カカオ先物価格が前人未踏の1トン6000ドルを突破

 

1967年からのカカオ先物価格の推移

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カカオ

主要なカカオ生産者であるコートジボワールとガーナは、農園内で蔓延する病気に加え、乾燥した天候をもたらし作物の品質と収量に悪影響を及ぼすハルマッタンの季節風によってさらに悪化した供給不足に直面している。

エルニーニョに伴う乾燥は状況を悪化させると予想されており、カカオ生産量のさらなる減少につながる可能性がある。

最新のデータによると、コートジボワールは 10月1日から 2月4日までに1.04MMT(単位は100万トン)のカカオを港に出荷したが、これは昨年の同じ時期に比べて 39%減少した。

同時に、ガーナの格付けされ密封されたカカオの到着量は、今シーズンの収穫が始まった9月1日以来、1月31日までに 34万1,000トンとなり、1年前の 52万1,000トンから35%減少した。一方、カカオ価格の高騰はすでに消費者に伝わり、大手チョコレートメーカーを圧迫している。