コオロギ粉末のチョコレートの試験販売が東京で始まる

 

20グラムで1430円ということなんですが、高いですね。200、300円くらいの普通の箱入りのチョコが120グラム前後くらいですから。まあしかし、チョコにも使われるとは、コオロギ好きの人には朗報ですね……。


コオロギ粉末のチョコ試験販売 アグラボ

日本農業新聞 2023/03/15

飼料や食品の原料としてコオロギの粉末を製造・販売するエコロギーが、東京・大手町にあるJAグループのアグベンチャーラボ(アグラボ)でコオロギの粉末を使ったチョコレートの試験販売を始めた。食品としてのコオロギをPRし、市場の拡大を狙う。

同社は本年度、アグラボのスタートアップ企業支援プログラム「JAアクセラレーター」に採択された企業。アグラボで、採択企業が開発した商品を販売するのは初めて。

2種類を販売。「ハイカカオ」はコオロギパウダーを10%配合し、チョコのほのかな甘味とコオロギの風味がマッチする。「キャラメリゼナッツ」はコオロギパウダーを5%にし、カラメルをまとわせたナッツを加えることで食べやすく仕上げた。

同社によると、コオロギは他のタンパク源と比べ、環境負荷を抑えて生産できる利点があるという。同社の中里恭規さんは「昆虫食への注目が集まる一方で、抵抗感がある人もいる。消費者に魅力を伝えて、市場拡大や販路開拓につなげたい」と意気込む。

アグラボでは「ハイカカオ」(1箱20グラム)「キャラメリゼナッツ」(同23グラム)をどちらも1430円で販売している。

ビル・ゲイツ氏が、地球温暖化対策としての「牛のマスク」研究に約6億円の助成金を拠出

 


Critical Sway


牛用のスマート・マスク? ビル・ゲイツ氏、データ収集用の「家畜用フェイスウェア」に 470万ドルを投資

globalresearch.ca 2023/03/22

‘Smart’ Masks for Cows? Bill Gates Invests $4.7 Million in Data-Collecting “Faceware for Livestock”

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は今月、牛用の「スマート」マスクを販売する企業に 480万ドル (約6億円)の助成金を授与した。

ゼロ・エミッション・ライブストック・プロジェクト (Zero Emissions Livestock Project)の略である ZELP は、家畜用の人工知能 (AI) マスク技術が、主要な温室効果ガスと考えられているメタン排出量を削減し、気候変動を抑制すると主張している。

牛や、その他の反芻動物は、食物を消化する過程でメタンを放出する。ZELP によると、マスクは牛の頭の周りを覆い、牛が吐き出すメタンガスを捕らえて酸化させ、二酸化炭素と水蒸気として空気中に放出する。

マスクは、機械学習アルゴリズムによって処理される動物に関する何百万ものデータポイントを継続的に収集するセンサーも備えている。

「私たちの AI は、熱を検出し、最も効率的な動物を高い精度で識別するように訓練されています」と ZELP は述べている。

しかし、第三世代の農家である批判的な人々は、ゲイツ氏が資金を提供したベンチャー企業は非論理的であり、貪欲に動かされているだけだと述べた.

全米の農作と畜産の農家に助言をしているハワード・フリーガー氏は、「このようなものは、貪欲と愚かさを組み合わせたときに得られるものだ」と語った。

研究者で調査官のクリティカル・スウェイ氏は、「私たちはばかげた時代に生きている」とツイートした。

狭心症発作の唯一の薬であるニトログリセリンが、カナダで不足。供給が枯渇する可能性も

 


心臓病を助けるニトログリセリン・スプレーがカナダで不足している

globalnews.ca 2023/03/21

Nitroglycerin spray helps Canadians with heart conditions, but the medication is in short supply

心臓への血流の減少によって引き起こされる、一種の胸痛である狭心症に苦しむカナダ人を助けるために使用されるスプレーの供給が不足しており、近い将来枯渇する可能性がある。

