「サル痘ニュース」カテゴリーアーカイブ

台湾疾病管理予防センターが、台湾で確認されたサル痘の全ゲノム配列の解析を完了

 

(※) 以前(2018-2019年にアフリカ流行したサル痘)と、28のアミノ酸配列の違いがあるそうです。


台湾が輸入サル痘症例の遺伝子配列を完了

outbreaknewstoday.com 2022/07/07

Taiwan completes gene sequence of imported monkeypox case

台湾疾病管理予防センター(CDC)は本日、2022年6月24日に発表された私の国で最初に確認された輸入サル痘のウイルスの全ゲノム配列(合計197,315 bp)が完了したと発表した。

その結果がB.1西アフリカ株の遺伝子型であり、これは2022年のヨーロッパおよびアメリカの流行型だ。

CDCは、ウイルスの全ゲノム配列がデータ共有のためのグローバルイニシアチブ(GISAID)に提出されており、株名は hMpxV / Taiwan / CVDCDC-110-231642/2022 であると述べている。

2018年から2019年までの世界的な流行株と比較すると、アミノ酸配列に28の違いがあり、血縁関係分析の結果は、欧米の最近の流行株の結果と有意な差はない。これらの変異部位が疾患の重症度または感染性に関連しているかどうかは、臨床的に確認されていないままだ。

[サル痘ワクチン、米政府が配布を大幅増 160万回分の接種可能に]という報道

(※) 全体的に免疫が抑制されている今、天然痘ワクチンとか接種したら、「ポックスウイルス系の感染者」が必ず出ます。知っててやっているのか、知らないでやっているのかはともかく、非常にリスキーです。

[参考記事] ヒトの免疫が壊れ始めた… (In Deep 2022/06/22)


サル痘ワクチン、米政府が配布を大幅増 160万回分の接種可能に

朝日新聞デジタル 2022/06/29

欧州を中心に感染者が相次いでいるサル痘について米政府は28日、サル痘に対応したワクチンの配布を大幅に増やす方針を明らかにした。

米国内では300人を超える感染者が確認されていて、対策を強化する。

米疾病対策センター(CDC)によると、28日時点で49の国や地域で4700人以上のサル痘感染者が確認されている。

米国内で使えるワクチンは2種類あり、一つはサル痘にも有効とされる天然痘ワクチン「ACAM2000」。もう一つはサル痘にも対応できるように開発された「JYNNEOS」だ。

今回、米政府はJYNNEOSを5万6千回分、すぐに各州が利用できるようにする。数週間で29万6千回分に増やし、さらに数カ月かけて計160万回分の接種をできるようにする。

[サル痘 医療従事者などに天然痘ワクチン接種を検討]という報道

 

(※) 変異しているので、あまり効かないかもしれませんよ。副作用はそのままで。お医者さん受難の時代は続きますね。

[参考記事] ポルトガル国立衛生研究所が「サル痘ウイルスが予測よりはるかに速いペースで変異している」ことを突きとめる。……二本鎖DNAなのに (地球の記録 2022/06/28)


サル痘 医療従事者などに天然痘ワクチン接種を検討

テレ朝news 2022/06/28

欧米などで感染が相次ぐサル痘について、厚生労働省は特定の医療従事者など接触リスクの高い人に天然痘ワクチンの接種を検討しています。

厚労省は国内の対策に関する専門家部会を初めて開き、サル痘に有効とされている天然痘ワクチンを必要に応じて接触リスクの高い人に接種することを検討していると明らかにしました。

想定される対象は、入院患者を担当する医療従事者や保健所の職員などです。

また、新宿区の国立国際医療研究センターにすでに設けられている治療薬を投与する臨床研究の体制を厚労省は、関東圏以外にも広げたい考えです。

サル痘は、27日時点で50の国と地域で3400人を超える患者が確認されています。

韓国で初のサル痘疑い症例

 


韓国初のサル痘疑い患者、仁川空港入国過程で発見

中央日報 2022/06/22

韓国初のサル痘疑い患者が流入して隔離治療と感染検査に入った。

21日、防疫当局によると、この日午後仁川国際空港を通じて入国した韓国国籍の男性Aさんが検疫段階でサル痘に疑われる症状を見せた。

当局はこの日夜10時ごろ、Aさんを専門担当病床のある仁川医療院に搬送して隔離治療に入った。Aさんは病院でサル痘の感染検査を受けた。Aさんが感染と判定されれば、韓国初のサル痘患者となる。

