シンガポールの人口が、1950年以来最大の減少幅を記録

 


今年のシンガポールの人口、1950年以来最大の減少幅を記録

ロイター 2021/09/29

28日に発表されたシンガポールの公式人口年次統計によると、同国の人口は今年、1950年以来最大の減少幅を記録した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う移動規制で外国人の渡航が減少したことが背景で、人口減少は2年連続、また1950年以来3度目の減少となった。

今年のシンガポールの人口(同国在住・在勤・在学の非永住外国人を含む)は4.1%減少して545万人となった。特に非居住者の人口は10.7%減少した。

シンガポールでも他の先進国同様、出生率低下と高齢化が進んでいる。政府はコロナ禍中、子どもを持つことを促すため一時金を支給するなどしている。

ロシア、1日のコロナ死者数が最悪に 852人死亡

 

ロシア、1日のコロナ死者数が最悪に 852人死亡

CNN 2021/09/29

ロシアのコロナ対応部局は28日、過去24時間の新型コロナウイルス感染症による死者数が852人となり、1日の死者数として過去最悪を記録したことを明らかにした。

これまでは24日に記録した828人が最多だった。

クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は同日、国内の地域でコロナの症例数が急増していることを認めた。

公衆衛生を監視する連邦消費者権利保護・福利監督局は先週、ロシアの成人1億1000万~1億1500万人のうちワクチン接種を受けた人は4700万人ほどにとどまり、いつ感染のペースが落ちるか予測するのは難しいと述べた。

米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、ロシアのこれまでの感染者数は世界で7番目に多い。公式統計によると、コロナの累計感染者数は746万4708人で、死者数は20万5531人。

ロシアは世界で最初に新型コロナウイルスワクチンを承認したが、国民への接種の進捗度では他国の多くに遅れを取っている。

(※) 全パンデミック期間 (2020年2月5日 – 2021年9月27日)のロシアでの死者数の推移。


ourworldindata.org

韓国の年間死亡者数、昨年初めて30万人超え…4人に1人は「がん」

 


韓国の年間死亡者数、昨年初めて30万人超え … 4人に1人は「がん」

朝鮮日報 2021/09/29

この10年間で胃がん・肝臓がんの死亡率は下がったが、肺がん・膵臓(すいぞう)がん・大腸がんの死亡率は増えたという集計結果が出た。

昨年のがん死亡率(10万人当たりの死亡者数)は160.1人だった。

男性が198.5人で、女性(121.9人)の1.6倍に達した。

男性は前年より1.1%、女性は1.4%増加した。男性は肺がん(54.0人)、肝臓がん(30.5人)、大腸がん(19.8人)の順で死亡率が高く、女性は肺がん(18.8人)、大腸がん(15.1人)、膵臓がん(12.9人)の順に多かった。

■がん死亡率、男性が女性の1.6倍

統計庁が28日に発表した「2020年死亡原因統計」によると、昨年の死亡者数は30万4948人で、前年より3.3%増加したとのことだ。

死亡者数が30万人を超えたのは、死亡原因統計の作成が開始された1983年以降で初めてだ。一方、昨年の出生児数は史上初めて30万人台を切り、死亡者数の方が出生者数よりも多く、人口が自然減となる「人口デッドクロス」現象が現れた。

死亡原因別に見ると、

がん(8万2204人)
心臓病(3万2347人)
肺炎(2万2257人)
脳血管疾患(2万1860人)
自殺(1万3195人)
糖尿病(8456人)

アルツハイマー病(7532人)
肝臓疾患(6979人)
高血圧疾患(6100人)
敗血症(6086人)

の順だった。2000年以降、21年連続でがんが死亡原因1位になっている。

■アルツハイマー7位、敗血症10位

死亡原因では、高齢化するにつれて敗血症やアルツハイマー病など高齢者が主にかかる疾患が増えた。敗血症は2010年に14位だったが、昨年は10位になった。アルツハイマー病も2017年の11位から昨年は7位になった。

自殺による死亡率は10万人当たり25.7人で、前年より4.4%減り、10年前に比べても17.6%減少した。だが、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均(10.9人)と比較すると依然として高い水準だ。10 – 30代の若い世代の自殺率はこの5年間で増え続けている。20代は前年より12.8%、5年前に比べると32.3%上昇した。

昨年の飲酒などアルコールに関する10万人当たりの死亡者数も10.0人で、前年より9.8%増加した。この10年間で9人前後だったが、昨年はこれを上回った。

ヨーロッパの天然ガスの価格が1日で12%上昇

 

(※) 参考記事 「中国で突如起きた「春まで終わらないかもしれない大停電」や、各国のエネルギークラッシュを見ていて思う「本物の黙示録」の入口に立っているという感覚


 

European Gas Prices Hit Escape Velocity After Russian Gas Supplies Plunge By 57% Overnight
ロシアのガス供給が一晩で57%急落した後、ヨーロッパのガス価格は脱出速度に達する
zerohedge.com 2021/09/28