カナダ保健省は 3月17日に、ニトログリセリンスプレーが、その原材料の供給問題と需要の増加により、全国的に不足していると警告する声明を発表した。(カナダ保健省の声明

カナダ保健省によると、この処方薬は、冠動脈疾患を持つ人々の狭心症発作中の痛みを治療するために使用される。

カナダ保健省は、「ニトログリセリンスプレーを、狭心症の痛みを治療するために使用する人々にとって、この不足が懸念されていることを認識しています」と述べた。

春の期間中、ニトログリセリンスプレーの入手の可能性は限られていると予想されると保健当局は付け加えた。

 

ニトログリセリンスプレーに代わるものはあるのか

カナダ薬剤師協会の会長であるバリー・パワー氏は、ニトログリセリンのスプレー処方は「一般的」であり、多くの患者がその場で胸の痛みを治療する方法としてそれを持ち歩いている。

パワー氏は、ニトログリセリンスプレーの同等の代替品はないと述べた。

スプレーの最も近い代替品はニトログリセリン錠剤で、20~25 年前の標準製品であると彼は述べた。しかし、ニトログリセリン錠剤はあまり使用されていないため、供給が不足している。

錠剤を舌の下に入れると、溶けて吸収される。錠剤もスプレーと本質的に同じように機能するが、しかし、錠剤の場合は、小さな瓶を開けなければならず、胸の痛みがある時にそれを行うのは難しいかもしれない。

 

ニトログリセリンの不足はいつ解消されるのか

ニトログリセリンスプレーの不足は夏までに解消されるはずだとパワー氏は述べた。

「4月末までにいくらかの供給が見込まれ、6月にはさらに増えるでしょう」と彼は言った.

カナダ保健省はまた、製造業者と協力して、不足を補うために持ち込むことができる国際的な供給があるかどうかを確認していると述べた。

「すべての医薬品不足が懸念事項となっています」と彼は付け加えた。

イエレン議長の「預金保険上限引き上げ検討せず」発言の後、アメリカの銀行株がさらに暴落

 

1月から3月23日までのアメリカ銀行株価指数の推移

Jim Bianco


イエレン米財務長官、預金保険上限引き上げ「検討せず」

日本経済新聞 2023/03/23

イエレン米財務長官は22日、銀行が破綻した際に預金者を保護する預金保険について、現行で25万ドル(約3300万円)となっている上限の引き上げは「検討していない」と明らかにした。

米連邦議会上院の小委員会で、議員の質問に答えた。イエレン氏はこれまでも預金保護について、対象を絞った取り組みをすると主張している。

米財務省などは12日、米銀シリコンバレーバンク(SVB)など破綻した2行について預金の全額保護を打ち出した。

イエレン氏は21日の講演で、より小さい規模の金融機関で預金流出が起きた場合にも適用する可能性があると表明した。

議員が質問した預金保険の上限引き上げは、米議会の一部で浮上している案だ。大規模な銀行にも一律で預金保護を強化することになる。

イエレン氏は質疑で預金の「包括的な保険」は設けないと説明し、個別のケースごとに保護の可否を判断する従来の主張を繰り返した。

過度な預金保護は銀行経営の規律を緩めるとの批判があるが、相次ぎ銀行破綻を受けて米議会では預金保険の対象拡大を求める声がある。

パシフィック・ウェスタン銀行がそろそろ

日経の記事をご紹介しますが、株価は連日 -10%レベルで下がっていまして、こういうのを見て、預金をしている顧客が、「その預金をどうするか」というのは、とても容易に予想できます。すでに、預金の 20%の流出があったことを、銀行自体が認めています。

パシフィック・ウェスタン銀行の親会社の3月23日の株価

zerohedge.com


finance.yahoo.com


米銀パックウェスト、投資会社から14億ドル調達

日本経済新聞 2023/03/23

米銀持ち株会社パックウェスト・バンコープは22日、傘下銀行のパシフィック・ウェスタン・バンクが米投資会社のアトラスSPパートナーズから14億ドル(約1850億円)の資金を調達したと発表した。

