スウェーデンでのコーラン焼き捨ての影響がどんどん大きくなっています。
(参考記事)
スウェーデンのストックホルムでコーランが焼かれる
2023年6月29日
スウェーデンでのコーランが焼かれた案件を受けて、イラン、クウェート、モロッコ、イラク、アラブ首長国連邦などが大使を召還
2023年7月6日
アルカイダがスウェーデンへの攻撃を呼びかけ
nyadagbladet.se 2023/08/15
Al-Qaida uppmanar till attacker mot Sverige
悪名高いイスラム主義テロ組織アルカイダがメディアチャンネルを通じてスウェーデンとデンマークの標的への攻撃を呼びかける声明を発表した。
すべての忠実なイスラム教徒たちにはコーラン焼き討ちに復讐する「義務」があるとアルカイダは宣言する。
イスラム過激派を専門とする研究者トーレ・レフスランド・ハミング氏は、メディアに対し、テロ集団アルカイダのメッセージは明らかであり、つまり最近注目されたコーランの焚刑を、スウェーデンとデンマークの国民と政府による世界のイスラム教徒に対する組織的な攻撃として描こうとしていると語った。
アルカイダは次のように書いた。
「スウェーデンとデンマークは、世界地図上で2つの小さな点でしかない 2つの小さく卑劣な国であり、その人口は我が国の人口の 10分の1にも満たない」
ハミング氏によれば、アルカイダはスウェーデンとデンマークの標的として、とりわけ外交官に対する攻撃を呼びかけている。
「スウェーデン、デンマーク、そしてヨーロッパ全土のイスラム教徒の皆さん、あなた方には復讐の義務が課せられている」とアルカイダのメッセージは結ばれている。
スウェーデンのテロ研究者マグナス・ランストルプ氏は、このメッセージは「極めて暴力的」で「憂慮すべき」ものだとしているが、スウェーデンとデンマークで実際にテロ行為を行おうとする人々を見つけ出すことに成功するかどうかは決して確実ではないと記した。
「語るのは難しいですが、スウェーデンやコーラン焚きの頻度について人々が話題にすればするほど、スウェーデンに対するネガティブなイメージが高まり、何かが起こる可能性が高まります。しかし、それは何とも言えません」
ランストープ氏によれば、たとえ私たちスウェーデン人が「長年経験した中で最も深刻なテロ状況の一つ」に陥ったとしても、スウェーデン人は恐れる必要はなく、普段通りの生活を続けるべきだと述べる。