ウクライナのドローン攻撃でロシア国内の石油貯蔵所が大火災発生、当局者発表
Epoch Times 2024/01/19
Ukrainian Drone Attack on Oil Depot Inside Russia Causes Massive Blaze, Officials Say
1月19日、ウクライナの無人機がロシア西部の石油貯蔵庫を攻撃し、大規模な火災を引き起こしたと当局者が発表した。
地元知事によると、ドローンがウクライナ国境から約 60キロメートル離れた人口約 7万人の都市クリンツィに到着した際、総容量 6,000立方メートルの4つの石油貯留層に火災が発生したと国営タス通信が報じた。
クリンツィでは防空部隊がドローンを電子妨害したが、爆発物を施設に投下したとブリャンスク地方知事アレクサンダー・ボゴマズ氏は述べた。死傷者はいなかった、と彼は付け加えた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今年ロシア国境地域内のさらに多くの標的を攻撃すると誓っている。
同じくウクライナ国境に近いロシアの都市ベルゴロド市は、ウクライナの無人機攻撃の脅威を理由に、19日、伝統的な正教会の公現祭の祭りを中止した。ロシアでドローンの脅威により主要な公共イベントが中止されたことが知られるのはこれが初めてだ。
ウクライナ国営メディアは、ウクライナ情報局関係者の話として、19日、ウクライナの無人機がモスクワの南約 600キロにあるタンボフの火薬工場も攻撃したと報じた。
しかし、ロシアのRBCニュースによると、タンボフ州のマキシム・エゴロフ知事は、発電所は正常に稼働していると述べた。
ウクライナのロシア支配地域の調整責任者ウラジミール・ロゴフ氏によると、ドローンの残骸はサンクトペテルブルク市の南端にある石油ターミナルの敷地内に落ちた。ターミナルの共同所有者であるミハイル・スキギン氏は、ドローンがターミナルを狙っていたことを認めた。
ロシア第二の都市サンクトペテルブルクは、ウクライナとの国境から北に約 900キロのところにある。