[マスクを外さなければ「高齢者が千人単位で亡くなりかねない」]という報道

 

(※) マスクにより「熱放射」が阻害されますが、熱放射率の具体的な数値等は以下の記事にあります。

[記事] マスクは「禁止」されなければならない。消毒も「禁止」されなければならない (In Deep 2022/06/30)


マスクを外さなければ「高齢者が千人単位で亡くなりかねない」 “濃い汗”をかく場合は要注意

デイリー新潮 2022/07/06

なにからなにまで異常ばかりである。6月27日に関東甲信などで早くも梅雨明けし、各地で梅雨の期間の史上最短を更新した。

6月25日には、群馬県伊勢崎市で観測史上初めて、6月に40度超の気温を記録し、東京都内も最も早い猛暑日に。翌26日も35度を超え、6月初の2日連続猛暑日となった。

25日、26日は週末で、各地で人出も多かった。実際、26日の暑いさなかに上野公園を歩くと、人、人、人だが、同時にマスク、マスク、マスクなのである。

マスクを外している人は、20~30人に1人くらいか。殺人的な炎天下の公園で、ほぼ全員がマスクをしているのは、世界的に見ても異常な光景ではあるまいか。

「病院にいてもコロナの重症者はほとんど来ず、熱中症のリスクのほうが大きくなっていると思います。マスクを“外してもいい”ではなく、“外さないと危ない”状況で、多くの国民が熱中症の犠牲になるのを危惧しています」

「昨年はみなさん外出を控えたので、熱中症の患者数は減りましたが、今年はみな活動的になっていますから、昨年のようにはいかないと思います。熱中症患者が増える7月を前に、いまこそマスクを外すべきです」

この春までマスク着用を推奨していた浜松医療センター感染症管理特別顧問、矢野邦夫医師はそう語る。

「真剣にマスクを外そうという議論をしないと」

「高齢者の9割、国民全体の6割以上がワクチンの3回目接種を終え、治療薬も普及している。マスクはワクチンや治療薬が出てくるまで、時間を稼ぐためのものだったはずで、その役割は終わりました」

「重症化リスクが高い患者さんが多い病院や高齢者施設などでは、引き続き着用したほうがいいでしょうが、それ以外の場所ではマスクをしないのを基本にすべきで、屋外はもちろん、電車内でも職場でもやめていいと思います」

「ところが、いまもマスクを外している人はほとんどおらず、真剣に“マスクを外そう”という議論をしないと逆に危ない。本末転倒な状況になっています」

がまんしてマスクをし、熱中症のリスクが高まるだけなら、本末転倒以外のなにものでもあるまい。

「高齢者が千人単位で亡くなりかねない」

「マスクの熱中症への影響について具体的なデータはありませんが、感覚的には30%程度、リスクが上がってしまうと思います」

 とは日本体育協会公認スポーツドクター、塩野医院総合クリニックの塩野潔院長の指摘である。老年医学が専門で、『マスクを外す日のために』の著者でもある精神科医の和田秀樹氏も、

「コロナはオミクロン株になってから上気道炎止まり。命への影響では熱中症のほうが危険だと思います」

と言って、続ける。

「実はエアコンが普及する以前、多くの高齢者が夏に亡くなっていました。だから墓碑銘には7~8月が非常に多い

「この10~20年ほど、高齢者がエアコンを使うようになり、夏場の死亡は減りましたが、もともと多かったのは、熱中症が高齢者にとって、コロナよりはるかに命に危険が及ぶ病気だからです」

「それなのにマスクをしていると、熱がこもって熱中症のリスクが上がってしまう。そのことは厚生労働省も認めていて、コロナがいまよりずっと怖い病気だった2020年の夏場でさえ、“外ではマスクを外してください”とアナウンスしていました」

そして警鐘を鳴らす。

このままマスクを外さなければ、高齢者が千人単位で亡くなりかねません。そのうえ政府は節電を要請しているので、そのせいでさらに亡くなる。政府の言うことを聞いていたら、死ぬか要介護になるかのどちらかだ、と自覚したほうがいいと思います」

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