WHOがサル痘の名称を「MPOX」へと変更の見込み

 

MPOXって、サル痘の Monkey Pox を略しただけですね。


WHO、サル痘の名前を「MPOX」に変更予定

Reuters 2022/11/23

世界保健機関は、今年初めに米国で足場を築いたウイルスの汚名を着せるために、サル痘を「MPOX」と改名することを計画していると、ポリティコは11月22日に報じた。

早ければ11月23日にも発表される可能性があるこの決定は、バイデン高官からの圧力の高まりに対応するものであり、バイデン高官は非公式にWHOの指導者に名前を変更するよう促した、とポリティコは付け加えた。

中国、2万カ所をロックダウン

 

[参考記事] 中国のロックダウンは「第三次世界大戦の延長」かと。目的は「西側の食糧、エネルギー供給と流通システムの混乱による経済の崩壊」
In Deep 2022年4月18日


中国、ロックダウン2万カ所 コロナ感染最多で厳戒態勢

共同 2022/11/24

中国政府は24日、新型コロナウイルスの封じ込めを目指し、全土の計約2万カ所でロックダウン(封鎖)を続けた。

1日当たりの新規感染者数が23日に約3万人と最多を記録。今後感染が拡大する恐れがあるとして、各地で臨時の隔離施設を設営するなど厳戒態勢を敷いた。市民生活に多大な影響が出ている。

習近平指導部は10日、感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の継続と一部緩和の方針を決定。

11日には、隔離期間短縮などの緩和策を発表した。

ところがその後、感染者の増加傾向が続き、封鎖への不満から大規模な抗議活動が発生。習指導部は的確な対応を迫られている。

ついに「薬価4億円超え」の薬がアメリカに登場

 

これまでの最高値は、ゾルゲンスマという薬剤の約 2億円でした。しかし……狂気の世界ですなあ。

[参考記事] 薬価「2億円超え」の世界で最も高価な薬ゾルゲンスマを服用後に2人の赤ちゃんが急性肝不全で死亡
地球の記録 2022年8月16日


薬価4億円超 世界一高額の新薬、米FDAが承認

CNN 2022/11/24

米食品医薬品局(FDA)は22日、血友病治療の新薬「Hemgenix」を承認した。開発元のCSLベーリングが発表した価格は治療1回当たり350万ドル(約4億8600万円)で、世界一高額な医薬品となる。

Hemgenixは、血栓を作るのに必要なたんぱく質が作られない遺伝性疾患、血友病Bの治療に使われる成人向けの遺伝子治療薬。男性を中心として、およそ4万人に1人がこの疾患を患っている。

一般的な治療では、不足・欠落している凝固因子を補うために定期的な点滴を必要とするが、新薬を使った治療では1回の点滴で済む。

FDAは新たに承認された新薬を「血友病B患者の治療の新たな選択肢」と位置づけ、「重い負担を経験している患者のための革新的な治療法の開発における重要な進展」としている。

処方薬などの価格を調査している非営利研究機関ICERは、Hemgenixが世界一高額な医薬品になることを確認した。

ICERは最近行った費用対効果分析の中で、同薬の効果と相殺される費用を比較して、適正価格を293万ドル~296万ドルと算定していた。

米国でこれまで最も高額だった治療薬は、FDAが脊髄(せきずい)性筋萎縮症(SMA)の治療薬として2019年に承認した「ゾルゲンスマ」で、価格は治療1回当たり210万ドル。

FDAは、成人男性約60人を対象とする2回の研究で安全性と効果を検証した結果に基づき、Hemgenixを承認した。主な副作用として、肝酵素の上昇、頭痛、インフルエンザのような症状、輸液に関連した軽度の反応などが指摘されている。

[国産のコロナ飲み薬に「重症化の予防効果“確認されず”」]という報道(催奇形性あり)

 


【解説】国産初の新型コロナ飲み薬「緊急承認」 重症化の予防効果“確認されず”「現場にニーズは…」

日テレNEWS 2022/11/24

新型コロナウイルス感染症に対する、国産初の飲み薬「ゾコーバ」が緊急承認されました。どのような人が使えて、効果はどこまで期待できるのでしょうか。

■“国産初”飲み薬「ゾコーバ」 「重症化リスクが低い軽症者」が使用可能

ロナ感染症に対して国内企業が創製した初めての経口薬であります。そして、世界で初めて我が国が承認したものでもあります。国内企業が製造販売する医薬品でもありますから、安定供給の観点からも今回の承認には大きな意味があると考えております」と述べました。

