[スウェーデン人の60%が危機に備えている]という報道

 

2021年には、26%だったそうで、2022年から急速に危機意識が高まったようです。

(参考記事) アメリカでは「1億人以上が黙示録への準備を進めている」ことが全国調査で判明。日本で「ノアの方舟計画」が発表される中…
In Deep 2023年6月25日


スウェーデン人の60%が危機に備えている

nyadagbladet.se 2023/07/01

60 procent svenskar beredda på kris

スウェーデン人の 60パーセントは、危機的状況に備えて何らかの準備をしていることが最近の調査でわかった。しかし、赤十字社は、それだけでは十分ではなく、今の準備では、人口の大部分が危機の際に自分の身の回りのことができないと考えています。

赤十字に代わって実施されたノーバス調査では、スウェーデン人の間で危機への備えに対する関心が高まっていることがわかった。

60%は、食料の備蓄、応急処置キット、水の備蓄、危機管理計画など、自宅で何らかの備えをしていると回答している。2021 年には、この数字は 26% だった。

一方で、68%は軍事紛争が発生した場合に民間人がどのように行動すべきかについて十分な知識がないと述べている。例えば、周囲のどこに避難所があるのか​​といった知識もスウェーデン人は低かった。

準備が進んでいるように見えるのは前向きなことだが、ヨーロッパで戦争が起こっているときはそれほど驚くべきことではない。

しかし、多くの人はまだ危機への備えができていない。何か深刻な事態が起こった場合、人口の大部分は自分自身や愛する人の世話をすることができなくなる。

危機に備えるための最初のステップは、食料、水、電池式ラジオが入った緊急ボックスを用意することだ。スウェーデン赤十字社の危機準備責任者イルバ・ヨンソン・ストロンベルグ氏はプレスリリースで、危機に備えることは人道的な行為だと述べている。

さらに、48%は危機の際に近隣諸国に助けを求める用意があると答えており、この数字は昨年の 43%から増加した。

調査は今年 4月27日から 5月3日まで、18~79歳を対象にウェブ調査で実施された。

愛媛県のRSウイルス感染が過去10年比で14倍

 


子どもの感染症 県内猛威 RSウイルス14倍/ヘルパンギーナ6倍 定点患者数過去10年比

愛媛新聞 ONLINE 2023/07/02

乳幼児に重症化リスクがある「RSウイルス感染症」などの流行が全国的に続くなか、愛媛県でも猛威を振るっている。定点医療機関からの報告数は5月末ごろから急増し、6月末時点で減少傾向が見られるものの、依然として高止まりが続いている。県感染症情報センターでは保護者らに注意を呼びかけている。

一般的には軽い風邪のような症状だが、肺炎や気管支炎など重篤な症状を引き起こすこともある。近年は新型コロナウイルス対策の徹底で感染症が減り、十分な免疫を獲得できなかった子どもが増えたのが流行の原因との見方が強い。

同センターによると、37小児科定点医療機関から、第25週(6月19~25日)に報告されたRSウイルス感染症の患者は207人。1定点の平均人数は5・59人で、過去10年平均の約14倍となっている。

子どもが夏にかかる病気として知られる「ヘルパンギーナ」の感染者数も高止まりしている。感染すると口の中に発疹ができ、発熱を起こす。第25週の報告数は287人。1定点の平均は7・76人で、過去10年平均の約6倍だった。宇和島保健所が19・50人で突出している。

沖縄で子供のあらゆる感染症の急増が収まらず、ついに小児の夜間救急を停止

 


受診まで3時間待ちにも「ここしか空いていなかった」と安堵した母親 県立中部病院24時、風前の救急体制 ついに夜間小児が停止

琉球新報 2023/07/01

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、沖縄県内の定点報告(6月19~25日)で1週間の患者総数(推計値)が1万人となった。病床や人員が不足する医療機関では救急診療体制を維持するため、検査目的や軽症者の受診を控えるよう呼び掛けている。

ただ、患者にとって救急外来は「頼みの綱」だ。日中に地域のクリニックの予約が取れなかったり、急な体調不良で救急搬送されたりと、やむを得ない事情がある。

6月29日夜、県立中部病院の救命救急センターには、苦しそうな表情でベンチに横たわる子どもや、腹部の痛みをこらえて診察を待つ男性、緊急搬送された家族の容体を案じるお年寄りの姿があった。

40度近くの高熱が出た8カ月の男児をだっこする女性(24)は「中部病院しか空いてなかった」と語る。かかりつけ医は休みで別の小児科医院も予約が取れなかったという。受診まで3時間待ったが「薬をもらえたのでひとまず安心」と帰って行った。

小児の間ではコロナ以外の感染症が流行し始めている。生後4週間の乳児がRSウイルスに感染し、入院したという那覇市在住の男性(27)は「中頭病院が満床のため、中部病院に受け入れてもらった。南部の病院も大変な状況と聞く。うちの子も早く良くなってくれれば」と語った。

中部病院救命救急センターでは29日、計83人の患者に対応した。6月中旬以降は平日でも百人を超える日々もあるという。医療需要が高まる一方で、中部病院では医師不足により医療体制が維持できないとして、30日夜から小児の夜間救急を停止した。