スウェーデンとフィンランド各地で相次いで「マイナス40℃」の超低温が記録される

 


北欧の寒波がこの冬で最も寒い気温をもたらしているため、スウェーデンとフィンランドはマイナス40℃の氷点下にある

sky news 2024/01/02

Sweden and Finland are freezing in minus 40C, as the Nordic cold snap brings winter’s coldest temperatures

フィンランドとスウェーデンは依然として北欧寒波の影響下にあるため、これまでのところ、この冬で最も寒い気温を記録し、気温計はマイナス 40℃、あるいはそれ以下まで下がった。

スウェーデン公共放送 SVT によると、1月2日、スウェーデン北部の小さな村ニッカルオクタでは気温がマイナス 41.6℃まで下がったという。

スウェーデン気象水文研究所によると、同じ地域の他のいくつかの地域ではマイナス 30℃を記録した。

SVT の気象学者ニルス・ホルムクヴィスト氏は、「気温はこの冬これまでで最も低く、北部では引き続きかなりの寒さが続くだろう」と述べた。

スウェーデンの鉄道運営者らによると、凍結条件はとりわけ北部での鉄道旅行に重大な問題を引き起こしているという。

同研究所は、1月3日にかけて、状況はさらに悪化する可能性があると述べる。

隣国フィンランドでは、北西部の町イリビエスカでこれまでの冬で最も寒い記録が記録され、2日早朝には気温がマイナス 37.8℃ まで下がった。北極のラップランド地域の一部では、気温がマイナス 30℃ 未満まで下がった。

ヘルシンキも逃れられず、フィンランドの首都では今週ずっと気温がマイナス 15℃から マイナス 20℃ の間になることが予想されている。

フィンランド気象研究所は、国内の一部地域ではさらに寒くなり、気温はマイナス 40℃を下回る可能性があると警告した。

ノルウェー南部では、天候関連の状況により高速道路E18の一部区間が閉鎖されたと警察が発表した。



「マスク着用義務が死者数を 1.5倍増加させた」と結論付けた米カンザス州の研究論文

 

論文の「討議」の部分から抜粋します。


マスクが新型コロナウイルス感染症の致死率に寄与するメカニズム

journals.lww.com 2022/02/18

A mechanism by which facemasks contribute to the COVID-19 case fatality rate

討議

この研究の目的は、2020年夏の同じ期間にマスク義務を課したカンザス州の郡とマスク義務を持たなかった郡のデータを比較することにより、マスク義務が新型コロナウイルス感染症対策基準(CFR)に寄与するかどうかを調べることであった。

この研究で得られた最も重要な発見は、マスクによって感染率が低下するため死亡者数が減少するという一般に受け入れられている考えに反して、実際はそうではなかったということだ。

この研究の結果は、マスク着用義務が実際に死亡者数を約 1.5倍、またはマスク着用義務なしの場合と比較して 〜50%多い死亡を引き起こしたことを強く示唆している

これは、マスク着用義務に従わない人、医学的理由でマスクを免除されている人、またはマスク着用義務がある公共の場所に行かない人が MMC (※ マスク義務のある郡)には未知数であるため、マスクを着用している個人のリスクはさらに高いはずであることを意味する。

事実上、これらの人々のリスクは増加していないため、マスク着用義務の下で他の人々のリスクは実際には高くなる。

マスクの義務化自体により、致死率は 1.85 / 1.58、またはマスクが義務付けられている郡では 85% / 58%増加した。これらの追加死亡者のほぼすべてが新型コロナウイルス感染症のみに起因していることも判明した。

したがって、この数字は過小評価されている可能性が高く、SARS-CoV-2 の検査で陽性反応を示したものの、根本的な死因として新型コロナウイルス感染症で死亡しなかった人の割合に大きく依存している。

Cobos-Silesらによる研究では、新型コロナウイルス感染症患者の 15%が他の病状による代償不全で死亡し、その死因は新型コロナウイルス感染症の重篤な合併症とは無関係であると記載されている。

Rommelらによる研究では、新型コロナウイルス感染症による死亡 38,641人のうち、根本的な死因として新型コロナウイルス感染症が報告されたのはわずか 31,638人(81.9%)であると記載されている。

この現象を修正すると、根本的な原因として COVID-19 による死亡の RR (※ リスク比)が 2.10 に上昇する。




この写真には驚いた…

以下の写真が、X に投稿されていたのです。どこかの戦場の様子のようです。投稿者は「ズームアウトしてから、再びズームインしてみてください。すごい(Amazing)」と書いていました。


Patrick Henningsen

しかし、いくら拡大したり縮小しても、私には何が「Amazing」なんだか全然わからなかったのです。

それで、もういいやと、ダウンロードしたこの写真を捨てようとして、パソコンのデスクトップ上にあるアイコンをふと見て、

「あ」

と思いました。

アイコンは以下のような構図となっていたのです。

もう少し大きくてもわかります。

この状態のまま拡大すると以下のようになりました。

以下は、2001年9月11日に同時多発テロが起きたことを側近から知らせられるジョージ・ブッシュ大統領の様子ですが、これと、まるで同じ構図なのでした…。

2001年9月11日の報道より

lowyinstitute.org

なんなんだ? この写真は。

 




