[ロスチャイルドの投資銀行が日本に進出]というスウェーデンの報道

 

これは、日本語では、ブルームバーグが、「ロスチャイルドが元大和証の赤井氏採用、日本担当副会長-事業強化へ」という記事で報道しています。


ロスチャイルドが日本に進出

nyadagbladet.se 2023/05/12

Rothschild expanderar i Japan

ユダヤ系ロスチャイルド家と同名の投資銀行は現在、影響力のある金融王朝にとって重要な「戦略的市場」と言われている日本での事業強化に多額の投資を行っている。

ロスチャイルドは最近、国内での業務を合理化し、さらなる成長を図るため、元大和証券グループ本社投資銀行部長の赤井雄一氏をロスチャイルド日本部門の次長に任命した。

「赤井氏の採用は、アジアにおけるロスチャイルドの野望を加速させる計画の一環である。他の銀行が業績の低迷を理由に世界的に人員削減を行っている中、パリに本拠を置く同社は日本での人員を拡大している」とブルームバーグは報じている。

例えば、ロスチャイルドが事業を拡大すると同時に、競合他社のモルガン・スタンレーはさらに 3,000人の従業員を解雇する計画を発表したが、この発表は全従業員がすでに 2パーセント削減された直後に行われた。

ロスチャイルド日本部門シニアマネージャーのジェローム・フィンク氏は以下のようにコメントした。

「日本はロスチャイルドにとってアジアにおける戦略市場です。当社は日本市場に大きな可能性を見出しており、それに応じて行動しています」

さらに同氏は、日本への投資は「長期的」であり、それは「循環的傾向」に関するものではないと考えている。

ロスチャイルドは最近、東京のより大きなオフィスに事業を移転し、日本グループのために 20人の従業員を厳選した。フィンク氏によると、今後も「上位および下位の両方の観点から選択的に雇用」を続けるという。

同投資銀行は、ますます多くの日本企業が米国や欧州での投資や買収の機会を求めており、またその逆もあり、そこから利益を得ようとしていると指摘している。

ロスチャイルドはまた、これまでのように主に国境を越えた取引に焦点を当てるのではなく、日本国内の合併・買収に関するアドバイスを拡大したいと考えている。

ロスチャイルド&カンパニーはこれまで、特に日本のビール大手アサヒ・グループ・ホールディングスに対し、ヨーロッパとオーストラリアのいくつかのビールブランドの買収(総額200億ドル以上の取引)に関してアドバイスと支援を提供してきた。