北朝鮮の両江道で、子どもたちに原因不明の病気が蔓延

 

両江道

kotobank.jp

これは、栄養不足病(胸腺への影響)だと思われます。


両江道で原因不明の病気が蔓延し、学校閉鎖が引き起こされた

Daily NK 2024/04/02

Unknown disease spreads in Yanggang Province, prompting school closures

この病気により両江道の農村部では子どもの命が奪われており、地方当局は国民への情報提供を余儀なくされた

原因不明の病気が北朝鮮の両江道で蔓延しており、小学校は授業を中止し、児童たちを休暇に送ることを余儀なくされていると デイリーNK が報じた。

関係者は 3月29日、ペガム郡を含む多くの郡で子どもたちが発熱や目の充血を訴える病気が発生しているとデイリーNKに語った。感染が他の市や郡にも広がったため、児童たちは学校を休むよう命じられ、3月11日から 21日までの 10日間授業が停止された。

しかし、発熱を含む症状を呈する感染拡大が収まらなかったため、当局は臨時休校を 3月29日まで延長した。

両江道の農村部ではこの熱により子どもたちの命が奪われているという。地方当局は、発熱症状が伝染しており、その症状は特に子どもで深刻であることを国民に知らせた。当局は、親は子どもを注意深く監視し、屋内に留まるよう注意する必要があると強調した。

関係者は以下のように述べた。

「死亡した子どもたちは、近年十分に食事をとれずに免疫システムが破壊された子どもたちでした。厳しい状況にもかかわらず、(北朝鮮政府が)これまでに行ったのは児童たちに一時的な休暇を与えることだけでした」

北朝鮮の小学校の生徒は通常、1月上旬から 2月中旬までの 1カ月半の冬休みを取る。そして、4月1日に新学期が始まるまでの残りの時間を、見逃したことを取り戻したり、学んだことを復習したりするために使う。

新学期が始まる直前の 3月の最後の日は、通常、学校や教室の掃除に費やされる。しかし、両江道の児童たちは現在、病気の拡大のために休校中であるため、保護者が代わりに学校の清掃に協力している。