米国毒物管理センターに、減量薬セマグルチドの過剰摂取に関する電話が 1500%近く急増

 

セマグルチドとは以下のようなもののようです。

> セマグルチドは肥満症の治療薬として2023年3月に承認されました。週に1回、注射で投与する薬で、脳に働いて食欲を抑える効果と、胃の動きを抑える効果があります。日本人を対象とした治験では、生活習慣の改善とともに使うことで約10%以上の体重減少効果が報告されています。 NHK

「脳に働いて食欲を抑える」とか「胃の動きを抑える効果」とか、体に悪そうですね。パッケージを見ましたら、これも「遺伝子組み換え製品」のようです。

セマグルチドのパッケージより


米国毒物センターでは、人々が誤って過剰摂取したため、注射された減量薬に関連する電話が1,500%近く増加している

CNN 2023/12/18

Poison centers see nearly 1,500% increase in calls related to injected weight-loss drugs as people accidentally overdose

米国各地の毒物管理センターで、 糖尿病や減量に使用される注射薬セマグルチドに関する電話が急増している。偶発的な過剰摂取に関連した症状を報告する人もいると述べる。

重度の吐き気、嘔吐、腹痛のために入院が必要になった人たちもいるが、吐き気を抑えるための点滴と薬の投与により症状は改善するようだ。

1月から 11月までにアメリカの毒物センターは、セマグルチドに関する相談が 3,000件近くあったと報告しており、これは 2019年以来 15倍以上に増加している。相談の 94%がこの薬剤だった。

同協会の臨床マネージングディレクター、ケイト・ブラウン博士によると、ほとんどの電話では投薬ミスの報告があったという。

「多くの場合、それは誤って倍量摂取したり、間違った用量を摂取した方々です」とブラウン氏は言う。

セマグルチドは、2017年に米国食品医薬品局によって承認されました。糖尿病に使用される場合はオゼンピック、減量に使用される場合は、ウェーゴビー として販売される。

医師の指示に従って使用した場合でも、特に薬の服用を開始したときに、吐き気、嘔吐、便秘などの胃や腸の副作用が起こる可能性がある。

2022年に著名人たちが体重を減らす方法としてソーシャルメディア上でオゼンピックを公然と受け入れ始めてから、需要が供給を上回った。

ニューメキシコ毒物・薬物情報センター所長のジョセフ・ラムソン博士は、 2021年から 2022年にかけてセマグルチド関連の電話がほぼ 4倍に増加したと述べた。

電話をかけてきた人のうち2人は誤って標準用量の10倍の薬を服用していた。

セマグルチドの過剰摂取に対する特別な解毒剤はない。

この薬の半減期は約 1週間だ。つまり、体内から半分が除去されるまでに 1週​​間かかる。救急科や病院は、薬が体から排出されるため、点滴と吐き気止め薬で患者をサポートすることしかできない。

ミズーリ州中毒センターは、吐き気や嘔吐に加えて、過剰摂取の可能性があると考えている人々に対し、危険な可能性がある低血糖または低血糖の兆候に注意するよう警告している。他の糖尿病薬も服用している場合、セマグルチドを使用すると低血糖がより一般的になる。

ミズーリ州毒物センターによると、セマグルチドの 過剰摂取の兆候には次のようなものがある。

・立ちくらみまたはめまいを感じる
・震えたり神経質になったりする
・発汗、悪寒、不快感
・イライラや焦り
・頭痛
・倦怠感
・吐き気および/または嘔吐
・発作
・混乱
・気を失う

減量薬を過剰摂取したと思われる場合は、地元の毒物管理センターまたは全国ホットライン(800-222-1222)に電話するのが最善だとブラウン氏は述べた。



イギリスの超過死亡率が「第二次世界大戦以降最大」に

 

1940年から2023年までの英国の死亡率の推移

telegraph.co.uk

記事では、医師たちのストライキのために超過死亡率が上昇した、とありますが、ストライキが起きたのは昨年 2023年だけです。しかし、グラフでは、2021年も 2022年も超過死亡数は上昇していますので、ストライキだけが理由にはなり得ません。


NHS(国民保健サービス)のストライキで英国の超過死亡者数が記録的に

telegraph.co.uk 2024/01/02

Record number of excess deaths amid NHS strikes

英国では昨年、度重なる NHS ストライキと Covid-19 のパンデミックによる継続的なコストの影響で、記録的な超過死亡者数が発生している。

テレグラフの分析によると、2023年の死者数は通常より 5万3000人近く多く、パンデミックが発生していない年としては第二次世界大戦後最高の数字を記録した。

英国の医師たちは昨年、38日間のストライキを行ったが、専門家たちはこの混乱が超過死亡数の多さにつながったと懸念している。

今年も 1月3日から、若手医師たちが医療サービス史上最長のストライキを開始するが、当局者は、今回のストライキは「 NHS がこれまで直面した中で最も困難な年の始まり」を意味すると述べている。

