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[世界的にドル離れの兆し]というロイター報道

 


世界的にドル離れの兆し、金利上昇やロシア制裁で=JPモルガン

ロイター 2023/06/06

米金融大手JPモルガン・チェースのストラテジストは5日、世界的にドル離れの兆しが現れていると指摘した。

米国の金利上昇や、ロシアの銀行を金融システムから締め出す制裁措置が、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカで構成する新興5カ国(BRICs)のドル離反を招いていることが背景という。

JPモルガン・チェースのストラテジスト、ミーラ・チャンダン氏とオクタビア・ポペスク氏は、取引通貨量に占めるドルの全体的な割合は88%と過去最高水準にはあるものの、「水面下で二極化」していると指摘。

ユーロの割合は過去10年間に8ポイント減少し31%と過去最低水準になる一方、中国人民元は7%と過去最高まで上昇したとした。

世界の中央銀行の外貨準備でも、ドルの割合は依然として圧倒的ではあるが、過去最低の58%に低下したという。

ただJPモルガンは、人民元の国際化進展は限定的であり、中国政府による資本規制がある以上、大きく変化することはないとの見方を示した。

スーパー種雄牛「福之姫」が急性心不全で急死

 

最近は、動物の急死の報道が多いですね。アメリカでは、「ケンタッキー・ダービー競馬場で1カ月に12頭安楽死 (毎日新聞 2023/06/03)」という報道もありました。


スーパー種雄牛「福之姫」急死

日本農業新聞 2023/06/05

家畜改良事業団は5日、同団が繋養する黒毛和種の種雄牛「福之姫」が2日に急性心不全で死亡したと発表した。10歳10カ月だった。


急死した福之姫(家畜改良事業団提供)

「福之姫」は増体能力の高さと抜群の枝肉成績で全国を席巻する現役のスーパー種雄牛だった。

[98%の日本人が「ビタミンD不足」]という東京慈恵会医科大学のプレスリリース

 


98%の日本人が「ビタミンD不足」に該当

学校法人慈恵大学 2023/06/05

国内初の基準値を公表、植物由来のビタミンDはほぼ検出されず

東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座 越智小枝教授・整形外科学講座 斎藤 充教授らは、島津製作所と新開発の液体クロマトグラフィー・質量分析法(LC-MS/MS)システムを使用して、2019年4月から2020年3月までの期間に東京都内で健康診断を受けた5,518人を対象に調査を実施し、98%がビタミンD不足に該当していたことを明らかにしました。

ビタミンDは骨粗しょう症だけでなく感染症や心血管疾患や神経筋疾患、自己免疫疾患発症にも関連すると言われており、COVID-19の重症化因子としても注目される重要な栄養素です。世界的にもビタミンD不足・充足状態に対する関心が高まる一方で、この栄養素は必要基準範囲が完全に確立されていないことが課題となっていました。

本研究の成果は4月23日にThe Journal of Nutrition誌Volume 153, Issue 4, p1253に掲載されました。

ポイント:

・新開発、完全自動化の液体クロマトグラフィー・質量分析法(LC-MS/MS)システムを使用し、日本で初めて血清中25-ヒドロキシビタミンD(25(OH)Dの基準濃度を計算しました。

・算出した結果は、女性 7–30 ng/mL、男性5–27 ng/mL(全体6–29 ng/mL)と、健常人の98%が日本代謝内分泌学会・日本整形外科学会が提唱するビタミンD基準濃度(<30 ng/mL)に達していないことが判明しました。

・測定されたビタミンDのほとんどが動物あるいは日光由来のビタミンD3であり、シイタケなどの植物由来のビタミンD2はほぼ検出されませんでした。また、年齢が低いほどビタミンD不足の割合が高くなりました。

今回の研究結果から、日本人の食生活の変化によって、現代社会では特に植物由来のビタミンDが摂取されなくなったことが推察されます。

今後の超高齢化社会へ向け、骨粗しょう症・骨折の予防につながるビタミンDの摂取はますます重要となっています。ビタミンDが不足している現状への早急な介入と共に、ビタミンD不足を引き起こすその他の原因についても解析が必要です。

インドのヒマーチャルプラデーシュ州で、5月としては過去最大の降雨量と、過去最低の気温が記録

 


