オランダ、南ア発航空便の乗客61人コロナ陽性と発表
AFP 2021/11/27
オランダの保健当局は27日、南アフリカ発の航空便2便の乗客のうち61人が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。新たな変異株「オミクロン」に感染しているのかどうか調査が進められている。
当局によると、検査の結果、乗客61人の陽性が判明し、531人は陰性だった。陽性者はアムステルダムのスキポール空港近くのホテルに隔離されている。
AFP 2021/11/27
オランダの保健当局は27日、南アフリカ発の航空便2便の乗客のうち61人が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。新たな変異株「オミクロン」に感染しているのかどうか調査が進められている。
当局によると、検査の結果、乗客61人の陽性が判明し、531人は陰性だった。陽性者はアムステルダムのスキポール空港近くのホテルに隔離されている。
ニューとクサイが飛ばされた理由
GLOBE 2021/11/27
南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの変異株について、世界保健機関(WHO)は11月26日、警戒レベルが最も高い「懸念される変異株」に指定し、ギリシャ文字のアルファベットからオミクロン(ο)株と名付けたと発表した。
WHOは変異株について、ギリシャ文字のアルファベット順で命名してきたが、ニュー(ν)とクサイ(ξ)の二つの文字が飛ばされた形になった。WHOは理由を明らかにしていないが、ほかの言葉との混同や差別を避けるためだったとの見方が出ている。
WHOによると、オミクロン株は11月24日、南アフリカで初めて確認された。専門的な命名法(PANGO系統)では「B.1.1.529」とされ、いくつかの変異があり、ほかの変異株と比べても再感染のリスクが高まっているとしている。
変異株は当初、最初に見つかった国や地域の名前で呼ばれていたが、偏見や差別が生まれる懸念があることから、WHOは2021年5月末からギリシャ文字を使うようになっている。
変異株を警戒レベルの度合いによって、感染力が強まったり、ワクチンの効果を弱めたりするものを「懸念される変異株(VOC=Variants of Concern)」、複数の国や地域でクラスターが発生するなど拡大しているものを「注目すべき変異株(VOI=Variants of Interest)とそれぞれ分類している。VOCの方がより警戒度合いが高い。
また、VOIから一段、警戒レベルが格下げになったものは「監視中の変異株(VUM=Variants Under Monitoring)」と呼んでいる。
ただ、オミクロンという名前をめぐってはソーシャルメディアなどで疑問の声が上がっている。というのも、WHOの分類によると、これまでの最新の変異株はミュー(μ)株であり、ギリシャ文字のアルファベット順では、次はニューとクサイが使われるはずだったからだ。
これについて、イギリスのメディア「テレグラフ」のシニア編集委員はTwitterで以下のように発言した。
「WHO関係者によると、ギリシャ文字のニューとクサイは意図的に避けられた。ニューは「new」という言葉と混同するため、クサイは「ある地域に汚名を着せないようにする」ためにそれぞれスキップされた」
一方、クサイについては、英語ではxiと書き、中国の習近平(シーチンピン)国家主席の「習」の字も英語では「Xi」と表記することから、ソーシャルメディアではWHOが中国に気を遣って使用しなかったとの臆測が広がっている。
wowkorea.jp 2021/11/27
韓国の新型コロナウイルスによる一日の新規感染者が、3日ぶりに再び4000人台に上昇した。また、重症患者・死者数は過去最多を記録するなど「段階的日常回復(ウィズコロナ)」に赤信号が灯った。
疾病管理庁の中央防疫対策本部は「きょう(27日)の0時基準での一日の新規感染者は4068人発生した」と明らかにした。これは、前日午前発表の3901人より167人多く、1週間前である20日の3205人より863人多い数値であり、2週間前である13日の2324人よりも1744人多い数値である。また今回の数値は、これまでで2番目に多い一日の発生数となった。
重症患者は634人・死者は52人で、両方とも過去最多を記録した。
このような状況の中、来週29日に韓国大統領府で予定されている文在寅大統領主宰の「新型コロナ対応特別防疫点検会議」の結果が注目されている。
韓国大統領府の報道官は昨日、「文大統領が新型コロナの状況と段階的日常回復を点検する次元で、特別防疫点検会議を主宰する」と会見で明らかにした。この会議では、高齢層を中心に大きく増加している重症患者に対するブースター接種(追加接種)の施行と、病床拡充・これまでの4週間の段階的日常回復の施行について評価する予定だ。
時事 2021/11/27
米東部ニューヨーク州のホークル知事は26日、新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にあるとして、緊急事態を宣言する知事令を出した。病床や医療従事者を確保するため、不要不急の医療行為を制限できるようになる。
12月3日から適用され、来年1月15日に状況を再評価して延長の有無などを検討する。ホークル知事は声明で、南アフリカなどで新たに確認された変異株(オミクロン株)は「まだニューヨーク州内では確認されていないが、近づいてきている」と指摘。「来る冬に感染が急増する兆候がある。その備えとして本日、病院の収容能力を拡大する緊急措置を発表する」と述べた。
ロイター 2021/11/26
ベルギーのフランク・ファンデンブルック保健相は26日、南アフリカで感染が広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」による感染を国内で確認したと発表した。欧州域内で新たな変異株の感染が確認されたのは初めて。
トルコ経由でエジプトに旅行していた成人女性が帰国から11日後にインフルエンザのような症状を呈したため、今月22日に検査を受けたところ陽性反応が見られ、新たな変異株が検出された。この女性はワクチン未接種者だが、現時点で重症化する兆候はないという。
女性の家族に症状が出た人はいないが、検査を受けているとした。
ベルギーのデクロー首相は感染第4波抑制に向け、27日から3週間にわたりナイトクラブの営業を停止するほか、レストランやバーの営業時間を午後11時までとし、1テーブル当たりの収容人数を最大6人までにすると発表。冠婚葬祭を除き個人的なパーティーや集会も禁止するとした。
(※) 参考論文
ケニアのマリンディの女性セックスワーカーにおけるヒトヘルペスウイルス8型、ヒト免疫不全ウイルス-1、および梅毒の有病率とリスク要因
Prevalence and Risk Factors of Human Herpes Virus Type 8 (HHV-8), Human Immunodeficiency Virus-1 (HIV-1), and Syphilis among Female Sex Workers in Malindi, Kenya
沖縄タイムス 2021/11/26
沖縄県内で今年確認された梅毒の患者数が21日時点で77人(男性58人、女性19人)となり、感染症法による全数報告が義務付けられた1999年以降で最多を更新したことが分かった。エイズウイルス(HIV)との重複感染も17人いた。県ワクチン接種等戦略課は「早期発見・早期治療が重要。パートナーと一緒に検査を受けて」と呼び掛けている。
女性の感染者19人もこれまでで最多。特に20代が9人と多く、妊娠中の人は5人いた。例年、男性の感染者の割合が高いが、2015年以降は女性の感染も目立っている。
感染経路は性的接触がほとんどで、異性間が全体の53%、同性間が35%を占めた。
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌による感染症。性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が出たりする。胎盤を通して胎児に感染し、先天性梅毒になることもある。
早期発見すれば薬物治療で完治が可能だが、放置すれば脳や心臓に重大な合併症を引き起こし、最悪のケースでは死に至る。
県内の保健所では無料・匿名で検査を受けられるが、新型コロナウイルスの影響で休止している場合がある。詳細は各保健所のホームページで。