台湾の地震で震源に近い花蓮で「地表が45センチ隆起」

 


花蓮地震後、「台湾の地表変位」が45.1センチ上昇した

ntdtv.com 2024/04/11

花莲强震后“台湾地表位移” 被抬升45.1公分

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4月3日に発生した花蓮地震は各地で多くの災害を引き起こし、内務省土地測量地図センターのデータによると、台湾の地表さえも変動したという。

最大の上昇は花蓮駅で約 45.1cmだった。最大水平変位は東管駅で発生した。

4月3日の花蓮地震はマグニチュード7.2で、 過去 25年間で最大の規模となり、台湾各地に被害をもたらしたほか、台湾の地表にも変位が発生した。

内務省土地測量地図センターが地震前後のデータを分析したところ、最大の水平変位は東管基地で約 22.2cm、最大の垂直隆起は花蓮で最大 45.1cmであったことが判明した。

国立台湾大学地質学部の陳文山教授:「地震は外洋で発生したため、実際の最大変位は海底にある。現在、海底を検出することはできない」

気象庁地震予知予測センターの元所長、郭開文氏は「今回の観測の結果、変化の範囲が非常に大きいことが分かった。以前のような狭い範囲ではなく、大規模な変化のようだ」と述べた。




リンチ症候群とは

 

初めて知った言葉ですが、子宮内で発生した遺伝子の問題により、生まれた子どもが、年齢が若い段階で、大腸ガンや子宮内膜ガンなどを発症するという症候群のようです。

2023年の2月の論文の冒頭です。


リンチ症候群

ncbi.nlm.nih.gov 2023/02/04

Lynch Syndrome

ほとんどの結腸直腸ガンは散発的に発生する。ただし、症例の約 5~ 10%は遺伝性ガン症候群または遺伝性突然変異によって引き起こされる。

遺伝性結腸直腸癌の最も一般的な遺伝型はリンチ症候群であり、遺伝性非ポリポーシス結腸直腸癌症候群 (HNPCC) としても知られている。

リンチ症候群の患者は、結腸直腸ガンの生涯リスクが最大 80%、子宮内膜ガンの生涯リスクが最大 60%あるため、患者を特定することは臨床的に重要だ。

これらの患者は、胃ガン、卵巣ガン、小腸ガン、尿路上皮ガン(尿管、腎盂)、胆道ガン、膵臓ガン、脳ガン(膠芽腫)、皮脂腺腺腫、角膜表皮腫などの他の原発ガンのリスクも高くなる。

この活動では、リンチ症候群の評価、診断、管理について説明し、罹患者のケアにおける多職種チームの役割に焦点を当てる。




米国で「精神科の集中治療室に入院する子ども」の数が2022年には2020年の3倍に

 


コロナ危機で精神科集中治療室に入院する子どもが増えた

nyadagbladet.se 2024/04/10

Fler barn lades in på psykakuten under coronakrisen

米国ではコロナ危機の間に、深刻な精神的健康上の問題を抱える子どもの数が大幅に増加した。調査によると、小児外来診療所には、精神科治療のために入院が必要な子どもや十代の若者が以前よりも多く受け入れられている。

Academic Emergency Medicine 誌に掲載されたこの研究では、2017年から 2022年までの 5歳から 17歳の小児を対象に、米国の 9つの小児救急科への入院数を比較した。

さらに、2017年1月から 2020年2月(パンデミック前)、2020年3月から 2020年12 月(パンデミック初期)、2021年全体(パンデミック中期)および 2022年全体(パンデミック後期)の期間に分割され調査をした。

その中で、コロナ危機下で精神科病棟に入院する子どもたちが以前と比べて大幅に増加していることが判明した。

子どもが精神科救急外来に 12時間以上滞在したことを意味する訪問は、2021年には 7%からなんと 15%に増加し、2022年にはほぼ 20%に増加した。双極性障害、統合失調症と診断された子どもの症例数が増加し、コロナ危機後は依存症も増加した。

この研究によると、精神疾患のため救急治療を求める数は、男子よりも女子や少女で最も増加した。




中国のセメントメーカーが「15分間で株価が99%下落」し、時価総額のほぼすべてを失う

 

いろいろなことがあるのですねえ…。しかも、明確な理由は書かれていないです。


株価15分間で99%急落-中国のセメントメーカー、香港市場で売買停止

bloomberg.co.jp 2024/04/10

10日に香港株式市場で売買停止となった中国のセメントメーカー、中国天瑞集団水泥が注目が集まっている。同社株は9日、取引終了間際の15分間で急落し、時価総額のほぼ全てを失った。

香港取引所への届け出によれば、同社の香港上場株の取引は現地時間10日午前9時から停止されており、内部情報に関する発表があるまで継続される。

天瑞の株価は9日に99%安の約0.05香港ドルで終了し、時価総額は1億4100万香港ドル(約27億3200万円)に減少した。

株価急落の間、同社の浮動株の3分の1に当たる約2億8100万株が売買された。このうち8000万株余りが引け直前の数分間で取引された。

天瑞株が突如大幅に下落したことは、株式保有が一部に大きく集中する中国企業および、株式を債務の担保にするような資金調達慣行に従事する企業に関連するリスクをあらためて浮き彫りにしている。

