「食糧」カテゴリーアーカイブ

秋田県で記録的豪雨

 

日本のコメの生産量ランキングは以下のようになっているのですが…大丈夫ですかね。


region-case.com


秋田県で記録的豪雨、24時間雨量208ミリ 6河川で氾濫

産経新聞 2023/07/15

発達した梅雨前線の影響で秋田県では15日、八峰町で降り始めからの24時間雨量が午後2時現在で208ミリとなるなど記録的豪雨となり、県などによると県内6河川が氾濫。建物の浸水や道路冠水、土砂崩れなどが相次いだ。

秋田市によると同市添川の県道沿いで山の斜面が崩れ、土砂が住宅4棟に流れ込んで住人4人が軽傷を負ったという。

県内では14日午後から断続的に雨が降り、15日になるとほぼ全域で連続した強い雨となり、八峰町で午前9時までの1時間に34ミリ、能代市で24・5ミリ、秋田市で20・5ミリ、男鹿市では午前7時までの1時間に26・5ミリを記録した。

午後3時までに秋田市の太平川と新城川、五城目町の内川川、能代市の桧山川、仙北市の入見内川、三種町の三種川が氾濫し、秋田市と仙北市、能代市、五城目町が氾濫地点周辺に緊急安全確保を発表。

また北秋田、能代、男鹿、潟上、秋田、大仙、仙北の7市と八峰、藤里、三種、八郎潟、井川、五城目の6町が避難指示を出し、住民が近くの公民館などに避難した。

交通機関はJRが秋田新幹線のほか、田沢湖、羽越、奥羽、五能、男鹿、北上、花輪の各在来線で運休が相次いだ。

秋田自動車道も降雨量が基準を超えたため一部区間で朝から通行止めとなった。

インド北部で、過去数十年で最大の雨により60人以上が死亡。今後も雨が降り続ける見込み

 

どうでもいいですが、別の報道にこんな写真もありました。このような状況でもバイクって動くのですかね。


aljazeera.com


インド北部で雨が降り続き、61人が死亡

New Indian Express 2023/07/11

61 more people killed as rains continue to batter north India

降り続く雨、鉄砲水、落雷により、北インド全土で少なくとも 61人の死亡が報告され、このうちウッタルプラデーシュ州で 34人、これまでで最も被害が大きかったヒマーチャルプラデーシュ州で 17人が死亡した。

ヒマーチャルのラホール・スピティ地区では降雪の中、300人以上の観光客が足止めされており、彼らを救出する努力が続けられている。

雨により、道路が寸断された大規模な地滑りの解消が妨げられた。観光客は地元行政によってホテルや政府宿泊施設に宿泊させられている。

さらに、ラホール渓谷のシスー村近くのパガル・ヌラで鉄砲水が発生し、マナリとレーを結ぶ高速道路が遮断され、2台の州道バスに乗っている観光客と地元住民が立ち往生している。

ヒマーチャルプラデーシュ州における財産損失の初期推定額は約 30億~ 40億ルピー (約 50 〜 70億円)だ。

北部全体の死者数には、ハリヤナ州の 6人、パンジャーブ州の 4人が含まれている。ウッタルプラデーシュ州では落雷により 17名が感電死、12名が溺死した。このほか、同州では雨に関連した死者が 5人発生した。

北部のほとんどの川が増水し、ハリヤナ州のハスニクンド堰からの放水を受けてデリーのヤムナ川も危険マークを超えた。

ナレンドラ・モディ首相はヒマーチャル州スクビンダー・シン・スクフ首相と会談し、あらゆる支援を約束した。

当局は救助救援活動のために、パンジャブ州に14チーム、ヒマーチャル州に12チーム、ウッタラーカンド州に 8チーム、ハリヤナ州に5チームの計 39チームの国家災害対応チームを派遣した。

スクフ首相は、天候が許せばいつでもヘリコプターを使用して、ラホール・スピティ地区とクル地区で取り残された観光客と住民を避難させる取り組みが進行中だと述べた。

ヒマーチャルでは、クル地区のニルマンド地区で 5人が死亡し、シムラー地区では 2つの異なる地滑りで 5人が死亡した。また、シムラー・カルカ間高速道路は地滑りのためショーギ付近で通行止めとなった。

さらに、シムラー・カルカ鉄道線路は地滑りにより線路が遮断されたため、運行が停止された。

パンジャブ州では、パティアラのラジプラ近くのナバ火力発電所に洪水が流入し、発電所のうち 1基が停止を余儀なくされた。

陸軍はパンジャブ州ラジプラ近くの浸水したチトカラ大学から学生 910人とその他 50人を救出した。陸軍によると、西部軍の洪水救援部隊は 7月9日と 10日の夜中を通じて避難活動を行った。

過去1年間のロシアの穀物輸出量が歴史的な高水準に。ただし輸出先は「友好国」のみ

 


ロシアの穀物輸出が歴史的高水準に

RT 2023/07/09

Russian grain exports hit historic high

2022~2023年の出荷量は6,000万トンに達したと農業省が発表

ロシアのドミトリー・パトルシェフ農相は、西側諸国の制裁強化にも関わらず、2022年7月から 2023年6月までの農年度にロシアは記録的な量の穀物を世界市場に供給したと明らかにした。

