「手の甲」に ACE2 (スパイクタンパク質の感染受容体)が発現することをメキシコの研究が見出す

 

論文より

researchsquare.com

これはもう、手にもマスクしないとダメですね(苦笑)。真面目な話、石鹸や消毒剤で洗えば洗うほど、手の防御が消えて、「手の甲から感染する(シェディング含む)」という可能性があることがわかります。

(参考記事) 消毒カタストロフの新しい輪廻がまた始まり
In Deep 2023年7月13日


手の甲におけるACE-2受容体の発現:SARS-CoV-2の間接感染への影響

researchsquare.com 2023/07/17

ACE-2 receptor expression on the back of the hand: Implications in the indirect transmission of SARS-CoV-2

概要

SARS-CoV-2 は、2020年の初めに WHO によってパンデミックと宣言された病気である COVID-19 の原因物質である。さまざまな研究者たちが、感染症の罹患率と死亡率、さらには経済的影響を指摘している。

パンデミックは、人々の感染に対する感受性、病気の重症度、伝染性、伝染経路などの要因によって影響される。

この研究では、最後の 2つの側面、より具体的には手の甲との接触を通じた間接感染に焦点を当て、SARS-CoV-2 の感染過程におけるこの部位の重要性を強調することが特に興味深いものとなった。

手の甲における ACE-2受容体の発現と機能が、免疫組織化学的手法によって実証された。そして、ウイルスの間接的な伝播におけるこれらの発見の意味が議論された。

私たちは、例えば拳敬礼 (※ 拳と拳で交わす妙な挨拶のこと)による皮膚との接触が感染症の増加に寄与していると結論付けており、この行為を予防策として避けることを提案する。