レグラフ紙がイングランド、ウェールズ、スコットランドの国家統計局(ONS)の統計を分析したところ、 Covid-19 以前の5 年間の平均死亡者数に基づくと、昨年12月8日までに予想よりも 5万2698人多く死亡したことが示された。

5年間の平均を計算するための公式 ONS 分析には 2020 年は含まれていないが、依然として新型コロナウイルスの影響を大きく受けていた 2021年は含まれている。昨年の死者総数は 59万 5789人だった。

これは、毎週 1,000人以上の追加死者があったことを意味し、昨年の合計 50,200人や、1951年のインフルエンザ流行時のピークだった 51,200人を上回っている。これは、NHSが存在する前の 1940年(約9万6,000人の追加死亡者があった)以来、最高の数字だ。

比較可能な国際データが入手可能な2023年10月中旬時点で、英国の超過死亡率は他の先進国よりも悪かった。

2023年10月15日までの超過死亡率の各国の比較

死亡率は今年の予想を 8.6%上回り、次に最悪の国であるイスラエルの 5.5%を大幅に上回った。

英国の超過死亡率はドイツの約4倍だった。世界死亡率データセットの別のテレグラフ分析で、ニュージーランドの死亡者数は通常より 1.4パーセント多く、フランスでは予想より 1.7パーセント少なかったことが明らかになった。

データによると、超過死亡は 50歳から 64歳の中年層に不均衡な影響を及ぼしており、予想より 13.5%高く、25歳未満の層も 11.8%高い。

このデータはまた、心臓および心臓関連の問題、呼吸器感染症、糖尿病などの病気によって、 人々が本来よりも頻繁に死亡していることも示している。

心不全による超過死亡は昨年 16%増加した。心臓および呼吸器ケアは、 NHSの遅延により最も大きな打撃を受けた専門分野の一つだ。

超過死亡率の高い疾患

若手医師たちは 1月3日の午前 7時からストライキを始める予定で、1月 9日の午前 7時まで仕事に戻ることはない。

今年の1月は、NHSがこれまで直面した中で最も困難な年の始まりとなる可能性がある。

(※)なお、「医師がストライキを起こすと、死亡率が下がる」という調査があります。以下に論文があります。

(記事)面白い論文! 医師がストライキを起こすと「死亡率が下がる」
BDW 2023年9月8日




1月1日23時03分の誤報:「石川県の地震で最大震度7→3に訂正」という報道

 

1月1日夕方の最初の地震ではなく、午後11時に以下のように表示された地震です。


地震情報 1月1日 23時03分

ここまでの間違いは珍しいですね。


「ご迷惑おかけし誠に申し訳ない」石川県の地震で最大震度 7 → 3 に訂正 原因は調査中 気象庁

TBS NEWS DIG 2024/01/02

気象庁は、きのう午後11時3分ごろに発生した地震で、最大震度を7から3に訂正したことについて会見を開き、「ご迷惑をおかけして誠に申し訳ない」と謝罪しました。

そのうえで原因については「調査中」としています。



ルドルフ・シュタイナー 「死者への思い」

 

ルドルフ・シュタイナーさんのおっしゃることには難しいことが多いですが、この講義の部分は、わりとわかりやすいです。『天地の未来』という本の「死者への思い」という部分からの抜粋です。

第一次世界大戦の渦中である1915年の講義で、当時おびたただしく出ていた「死者」にどういう思いで接して生きていくといいかというようなことを述べています。これからの社会も同じようになる可能性があるため、と思い、掲載させていただきます。


1915年11月22日のシュタイナーの講義より

 

大切な友だちが長いあいだ遠いところにいて、皆さんがその友だちのことを愛情を込めて思いながらも会えないでいるとき、その友人が写真を送ってくると、皆さんはその写真を大事にするでしょう。

その写真は皆さんの心を暖かくします。その写真は皆さんに必要なものです。

皆さんにとってその写真が貴重であるように、人間の目覚めた昼の意識のなかに生きる死者への思いは、死者にとって貴重なものです。

死者は地上を眺めるときに、「ありえないもの」でありながらも「なくてはならないもの」に精神プロセスが貫かれるのを感じます。そうでないと、死者は持続する精神プロセスを感じるだけです。

持続する精神プロセスが地上にいる心魂から発するものに貫かれるのを死者が感じると、それは愛する人々の写真のようなものになります。

ですから,「死者慰霊日や万霊節に墓地に行って、貴重な死者たちのイメージに満たされた多数の人々を見、そして、思い出されている心魂たちを見上げると、そのイメージは死者たちにとって芸術作品、大聖堂である」ということができます。

上から輝いてくるものが死者を照らします。

その死者たちにとって世界は素晴らしい大聖堂のようなものです。その大聖堂は私たちにさまざまな秘密を語り、世界に光を注ぎます。

あるいは、そのイメージは大切な写真のように、愛する人をありありと私たちに思い浮かべさせます。

…地上生活と霊的世界における生活とのあいだには、深く感動的な対照性があります。