また、中国の前例のない住宅危機を受け、国内の不動産開発業者や建設会社のストレスが高まっていることも背景にある。

1月の届け出によると、天瑞の支配株主である李留法氏とその配偶者は、共同で同社株の約70%を保有。

また同社は当時、最大1億6650万元(約35億円)の12カ月間の融資を確保するため、全株式の3.3%に当たる9700万株を担保として提供したと発表していた。

同社の投資家向け広報(IR)担当者に取材を試みたが、コメントは得られていない。また、同社は書面によるコメント要請にもこれまで返答していない。



日本の2023年の飲食業の倒産件数が過去最多を更新

 


東京商工リサーチ


2023年の「飲食業」倒産が過去最多を更新 人件費や食材費、光熱費の高騰で苦境に

東京商工リサーチ 2024/04/10

~ 2023年「飲食業の倒産動向」調査 ~

2023年の「飲食業」倒産(負債1,000万円以上)は、893件(前年比71.0%増)に達し、コロナ禍の需要激変で倒産が急増した2020年の842件を抜き、過去最多を更新した。

コロナ関連支援策の終了や縮小に加え、客足や業績がコロナ禍前に戻らないまま、深刻な人手不足や物価高が収益を圧迫し、倒産を押し上げた。

また、「新型コロナ関連」倒産も548件(同71.7%増)と大幅に増加した。飲食業倒産に占める構成比は61.3%(前年61.1%)と2年連続で6割を超え、アフターコロナでも飲食業は厳しい環境に置かれている。

コロナ禍での外出抑制や新しい生活様式、時短営業や休業でアルバイトやパートなど従業員を削減した。だが、コロナ禍が落ち着いても離職した従業員は戻らず、深刻な人手不足に見舞われている。

2023年の飲食業倒産では、「人手不足」関連倒産が集計を開始した2013年以降で最多の51件(前年28件)発生した。

「物価高」倒産も59件(同9件)と前年の6倍超に急増し、コロナ禍の売上減少から回復できないまま、コストアップで資金繰りが悪化した飲食業者は少なくない。

特に、コロナ禍で市場が急拡大した「宅配飲食サービス業」を中心に、「専門料理店」、「居酒屋」の3業種は過去最多を更新した。増加率では、「持ち帰り飲食サービス業」55件(前年比175.0%増)、「宅配飲食サービス業」67件(同97.0%増)の急増ぶりが目立った。

 

飲食業倒産、前年の1.7倍に増加で過去最多

2023年の「飲食業」倒産は3年ぶりに増加し、過去最多の893件(前年比71.0%増)だった。

コロナ禍前の2019年は、人手不足と消費増税で飲食業界に厳しい環境が続き、飲食業の倒産は799件と東日本大震災のあった2011年(800件)に次いで、過去2番目に多かった。

2020年は新型コロナ感染拡大と相次ぐ緊急事態宣言の発令で、過去最多だった2011年を上回る842件発生した。その後、手厚いコロナ関連支援の下支え効果で、飲食業倒産は2年連続で大幅に抑制された。

2023年は5月に新型コロナ感染症が5類に移行し、インバウンド需要や人流の回復を中心に、アフターコロナへの動きが急ピッチで進んだ。一方で、各種コロナ関連支援は終了や縮小が相次ぎ、コロナ禍から業績が回復していない飲食業者は資金繰りに苦慮している。

さらに、食材をはじめとする原材料費や光熱費の高騰、人手不足や最低賃金改定に伴う人件費の上昇、価格転嫁による客足の減少など、飲食業者の収益を圧迫する課題は山積している。

飲食業倒産は、月次でも2022年11月から14カ月連続で前年同月を上回った。食材費や光熱費、人件費といったコストの上昇に収束の兆しは見えず、今後も飲食業の幅広い業態で廃業や倒産が増勢を強める可能性が高い。

以下はこちらのオリジナル記事からどうぞ。




アメリカで「慢性的に欠席する学生の割合」が2021年以来、急激に上昇

 

米ニューヨークタイムズの「なぜほぼどこでも学校欠席が「爆発的に」増​​加しているのか」という記事にあるものです。


NY Times

今年の 1月にも同じ内容の報道をご紹介したことがあります。

米国全土の学校で「生徒の慢性的な欠席」が爆発的に増加
BDW 2024年1月20日

理由はいろいろと(後天性免疫不全などによる体調不良など)考えられますが、特定するのは難しそうですね。




「若者の外出禁止令」が出されているオーストラリアのアリス・スプリングスで、外出禁止令がさらに延長に

 

アリス・スプリングスは、オーストラリアの中央のあたりに位置します。若者の暴動で、外出禁止令が出されているということをこの報道で初めて知りました。


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アリス・スプリングスの若者の外出禁止が、6日間延長へ

skynews.com.au 2024/04/09

Alice Springs youth curfew to be extended by six days

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ノーザンテリトリー州の特派員マット・カニンガム氏は、ノーザンテリトリー州政府がアリス・スプリングスの若者の外出禁止令を 6日間延長すると明らかにした。

州政府高官たちはスカイニュースに対し、外出禁止令延長の決定は 4月9日午前の準州緊急事態管理委員会の会合で合意されたと語った。

カニンガム氏は「情報筋は、外出禁止令が来週の火曜日まで延長される発表が今日午後に行われることを確認した」と述べた。

カニンガム氏は、延長は青少年外出禁止令に対する現場の人々からの「広範な賞賛」を受けてのものだと述べた。

エバ・ローラー州首相は、3月に大規模な暴動が発生したことを受け、2週間の外出禁止令を発表した。