5月の天候不順:記録的な雨量と、骨も凍るような寒さのヒマーチャルプラデーシュ州

himachalscape.com 2023/05/31

May twist: Record rain and bone-chilling cold grip Himachal Pradesh

7日間の降水量が 325%増加し、気温は 7℃低下した。

絵のように美しいヒマーチャルプラデーシュ州の丘陵地帯の 5月24日から 30日までの 7日間の降水量が、記録的な 325%増加し、気温は過去 7日間で史上最低値まで急降下した。

例年なら、花が咲き、そよ風が吹く 5月だが、前例のない降雨と骨も凍る気温がこの季節の常識を覆し、激しい雨と、かつてない寒さに見舞われている。

5月の 1ヵ月で、ヒマーチャルプラデーシュ州では平年に比べて 84%の超過という驚異的な降雨が発生した。

シルマウルは、週間降水量が 295%増加という驚異的な急増を見せ、地域を水没させたことで注目を集めている。ソランも 256% の超過降雨を目撃している。

降り続いた雨で気温も下がった。シムラー気象センター所長のスレンドラ・ポール博士は、5月に降り続いた雨のせいで気温が大幅に下がったと語った。州全体で最高気温が最大 7℃低下したことが記録された。これとは別に、最低気温も 4℃下がった。

観光客たちは、こうした予期せぬ気象条件に不意を突かれ、夏の服装では不十分であることに気づいた。観光客たちは今、朝晩の寒さに苦しんでいる。気象庁は観光客たちに対し、暖かい服装をし、高地に出かける際は注意するよう呼び掛けている。

この状況が展開し続ける中、地域の住民と観光客たちは最新の天気予報を常に最新の状態に保ち、異常な降雨と骨も凍る寒さに対処するために必要な予防措置を講じるよう求められている。

なぜ中国は10,000メートルもの深さの地殻を掘っているのか?

 


なぜ中国は10,000メートルもの深さの地殻を掘っているのか?

zerohedge.com 2023/06/03

Why Is China Digging 33,000 Feet Into The Earth’s Crust?

中国の科学者たちは 5月30日、地球の地殻に、計画されていた10,000メートルの掘削孔の着工に着手した。ブルームバーグによると、新華社通信社の話として同国史上最も深い掘削孔となる。

掘削は 10以上の大陸層、つまり岩石の層を貫通し、約1億4500万年前に遡る白亜系の地殻に到達する予定だ

この 457日間のプロジェクトを担当する中国石油天然気集団によると、このプロジェクトは地球の内部構造に関するデータを提供するだけでなく、地下掘削技術を証明する予定だという。

この取り組みは、鉱物資源の特定に利用できるだけでなく、地震や火山噴火などの環境リスクの評価にも活用できる可能性がある。

中国工程院の科学者 Sun Jinsheng 氏は新華社への声明で、「掘削プロジェクトの建設の困難さは、2本の細い鋼製ケーブルの上を走る大型トラックに匹敵する」と述べた。

習近平国家主席は、2021年に国内の有力な科学者らに向けた演説で、地球深部探査のさらなる進展を呼び掛けた

地球に掘削された穴の現在の記録は、深さ 12,262 メートルのロシアのコラ超深井戸で、20年間の掘削を経て 1989年に完成した。

参考までに、地球の地殻の厚さは平均 30キロメートルだ。

[生徒30人が“熱中症”訴える、1人意識不明]という福岡の高校の出来事

 

6月1日の九州の気温


生徒30人が“熱中症”訴える、1人意識不明 高校で体育祭の練習中 福岡・糸島市

日本海テレビ 2023/06/01

1日午前、福岡県糸島市の高校で、体育祭の練習をしていた生徒30人が熱中症の症状を訴えました。1人が意識不明です。

1日午前11時40分ごろ、糸島市の糸島農業高校から「1人が体調不良を訴えている」と通報がありました。消防や警察によりますと、運動場で体育祭の練習をしていた生徒あわせて30人が熱中症の症状を訴えたということです。3人が重症、10人が中等症と診断されていて、1人が意識不明です。

糸島農業高校によりますと、体育祭の練習は1日午前9時すぎから行われていて、練習には全学年が参加していたということです。

フィンランドに出現した「花粉コロナ」

 

2023年5月30日 フィンランド・トゥルク市

spaceweather.com

花粉コロナとは、空気中の花粉と、散乱した太陽光によって引き起こされる現象です。

以下の記事などに過去の花粉コロナの写真があります。

[記事] アメリカの「花粉コロナ」 (2017/02/26)

 

[記事] これまで見た中で最も美しいかもしれない太陽の光学現象「コロナ」が米国スーペリア湖に出現 (2018/03/14)