同当局者によると、穀物の大半は「友好国」に輸出されたという。

パトルシェフ氏は、記者団に対し、「輸出について言えば、量の点で全く前例のない記録的な量の穀物を納入した。それは 6000万トンだ」と語った。

「これにより、輸出収入を大幅に増やすことができた。2022年末時点でその総額は 410億ドル (5兆8000億円)を超えた」

同大臣によると、ロシアは農産物の輸出先を西側諸国の対モスクワ制裁を支持していない国に向け直したという。これらの国は現在、輸出の87%を受け入れており、その輸出先には中国、トゥルキエ (トルコ)、エジプト、バングラデシュ、アルジェリア、パキスタンなどが含まれる。

パトルシェフ氏は先月、ロシアの生産者は信頼でき責任ある外国パートナーとの関係を着実に構築していると述べた。ロシアは 2022年も農産物の純輸出国としての地位を維持しており、現在、世界の小麦の 5分の1がロシアから輸出されている。

ロシアは昨年、記録的な穀物収穫量を記録し、農家は 1億トン以上の小麦を含む 1億 5千万トン以上の穀物を収穫した。

「中小零細の養鶏場はみんな辞めた」

 

目先の卵価格云々より、問題は養鶏産業の将来の問題になってきているようです。何しろ日本は「卵の自給率ゼロ」ですので(ヒナがほぼ100%輸入のため)、なかなか厳しいことになっていきそうです。


「中小零細の養鶏場はみんな辞めた」卵の価格、高値傾向続く

TBS NEWS DIG 2023/07/06

過去最悪の広がりを見せた鳥インフルエンザが収束。ところが、エサや包装資材などが軒並み値上がりするなどしていて、気になる卵の価格は高騰したままです。こうした中、卵を節約するレシピがいま注目されています。

養鶏農家が減少…「卵の価格」高値傾向は長期化も

全国で1771万羽のニワトリが殺処分され過去最悪の拡大を見せた鳥インフルエンザ。農林水産省は6月、今シーズンの収束を示す「清浄化宣言」を発表しました。防疫体制を強化し、警戒を続けてきた養鶏農家にとっては、ようやくほっとできる季節がやってきました。

(鈴木養鶏場・鈴木明久会長)「500万円とかは軽くかかっている。消毒ゲートでしょ…必要なことはどんどんした、全滅するよりはいいから。やっと九州、うちなんかも今年はクリアしたなと思いました」

殺処分の影響でヒヨコの価格は高騰しているものの、大分県日出町にある鈴木養鶏場では7月、3万7000羽を仕入れました。順調に育てば、130日後には卵を産むようになります。一方で、消費者にとって気になるのは卵の価格。2020年の6月にはキロ当たり157円だった価格は今年6月は344円と倍以上に高騰しています。

(鈴木養鶏場・鈴木明久会長)「鳥インフルエンザでやられたところが今から産みだします。ところが今はエサの値段が倍になっている。だから中小零細の養鶏場は去年みんな辞めた。円安が戻らない限りはワンパック298円で買えたら安いくらい」

鳥インフルエンザは収束しても、エサや包装資材などが軒並み高騰していて生産コストが大幅に増加。一方、養鶏農家の減少により供給量の大幅な増加は見込めず、高値傾向が長期化する可能性があります。

ワサビが腸内細菌環境の組成を変化させ、肥満の脂質マーカーの改善につながった

最近北海道に帰省したのですが、北海道には、「山ワサビの醤油漬け」というものが昔からあります。

製品としては、アマゾンなどにもありますけれど基本的には北海道でしか食べられないもので、好きなものでしたので、久しぶりに食べました。

北海道の山ワサビは、西洋でいう「ホースラディッシュ」と同じもので、日本ワサビと異なりますけれど、同じ科の種類です。

子どもの頃は、そこら中に山ワサビが自然に生えていて(特に線路の周囲に多かった)、それを掘り出して、家で大根おろし器で擦って醤油をかけるという食べ方でした。

三升漬け」という唐辛子の醤油漬けと共によく食べていました。

山ワサビを食べていて、「なんか腸に良さそう」だと感じて調べていたのですが、出てきたのは、日本ワサビに関しての海外の論文でした。腸内細菌環境を良くするようで、特に、肥満の解消と関係する可能性があるようです。

以下は、その論文の結論の部分です。


わさびの摂取により、食餌誘発性肥満ラットの腸内細菌叢の組成が変化する

sciencedirect.com 2020/04

Wasabi supplementation alters the composition of the gut microbiota of diet-induced obese rats

5.結論

私たちの研究は、高炭水化物、高脂肪食に5%のわさび粉末を補給すると、ラットの腸内細菌叢の存在量と多様性の変化と関連していることを示唆している。

栄養補助食品により、アロバキュラムとビフィズス菌の増加が促進され、体重が減少し、脂質マーカーが改善された。

腸内細菌叢の組成の変化により、細菌による脂肪酸とリン脂質の生合成が減少する可能性があり、食餌誘発性肥満ラットの宿主脂質マーカーの改善につながる可能性がある。