米国で「精神科の集中治療室に入院する子ども」の数が2022年には2020年の3倍に

 


コロナ危機で精神科集中治療室に入院する子どもが増えた

nyadagbladet.se 2024/04/10

Fler barn lades in på psykakuten under coronakrisen

米国ではコロナ危機の間に、深刻な精神的健康上の問題を抱える子どもの数が大幅に増加した。調査によると、小児外来診療所には、精神科治療のために入院が必要な子どもや十代の若者が以前よりも多く受け入れられている。

Academic Emergency Medicine 誌に掲載されたこの研究では、2017年から 2022年までの 5歳から 17歳の小児を対象に、米国の 9つの小児救急科への入院数を比較した。

さらに、2017年1月から 2020年2月(パンデミック前)、2020年3月から 2020年12 月(パンデミック初期)、2021年全体(パンデミック中期)および 2022年全体(パンデミック後期)の期間に分割され調査をした。

その中で、コロナ危機下で精神科病棟に入院する子どもたちが以前と比べて大幅に増加していることが判明した。

子どもが精神科救急外来に 12時間以上滞在したことを意味する訪問は、2021年には 7%からなんと 15%に増加し、2022年にはほぼ 20%に増加した。双極性障害、統合失調症と診断された子どもの症例数が増加し、コロナ危機後は依存症も増加した。

この研究によると、精神疾患のため救急治療を求める数は、男子よりも女子や少女で最も増加した。