日本の1日のコロナ死者数が過去最多を更新したことが小さく伝えられる

 

(※) 以下の記事の際にも、報道ベースでは過去最多を更新していましたが、その後、厚生労働省のデータの数値と合致していないことに気づきました。今回もどうも合っていないようです……まあ、もうどうでもいいんでしょうね。

[記事] 日本の1日のコロナ死者数がパンデミック以来最多を記録。ここまでの歴史をデータで見ると共に、これが抗体依存性感染増強だと確信できる中…
In Deep 2022年12月24日


コロナ死者、最多438人 第8波で増加、感染20万人

共同 2022/12/27

国内で27日、438人の新型コロナウイルス感染による死者が報告された。

過去最多で、1日の死者が400人を超えるのは初めて。全国の新規感染者は20万8235人が確認され、1週間前と比べ1万8千人余り増えた。

死者数は、11月は2桁や100人台が多かったが、流行「第8波」の拡大に伴い増加し、12月は200人台や300人台の日が目立つようになっていた。これまでの最多は23日の371人だった。

27日の都道府県別の死者は北海道38人、神奈川33人、埼玉26人など。感染者は東京2万2063人、愛知1万5443人、大阪1万3962人など。

[宮崎県が医療非常事態宣言]という報道

(※) 報道タイトルにある「都城 (みやこのじょう)市」というのは、先日、黒霧島など一部の商品の販売休止を発表した霧島酒造のある市ですね。芋焼酎のメッカであるだけに、心配です(心配の対象がやや不明)。


宮崎県が医療非常事態宣言 都城管内の549人含む3248人新たに感染 新型コロナ

南日本新聞 2022/12/27

宮崎県は27日、新型コロナウイルスの県独自の警戒レベルで最高の「医療非常事態宣言」を発令した。期間は来年1月26日まで。感染者が急増し病床使用率が48.9%まで上がり、医療提供体制が逼迫しつつあると判断した。

年末年始を迎え人流が増えることから、無料検査の対象に県外からの旅行者や帰省者も加え、1月12日まで県内96カ所(12月27日時点)で実施する。

また12月29日から1月3日まで、発熱外来を都城・北諸県圏域で42増やし59機関にするなど、県内で145増やし271機関確保した。

12月27日発表の新規感染者は3248人。8月24日発表以来3000人を超えた。都城保健所管内549人、小林保健所管内293人など。県内の累計感染者は25万1676人。

コロナ患者4人が亡くなったことも明らかにした。死者の累計は473人。

ロシアが、原油価格の上限導入国への石油供給を禁止

 


プーチン氏、原油価格上限導入国への供給を禁止 来年2月から5カ月間

ロイター 2022/12/28

ロシアのプーチン大統領は27日、西側諸国が合意したロシア産原油の取引価格の上限を導入した国への原油と原油製品の供給を禁止する大統領令に署名した。

禁止は2023年2月1日に発効。7月1日まで5カ月間維持される。

原油の輸出は2月1日から禁止されるが、原油製品の輸出禁止日はロシア政府が決定し、2月1日以降になる可能性もある。また今回の大統領令には特別な場合にプーチン氏が禁止令を覆すことができる条項が含まれている。

ロシア大統領府はプーチン氏が署名した大統領令を政府ポータルサイトと大統領府のウェブサイトに掲載。

「米国やその他の国のほか、こうした国に賛同する国際機関による非友好的で国際法に反する行動」への直接的な対応としてロシア産原油と原油製品の供給を禁止するとし、「最終購入者に至るまでのすべての供給段階に適用される」と表明した。

一部アナリストは、価格上限設定でもロシアの原油収入は大きな影響を受けないと予想。ただロシアのシルアノフ財務相は、原油価格の上限設定で輸出収入が圧迫されるとし、2023年の財政赤字が政府が想定する国内総生産(GDP)比2%を上回る可能性があるとの見方を示している。

[搬送困難、最多6800件]という報道

 

(参考記事) 隠される「日本の惨状」。12月だけでコロナ死6000人超。医療もすでに崩壊している可能性
In Deep 2022年12月26日


搬送困難、最多6800件 コロナ疑いは21%増―総務省消防庁

時事 2022/12/27

総務省消防庁は27日、救急患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が19~25日の1週間で6800件に上ったと発表した。8月第2週の6747件を上回り、2020年4月の調査開始以降で過去最多となった。

前週の6088件と比べると712件増え、8週連続の増加。このうち新型コロナウイルスに感染した疑いがあるケースは2130件で、前週の1765件から21%増えた。

消防庁の担当者は「例年冬は搬送事案が増えることに加え、病床数が限られていることが影響しているとみられる」としている。

消防庁は、政令市や県庁所在地など全国52カ所の消防本部を対象に調査。

4カ所以上の医療機関に搬送を照会し、救急隊が現場に到着してから搬送開始までに30分以上かかったケースを困難事案と定義している。

中国が過去最大の台湾への領海侵犯

 

中国が最大級の軍事「侵入」を行ったと台湾が発表

China stages big military incursion, Taiwan says
BBC 2022/12/27

台湾国防部(国防省)は 26日、台湾周辺の海や空で、中国による最大規模の侵入があったと発表した。

発表によると、中国空軍の戦闘機やドローンなど71機が台湾の「防空識別圏」に入った。うち43機は、中国と台湾を隔てる非公式の休戦ラインとなっている「中間線」を越えたという。