22日、厚生労働省が緊急承認したのは、塩野義製薬が開発した「ゾコーバ」です。投与の対象となるのは「12歳以上の重症化リスクが低い軽症・中等症の患者」です。

後述のように、妊婦には使用できず、飲み合わせができない薬が多いので注意が必要です。

これまで日本では「モルヌピラビル」と「パキロビッドパック」の2つの薬が軽症者向けの飲み薬として特例承認されていて、これらは「重症化リスクの高い人」にしか使えませんでしたが、ゾコーバは「重症化リスクが低い軽症者」にも使えるという点が新しく、これら2つの薬との違いになります。

■発症から72時間以内に 1日目は3錠

どのような効果が認められたのでしょうか。

このゾコーバは「発症から72時間以内」に服用を開始します。1日目は3錠、2~5日目は1錠を、それぞれ1日1回服用します。

これにより「けん怠感」「発熱」「鼻水・鼻づまり」「のどの痛み」「せき」といった5つの症状について「症状改善までの時間が短くなる」ということがデータで示されました。22日、このデータなどをもとに審議した結果、有効性が推定されるとして「緊急承認」となったわけです。

政府はゾコーバについて、塩野義製薬とすでに100万人分の購入契約をしていて、来月はじめには医療機関で使えるように目指しているということです。

■複数の課題 胎児“奇形”のリスクも

一方で、複数の課題も指摘されています。

まずは“使い方の注意”なんですが、軽症で、重症化リスクが低くても使えない人がいます。

妊婦、もしくは妊娠の可能性がある女性は使えません。動物実験で「催奇形性」、つまり胎児に奇形が生じるリスクが認められているからです。

また、高血圧や高脂血症など36種類の薬と一緒に飲むことが禁止されていて、医師や薬剤師は患者が飲んでいるすべての薬を確認する必要があります。

そして、肝心の“薬の効果”についても、限定的です。

発熱や鼻水など5つの症状の改善を早める効果ですが、薬を飲まない場合の「8日間」から、飲んだ場合は「7日間」へと短縮される、つまり“1日早くなる”という効果です。そして、このゾコーバには“重症化を予防する効果”は現在までに確認されていません

■「現場にニーズはなく…」 医師からは厳しい声も

感染制御学が専門の東邦大学感染制御学研究室・小林寅喆教授は「今回の薬は、位置づけが非常に難しい」と話しています。

小林教授は「高熱や激しいせきなどに苦しんでいて、一日も早く改善してほしい場合は、我慢するよりは飲んだ方がいい」とする一方で、「若い人は軽症が多く、どれだけ需要があるかというとかなり疑問」「実際にこの薬を使うかどうかは、医師と患者の判断になる」というふうに指摘しています。

では実際、現場の医師はどのように考えているのでしょうか。

東京都内などで新型コロナ患者の往診を続けている佐々木淳医師は「現場にニーズはなく、どのようなシーンで使えばいいのかわかりません」と話しています。重症化リスクの低い軽症の患者は、すでに解熱・鎮痛剤や、せき止めの薬などで十分に対応できているということです。

また、佐々木医師は「『薬(ゾコーバ)があるからワクチンを打たない』などの風潮が生まれれば、むしろ医療現場の負担が大きくなる」と非常に厳しい見方を示しています。

■“期限付きの免許” 1年以内にデータが集められなければ…

今回、このゾコーバは「緊急承認」という新しい制度を使って、初めて承認された薬となりました。緊急承認は今年5月に新設された、いわば“期限付きの免許”のようなものです。

現在のような感染症の世界的大流行、パンデミックが起きている時に迅速に審査するために、安全性についてはこれまで通り確認をしますが、有効性については「確認」ではなく、「推定」できれば承認することができるというものです。

今回、このゾコーバの緊急承認の期間は1年とされ、塩野義製薬は今後も安全性と有効性のデータを集め続ける必要があります。1年以内に再度、審議にかけられ有効性が確認できない場合は、承認が取り消されることもあるということです。

    ◇

今回の緊急承認制度は、ほかに手段がない場合の、いわば“緊急措置”として導入されたものですが、「薬の効果を見極める判断の基準や手法が不明瞭」だとの指摘も上がっています。この薬がどれだけの人に必要とされ、効果をもたらすのか、費用対効果なども含めて、今後も検証が求められます。