米銀シリコンバレーバンク破綻後の信用不安でパシフィック・ウェスタンからも預金が流出し、流動性の強化を迫られた。

カリフォルニア州地盤のパシフィック・ウェスタンは総資産が411億ドル(約5兆4000億円)と全米53位の中堅銀行で、中小・ベンチャー企業向けの商業銀行業務を手がける

22日に開示した資料によると、20日時点の預金総額は271億ドル (約3兆5000億円)と2022年12月末から68億ドル(2割)減った。大半がベンチャー向け銀行事業からの流出で、シリコンバレーバンク破綻の影響で預金引き出しが殺到したとみられる。

パシフィック・ウェスタンは資金繰り強化の一環として、アトラスSPパートナーズから資産担保型の融資で14億ドルを調達した。

同社は米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントなどが昨秋、スイスの金融大手クレディ・スイス・グループの証券化事業を買収して立ち上げた会社だ。

米連邦準備理事会(FRB)の「連銀窓口」といわれる融資枠から105億ドル(約1兆4000億円)、シリコンバレーバンクの破綻後に新設された「銀行タームファンディングプログラム」から21億ドル (約2700億円)を借り入れるなど、公的な資金繰り支援策も多く活用した。

この結果、パシフィック・ウェスタンの20日時点の利用可能な現金は114億ドル (約1兆5000億円)以上になり、預金保険の保護対象外の預金95億ドル (約1兆2500億円)を上回るという。

同行のポール・テイラー最高経営責任者(CEO)は声明で「過去1週間における預金と流動性の安定に勇気づけられている」と述べた。一方、同行は財務基盤の強化に向けて増資も検討したものの、足元の不安定な相場環境を踏まえ見送ったことも明かした。

持ち株会社のパックウェストの株価は21日までの2週間で5割超下落し、22日も10%超下げる場面があった。

中国で初の国産 mRNA コロナワクチンが緊急承認。「全長」スパイクタンパク質を作り出すADEバージョン

 

名称は「 SYS6006 」というワクチンですが、論文を探しましたら、以下のように書かれていまして、中国ワクチンも ADE (抗体依存性増強)の仲間入りを果たしたようです。

> mRNAは、主要な流行株の重要な変異を運ぶSARS-CoV-2の全長スパイクタンパク質をコードする線形化されたDNAテンプレートからのT7 RNAポリメラーゼ媒介転写を使用して、in vitroで生成された。それに加えて、5′ および 3′ 非翻訳領域とポリ A テールも合成された mRNA に組み込まれた。 frontiersin.org

 

[参考記事] 中国ワクチンは、スパイクタンパク質の中和抗体部位の標的に特化した「ADE(抗体依存性増強)を引き起こさないもの」であることを今にして知る…
In Deep 2021年7月22日


中国、初の国産mRNAコロナワクチン承認

ロイター 2023/03/22

中国の医薬品メーカー、石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ)は、22日、同社のメッセンジャーRNA(mRNA)新型コロナウイルスワクチンが、中国の保健当局から緊急使用許可を取得したと発表した。初の国産mRNAワクチンとなる。

中国は外国産のmRNAワクチンの使用を拒否しており、中国で入手可能なワクチンは米モデルナや米ファイザー/独ビオンテックのmRNAワクチンよりも効果が低いと広く考えられている。

(※)ここにある「 効果が低い」は、正しくは、「殺傷効果が低い」となります。

石薬集団によると、治験では副作用の発生が成人グループと比較して高齢者グループで大幅に少なかったという。これは高齢者への接種の必要性を強調している中国にとって朗報となりそうだ

(※)ここにある「 高齢者への接種の必要性を強調している中国にとって朗報となりそうだ」は、正しくは、「高齢者の人口の削減の必要性を強調している中国にとって朗報となりそうだ」となります。