インド北部で、過去数十年で最大の雨により60人以上が死亡。今後も雨が降り続ける見込み

 

どうでもいいですが、別の報道にこんな写真もありました。このような状況でもバイクって動くのですかね。


aljazeera.com


インド北部で雨が降り続き、61人が死亡

New Indian Express 2023/07/11

61 more people killed as rains continue to batter north India

降り続く雨、鉄砲水、落雷により、北インド全土で少なくとも 61人の死亡が報告され、このうちウッタルプラデーシュ州で 34人、これまでで最も被害が大きかったヒマーチャルプラデーシュ州で 17人が死亡した。

ヒマーチャルのラホール・スピティ地区では降雪の中、300人以上の観光客が足止めされており、彼らを救出する努力が続けられている。

雨により、道路が寸断された大規模な地滑りの解消が妨げられた。観光客は地元行政によってホテルや政府宿泊施設に宿泊させられている。

さらに、ラホール渓谷のシスー村近くのパガル・ヌラで鉄砲水が発生し、マナリとレーを結ぶ高速道路が遮断され、2台の州道バスに乗っている観光客と地元住民が立ち往生している。

ヒマーチャルプラデーシュ州における財産損失の初期推定額は約 30億~ 40億ルピー (約 50 〜 70億円)だ。

北部全体の死者数には、ハリヤナ州の 6人、パンジャーブ州の 4人が含まれている。ウッタルプラデーシュ州では落雷により 17名が感電死、12名が溺死した。このほか、同州では雨に関連した死者が 5人発生した。

北部のほとんどの川が増水し、ハリヤナ州のハスニクンド堰からの放水を受けてデリーのヤムナ川も危険マークを超えた。

ナレンドラ・モディ首相はヒマーチャル州スクビンダー・シン・スクフ首相と会談し、あらゆる支援を約束した。

当局は救助救援活動のために、パンジャブ州に14チーム、ヒマーチャル州に12チーム、ウッタラーカンド州に 8チーム、ハリヤナ州に5チームの計 39チームの国家災害対応チームを派遣した。

スクフ首相は、天候が許せばいつでもヘリコプターを使用して、ラホール・スピティ地区とクル地区で取り残された観光客と住民を避難させる取り組みが進行中だと述べた。

ヒマーチャルでは、クル地区のニルマンド地区で 5人が死亡し、シムラー地区では 2つの異なる地滑りで 5人が死亡した。また、シムラー・カルカ間高速道路は地滑りのためショーギ付近で通行止めとなった。

さらに、シムラー・カルカ鉄道線路は地滑りにより線路が遮断されたため、運行が停止された。

パンジャブ州では、パティアラのラジプラ近くのナバ火力発電所に洪水が流入し、発電所のうち 1基が停止を余儀なくされた。

陸軍はパンジャブ州ラジプラ近くの浸水したチトカラ大学から学生 910人とその他 50人を救出した。陸軍によると、西部軍の洪水救援部隊は 7月9日と 10日の夜中を通じて避難活動を行った。