防疫当局関係者は「先月末から水ぶくれや発熱などサル痘と類似した症状を見せて申告された患者はいるが、ほとんど水痘や手足口病など他の疾患ということが分かったとし、「Aさんの場合、感染と疑われる症状が明らかで、海外入国者と感染の可能性があると見て先制的に隔離治療に入った」と説明した。医療界関係者によると、Aさんは若い男性で健康状態は良好だ。

サル痘はアフリカでのみ発見されてきた風土病だが、先月7日英国で初めて感染事例が発生した。その後、欧州や北米、中東など38カ国に拡散した。

統計ウェブサイトであるアワー・ワールド・イン・データによると、全世界のサル痘感染者は20日基準で2680人発生した。

サル痘は主に傷部位や体液接触を通じて感染する。潜伏期は最大21日で、発熱、悪寒、頭痛、リンパ浮腫、水泡性の発疹などが現れる。2~4週間でほとんど自然に回復する。致命率は3~6%と知られているが、世界保健機関(WHO)によると現在までアフリカ以外の大陸で死亡者が発生したことがない。

予想より速い拡散速度のため、WHOは23日緊急会議を開いてサル痘拡散について議論する計画だ。

韓国疾病管理庁は8日サル痘を2級感染病に指定した。これを受け、感染者が確認されれば医療機関などは24時間以内に防疫当局に申告する必要があり、感染者は隔離治療が義務付けられる。

当局は感染者が発生すれば国立中央医療院で隔離治療することにした。接触者は感染者に露出した程度によって低・中・高危険群に分類し、最近接触した同居人など高危険群に限って21日間隔離される。

アメリカ政府がサル痘ワクチン50万回分を追加で注文

 


バイデン政権がさらに50万回分のサル痘ワクチンを注文

Epoch Times 2022/06/11

Biden Admin Orders 500,000 More Monkeypox Vaccines

バイデン政権は、サル痘用の Jynneos ワクチンをさらに50万回分注文した。米国および世界中で症例が増加する中で、政府の対応として大きな一歩を踏み出した。

デンマークを拠点とするバイオテクノロジーグループであり、ワクチンのメーカーであるバイエルンノルディック社は、米国生物医学先端研究開発局(BARDA)から注文を受け、今年後半に納品されると述べた。

「 2020年にアメリカ政府に授与した 140万回分の液体凍結 Jynneos ワクチンの以前の注文と合わせて、この注文により、米国のワクチンの総在庫は 200万回分近くになります」と同社は6月10日に発表した。190万回の投与の多くは、米国政府が要求するまで会社によって保持される。

この 50万回分のワクチンは、以前の契約に基づいて米国が所有し、現在は同社に保管されているバルク材料を使用して製造される。

[サル痘感染のアメリカ人男性、メキシコの病院から脱走・帰国]という報道

 


サル痘感染の米男性、メキシコ病院から脱走・帰国

AFP 2022/06/09

メキシコの保健当局は8日、サル痘に感染した米国人男性がリゾートの病院から逃げ出し、帰国したと発表した。

保健当局によると、脱走したのは米テキサス州出身の48歳の男性。先週末、ハリスコ州の太平洋沿岸に位置するプエルトバジャルタの病院で、サル痘の疑いがあるため検査の必要があると診断され、隔離中だった。

男性は来院時、せき、悪寒、筋肉痛などの症状があり、顔と首、胴に膿胞(のうほう)のような発疹が出ていた。

男性は病院を逃げ出した後、パートナーと一緒に宿泊していたホテルに戻り、当局に見つかる前に4日の飛行機でプエルトバジャルタを後にした。

米疾病対策センター(CDC)は6日、男性が帰国しており、検査でサル痘への感染が確認されたとメキシコ当局に通達した。

男性は5月12~16日に独ベルリンに滞在。米テキサス州ダラスに一時戻った後、同月27日にプエルトバジャルタを訪れていた。

男性はメキシコ滞在中、プエルトバジャルタのクラブで開かれたパーティーに参加していた。当局は5月27日~6月4日にクラブを訪れた人を対象に、体調を観察するよう呼び掛けている。