一方、中国は、台湾周辺で25日に軍事演習を行ったと発表した。台湾とアメリカの「挑発」に対抗したものだとした。

アメリカは今回の事態を受け、中国の軍事行動が「不安定になって」おり、「地域の平和と安定」を損なっているとの見方を示した。

台湾では自治が行われている。しかし中国は台湾を、分離した省であり、いずれは統一されるものとみなしている。

中台の緊張

台湾と中国の緊張はここ数カ月、徐々に高まっている。

8月には、アメリカのナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問し、中国は強く反発した。過去25年間で最も高位の米政治家の訪問だった。

中国は対応措置として、台湾近海で当時としては最大規模の軍事演習を実施。台湾との貿易を一部停止した。

台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は、当時の中国の行動を非常に挑発的だと非難した。中国は、台湾を支配するための武力行使を否定していない。

アメリカの立場

米国家安全保障会議の関係者は、今回の事態をアメリカは憂慮していると述べた。そして、「アメリカの長年の関与と『一つの中国』政策に沿って、台湾が十分な自衛能力を維持するよう、引き続き支援していく」と付け加えた。

アメリカはこれまで、台湾問題で常に外交的な綱渡りをしてきた。

中国との関係においては、土台となっている「一つの中国」政策を堅持。中国政府は1つしかないとし、台湾ではなく中国と正式な国交を結んでいる。

しかし同時に、台湾とも密接な関係を保っている。台湾の自衛への支援はアメリカの義務だとした、同国の台湾関係法に基づき、台湾に武器を販売している。

北朝鮮が過去5年で最大の韓国への領空侵犯

 

 


北朝鮮が無人機を飛ばした後、韓国はジェット機を発射し、発砲

S.Korea Fires Shots, Scrambles Jets After North Sends Drones Near Seoul
zerohedge.com 2022/12/27


墜落した韓国 Ka-1 戦闘機。 Amichai Stein

12月26日、朝鮮半島を隔てる厳重に要塞化された国境に沿って、まれで非常に重大な事件が発生した。

韓国軍は、北朝鮮が南の主権領空を侵犯した無人偵察機を確認した後、警告射撃と戦闘機のスクランブル発進をおこなったと発表した。

これは、過去 5年間で初めてのこのような大規模な領土侵害事件を示しており、その結果、韓国政府はこれに対応して国境を越えて監視航空機を派遣した。北朝鮮の無人偵察機は南の領土に深く侵入した。

韓国の統合参謀本部によると、「韓国軍は北朝鮮から国境を越えた 5機の無人偵察機を検出し、1機は車で約 1時間離れた韓国の首都圏の北部まで移動した」と AP通信は伝えた

「韓国軍は、北朝鮮の無人偵察機を撃墜するために、警告射撃を行い、戦闘機と攻撃ヘリコプターを発射することで対応した」と、軍の公式声明に基づく報告は続く。

韓国国防省によると、攻撃ヘリコプターは合わせて 100発を発射したが、北朝鮮の無人機が撃墜されたかどうかはすぐにはわからなかった。

韓国の合同参謀本部によると、5機の無人機のうち 1機だけが国境を越えて北朝鮮に戻るのが観察されたが、他の機体はレーダーから姿を消した。

それに応じて承認された監視対策の中で、合同参謀本部は、無人偵察機が通常運用されている北朝鮮に対しての機密施設を撮影したと述べた。

この対応の中で、韓国の有人航空機が墜落した。Ka-1軽攻撃機の 1機が離陸中に墜落し、両方のパイロットが安全に脱出したことを確認した。

韓国軍合同参謀本部報道官のイ・スンオ少将は記者会見で、「わが軍はこの種の北朝鮮の挑発に徹底的かつ断固として対応する」と述べた。

北朝鮮が今年、記録的な数の弾道ミサイルやその他のミサイルを発射したため、軍事化された国境沿いの緊張はすでに高まっている。こには、先週日本に向けて発射された 2発を含む。

2022年も残り数日となったが、アナリストたちは今年発射された 90発以上のミサイルを追跡している。

「北朝鮮は 2022年に少なくとも 92発の弾道ミサイルおよびその他のミサイルを発射した。これは、これまでのどの年よりも多い」と、ニューヨークタイムズは新しいレポートで集計している。

「いずれも、国による弾道ミサイルや核兵器の実験を禁止する国連安全保障理事会の決議を無視している」

12月26日の新たな事件は、朝鮮半島の敵対する側が、いつでも互いの軍事資産を攻撃する可能性がいかに近いかを示している。

金正恩政権は最近の米韓軍事演習について怒りを表明している。

[英国、新型コロナ再生産数の公表停止 ワクチンと治療薬で不要に]という報道

 

[参考記事] イギリスの救急車待ちが地域的に「2日以上」になっている模様。その中で、コロナとインフルエンザが同時に急増中
地球の記録 2022年11月8日


英国、新型コロナ再生産数の公表停止 ワクチンと治療薬で不要に

ロイター 2022/12/27

英政府は26日、新型コロナウイルスの「再生産数」の公表を停止すると発表した。ワクチンと治療薬のおかげで公表が不要になったとしている。

再生産数は感染拡大スピードを示す数値で、1を超えれば感染者が増加傾向にあることを示す。

英国保健安全保障庁(UKHSA)の首席データサイエンティスト、ニック・ワトキンス氏は「ワクチンと治療法のおかげで新型コロナとの共生局面に移行できるようになった今、監視は縮小したが数々の指標を通じて丁寧な観察は続けられており、この特定のデータの公表は不要になった」とのコメントを発表した。

最後の発表となった23日の再生産数はイングランド地域で1―1.2だった。英国ではここ数週間、新型コロナの感染者数が増えているが、イングランドだけで1日約3万人に達していた7月のピーク時に比べると大幅に低い数字となっている。

ワトキンス氏は、データの公表は常時見直しており、必要が生じれば再生産数も速やかに再導入することが可能だとした。