報道の下に、2019年の日本の論文の一部を添えておきます。次亜塩素酸ナトリウムは、特に赤ちゃんには危険です。
単なる夏風邪に余計なことをするから事態が悪化する。
「ヘルパンギーナ」感染急拡大 予防ポイント「アルコールは効かない」「次亜塩素酸ナトリウムで消毒を」
長野放送 2023/07/12
子どもにかかりやすい夏風邪「ヘルパンギーナ」。
先週、「警報レベル」を超え、きょう12日の発表ではさらに感染が拡大しました。小児科も患者が増えていて「対策の徹底」を呼びかけています。
松本市の小児科では、おととい、休み明けということもあり多くの親子連れが診察に訪れていました。
保護者が心配していたのは―。
2児の母:
「上の子(5歳)がかかったばっかりで下の子もちょっとこんこんしてたので『ヘルパンギーナ』かなというところはあったけど心配です」
■ヘルパンギーナ 感染急拡大
夏風邪の「ヘルパンギーナ」。
5歳以下の子どもがかかりやすく38度以上の発熱が続き、口の中に水ぶくれ状の発疹ができます。
県内では5月下旬から増え始め、7月2日までの一週間の一医療機関あたりの患者数は警報レベルの6を超えました。
きょう12日発表の9日までの一週間ではさらに増加しています。
■アルコールは効かない
こちらの病院でも6月から患者が増え、おとといは訪れた子ども40人のうち8人が「ヘルパンギーナ」だったということです。
高島医院・水野史院長:
「去年、ヘルパンギーナが全然はやっていなかったので免疫を持っていない子が多い。ヘルパンギーナのウイルスはアルコールが効かないので、しっかり手洗いをしないと手に残っててうつってしまう性質がある」
■次亜塩素酸ナトリウムで消毒を
新型コロナウイルスも感染が拡大しつつあります。
これ以上感染が拡大すると小児医療がひっ迫する恐れもあるとして対策の徹底を呼びかけています。
高島医院・水野史院長:
「一番は手洗い。アルコールは効かないので消毒する。ドアノブなどを次亜塩素酸ナトリウム、ハイターを薄めて消毒する。ウイルスは便に排出されますので、マスクをしておむつ替え、その後、手洗いをしっかりする」
(参考論文)
富山大学名誉教授 大谷修氏の2019年の論文「危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒」より
消毒や漂白のために用いられる塩素系製剤は、しばしば健康被害をもたらす。
塩素系製剤である次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)は水溶液中で加水分解して次亜塩素酸を生じる。この次亜塩素酸が殺菌効果を発揮する。
次亜塩素酸は排水管などの金属を腐食させる。
次亜塩素酸ナトリウムはトイレ掃除に使う塩酸や酸性洗剤と反応して有毒な塩素ガスを生じる。塩素ガスを吸引すると、肺水腫などの重篤な呼吸器障害を生じる。
塩素処理したスイミングプールにおいても喘息等を発症するリスクが高まり、アレルギー疾患を増悪する。
以下の記事に掲載しています。
・日本政府当局は、いいかげんに「あまりにも身体に有害な《空間と環境への消毒剤使用》を禁止する」という強い命令を出すべきだ。このままじゃ日本人の子どもたちが若くして死んでしまう
In Deep 2020年6月14日