福井県小浜市の海岸に「生きたダイオウイカ」が打ち上げられる

 


真っ赤なダイオウイカが海面から足を出し…漁師びっくり 全長3m超のビッグな“来客” 福井県小浜市

福井新聞 2022/04/20

福井県小浜市の宇久漁港内で4月20日、ダイオウイカが生きて漂着しているのが発見された。胴体部分の長さが1・32メートル、全長で3・35メートル。突然漁港に現れた大物に地元漁師も驚き、聞きつけた住民が次々に写真に収めていた。

午前10時頃、漁港で作業していた地元漁師の男性(45)が、桟橋の下で浮いているのを発見。ダイオウイカは足を海面に出すなど動いており、漁港内の岸辺へ移動していったという。小浜市職員が福井県海浜自然センターに連絡、越前松島水族館に引き取られた。

同漁港では、2019年12月にも死んだダイオウイカが漂着している。深海に生息するため「漁港からすぐに水深が深まる宇久の地形が関係しているのでは」と推測する地元漁師もいるが、生態は謎が多い。見つけた男性は「生きて流れ着いたのは聞いたことがない。赤色で大きかったので何かと思った」と驚いた様子で話した。

ダイオウイカは衰弱して死亡した。越前松島水族館は、持ち帰って冷凍保存し、ゴールデンウイーク中に同館で展示する方針。