> ヨーロッパのガス価格(オランダのTTFと英国のNBP)は、今日さらに12%上昇して過去最高を記録した。


zerohedge.com

NYダウ反落569ドル安 ナスダックは今年3番目の下落率

 


NYダウ反落569ドル安 ナスダックは今年3番目の下落率

日経 2021/09/29

28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比569ドル38セント(1.6%)安の3万4299ドル99セントで終えた。

米長期金利が一時、6月中旬以来の水準に上昇し、金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄が売られた。米連邦債務の上限問題への懸念も投資家心理を冷やした。

28日の米債券市場で長期金利が一時1.56%と前日終値(1.48%)から大きく上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表された22日以降、長期金利はほぼ一本調子で上昇している。

急速な金利上昇を警戒した主力ハイテク株への売りが相場の重荷となった。ソフトウエアのマイクロソフトが4%近く下げ、顧客情報管理(CRM)のセールスフォース・ドットコムとスマートフォンのアップルも売られた。

米上院共和党は27日、12月までのつなぎ予算と2022年12月まで米連邦政府の債務上限の適用を凍結する措置を一体化した法案の上院本会議での採決を阻止した。

10月以降の財源が確保できず、米連邦政府の閉鎖やデフォルト(債務不履行)の可能性が意識された。投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に持ち高調整や利益確定を目的とした売りが広がった。ダウ平均の下げ幅は午後に600ドルを超えた。

米商務長官が「中国政府は自国の航空会社による米国産の航空機の購入を阻止している」と述べたと28日に伝わったのを嫌気し、航空機のボーイングが売られた。金融のゴールドマン・サックスやホームセンターのホーム・デポも下げた。

ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比423.287ポイント(2.8%)安の1万4546.683と8月19日以来の安値で終えた。下落率は今年3番目の大きさ。主力株は軒並み下げ、ネット検索のアルファベットとフェイスブックが4%安。

半導体関連株の下げが目立ち、アナリストが投資判断を引き下げた半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)は7%安。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は6%安、エヌビディアは4%安などとなった。

[帯状疱疹に悩む人が急増、要因は]という報道

 

(※ 参考記事) 「うつ病……帯状疱疹……


帯状疱疹に悩む人が急増、要因は

AskDoctors 2021/09/28

体の表面に、赤い斑点や水ぶくれができる「帯状疱疹」。水ぼうそうと同じウイルスが活性化して症状が出るため、水ぼうそうにかかったことがある人なら誰でもなる可能性があります。AskDoctorsに寄せられた検索数を集計・分析したところ、9月20日週は帯状疱疹に関する検索が前週(55件)と比べ91件(65%増)に。

急増の背景について医師からは「直接的な関連は分からないものの、ストレスによって免疫力が落ちている可能性はある」との見解が示されています。

9月20日からの一週間でAskDoctorsへの相談件数が前週に比べ急増した帯状疱疹。

相談者の年齢や境遇はさまざまで、乳児に感染が広がらないかどうかや、受診する診療科目に関してなど、多様な相談がされています。

特に帯状疱疹は皮膚の症状が治まった後にも痛みが続く後遺症が出る場合があるため、「帯状疱疹を放置したことで後遺症にならないかを気にしている」などと心配する声が多数。医師からは、帯状疱疹が疑われる場合、早期に皮膚科に受診するよう促しています。

[韓国金融監督院長「パーフェクトストームのリスク確認しなくては」…経済危機を警告]という報道

 


韓国金融監督院長「パーフェクトストームのリスク確認しなくては」…経済危機を警告

中央日報 2021/09/28

融監督院の鄭恩甫(チョン・ウンボ)院長が内外の経済環境の変化に対し警告した。彼は「パーフェクトストーム」という言葉を使ってリスクへの備えを強調した。

鄭院長は28日に開かれた役員会議で、「米国でテーパリングと利上げ議論が本格化し、恒大グループ問題などで中国の不動産部門の不良の懸念が高まっている」と指摘した。

また「韓国国内でも基準金利追加引き上げの可能性がいまなお残るなど内外でリスク要因が同時多発的に浮上している」と懸念する。

彼は「(こうしたリスク要因が)外国為替、株式、不動産、仮想資産市場まで全般的な変動性を拡大する可能性がある。相互連係性と相乗作用により波及力が増幅する『パーフェクトストーム』が生じる恐れがあるためリスクを綿密にチェックしなければならない」と強調した。

内外のリスクに備えるため金融監督院は29日から毎週「対内外リスク状況点検タスクフォース会議」を開くことにした。会議では金融市場と金融圏の外貨流動性の状況を点検する。また、必要な場合には金融委員会、企画財政部などと協力し監督対応を模索する予定だ。

最近中国の大手不動産開発会社の恒大グループが350兆ウォンに達する負債を抱えたまま債務不履行(デフォルト)の危機に置かれ内外の証券市場に影響を与えている。

米連邦準備制度理事会(FRB)は22日の連邦公開市場委員会(FOMC)定例会議後に声明を通じ近く資産買い入れ縮小を始める可能性があると明らかにした。また、金利引き上げ時期も早ければ来年に前倒しされる可能性を示唆した。