シリア外相が「イスラエルとの戦争の準備は完了した」と声明

 


シリア、イスラエルとの「戦争」の準備完了 – 外務大臣

RT 2024/02/12

Syria ready for ‘wars’ with Israel – FM

地域危機が続く中、シリアのファイサル・メクダド外相は 2月11日、ダマスカスはイスラエルとの潜在的な軍事衝突において領土を守る十分な準備ができていると述べた。

メクダド氏はダマスカスでイランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相と会談し、イスラエルとガザでのハマス戦争中のパレスチナ人への共同支援について話し合った。

メクダド氏は、シリアは 1948年にアラブ諸国と新興ユダヤ国家との間で初の本格的な戦争が勃発して以来、イスラエルに「抵抗し続けている」と述べた。

「シリアはイスラエルの占領に対して戦争をしており、戦争をする用意があるが、いつどのようにして決定するかはシリアが決めることだ」と外相は強調し、1967年以来イスラエルが支配するシリア南西部の一部であるゴラン高原の重要性を指摘した。

マクデド氏は、ゴラン高原のイスラエル占領を終わらせることが「われわれの最優先事項」であると主張し、「シリアはこれらすべての解放作戦の代償を支払う用意がある」と付け加えた。

シリア外相は、シリアにおける米軍とトルコ軍の駐留も「不法」であり、終わらせなければならないと強調した。

アミール・アブドラヒアン外相は続けて 「シリアにおける外国軍の不法駐留」を非難し、米国とイスラエルが パレスチナ人に対して「大量虐殺」を行っていると非難した。

米国は今月、同地域の米軍基地に対するロケット弾や無人機による攻撃に対抗し、シリアで空爆を実施した。

国防総省は、1月28日に米兵 3人が死亡したタワー22として知られるヨルダンの前哨基地爆破事件の背後にいるイラン関連の過激派組織を標的にしていると発表した。シリアは自国領土への攻撃を国際法上「違法」だと非難した。