまり多くないかもしれません。爪切りも刃物なので、爪や指先を傷つけてしまうことがあり、ほかの人と共有していると血流感染するリスクが高まります。また、爪白癬(いわゆる水虫)が伝播することも。

爪切りは共有しないのがベストですが、管理が難しいなど、どうしても共有しないといけない場合はアルコール消毒を行いましょう。 最低10分間はアルコールに爪切りを浸すこと、もしくはアルコールで2度拭きすることをしてください。(※ コメント / 最低10分間はアルコールに爪切りを浸すこと。笑)

また、カミソリの共有ももちろんNGです。顔などに付着している細菌やウイルスを伝播することになりますし、爪切り同様に刃物なので、使用した際に顔の皮膚を傷つけて出血することがあります。また、人が使っているカミソリは使用期間がわからないため、古くて切れ味が鈍っている刃だった場合、カミソリまけや炎症の原因になることも。

以下略。