[「マスクしているの日本人だけ。対処の仕方変更を」自民・萩生田氏]という報道

 

ここまでくると、そう簡単なものではないですよ。マインドコントロールの強さと恐さをわかっていない。

[参考記事] マインドコントロールを増大させるもの
In Deep 2022年11月9日

私ならいっせいにマスクをやめさせることができますが、あまりにも凄惨な政策で書くこともできません。


「マスクしているの日本人だけ。対処の仕方変更を」自民・萩生田氏

朝日新聞 DIGITAL 2022/11/23

自民党・萩生田光一政調会長(発言録)

新型コロナウイルスの第8波が来ていますけれども、3年間いろんなことを経験して、見えてきました。日本は「鎖国」をして、こんなに国民がまじめにマスクをして、それでも感染数は大体世界標準になっちゃった。

今回は行動規制をかけないで、ウィズコロナで乗り越えていくことを考えています。

もちろん医療機関をしっかり確保するということと両面で努力をしていきたいが、そろそろフェーズを変えていかないと。今、国際会議に行って、マスクをしているのは日本人だけ。

そのぐらい世の中、変わってきました。ここは冷静に、科学的な知見に基づいて、コロナの対処の仕方を考えていかなければいけない。

この1カ月で3人の閣僚が辞任するという事態になりました。岸田政権を支える政権与党として、ここは責任を共有しながら、信頼回復に向け、全力で頑張っていく。

来年の統一地方選挙を勝ち抜いて、そして信頼回復に向けて、安定した政治に向けて、しっかり頑張ることを改めてお誓い申し上げる。(岐阜市であった自民党岐阜県連の会合で)

すでに国債がデフォルト状態のアルゼンチンの「株価」が過去最高値に(なんで?)

 

過去25年間のアルゼンチン平均株価の推移

tradingeconomics.com

2022年の初めからだけでも、2倍近く(88.16%)上昇しているようです。で、なぜ?

以下のようにアルゼンチンの国債はデフォルト状態です。


アルゼンチン格付け「CCCマイナス」に引き下げ=フィッチ

ロイター 2022/10/27

格付け会社フィッチは26日、アルゼンチンの長期ソブリン格付けを「CCC」から「CCCマイナス」に1段階引き下げた

アルゼンチンは民間債権者および国際通貨基金(IMF)との間で、過去2年に総額1000億ドルを超える債務の再編を強いられた。

今もなお資本逃避や通貨安に悩まされ、今年の物価上昇率は100%を突破する見通し。アルゼンチン国債の価格は既に額面当たり0.20ドル前後とデフォルト(債務不履行)扱いで、投資家が来年から2025年に到来する債務返済についていかに懸念を持っているかが分かる。

フィッチは、格下げはアルゼンチンの深刻なマクロ経済面の不均衡と、限られた対外流動性を反映していると説明。今後増えてくる対外債務返済の支払い能力を一段と損なうことになると指摘した。

さらにフィッチは、今年IMFと合意した新たな金融支援も、外貨準備の再構築と金融資本市場での資金調達再開に必要な経済政策の「強力なアンカー」になったとはまだ証明されていないとの見方を示した。

各種資本規制は外貨流出の制限に役立っているものの、完全に流出を止められていないという。

温暖だったヨーロッパに過去数十年で最強の「寒波」がやってくる

2022年12月6日の欧州から北アフリカの気温の予測

Heinrich Leopold


ヨーロッパに今シーズン最初の大寒波が差し迫っている

zerohedge.com 2022/11/22

ヨーロッパでは今年の秋から冬、平均より気温が暖かったという幸運があった。

しかし、エネルギー不足の欧州に寒波が降り注ぎ始めると、それはすべて変化する可能性がある。

天気予報企業の Maxar Technologies 社による短期から中期の見通しでは、今週初めにヨーロッパが寒波に見舞われることを示している。

中央ヨーロッパ全体の平均気温は、週の初めに氷点下付近で、週の終わりまでは、平均気温は、約 2℃程度となり、過去 30年間の平均程度まで上昇するが、その後 12月初旬にかけて気温は下がると予測されている。

東ヨーロッパでは、12月初旬にかなりの寒波が到来する。12月6日までの平均気温は、-10℃前後になると見られている。

ヨーロッパ中距離気象予報センター・ コペルニクス気候変動サービスのディレクターであるカルロ・ブオンテンポ氏は、今年の寒波の可能性は 12月に高まる可能性が最も高いと語った。