米国の学生の極端な学力の低下がさらに顕著に。ボルチモアの複数の学校で州の数学試験に合格した生徒がゼロ

アメリカの学生は「2022年頃から」急に激しい学力の低下を起こしていまして、その延長ですね。今回のボルチモアの件もあまりにも極端なので、教育方法の問題というより、「2021年頃からの何らかの原因」による脳活動と認知能力の衰退そのものの問題だと思います。

(参考記事)アメリカの学生の数学の平均スコアが「統計が開始された 53年間で最大の急落」を起こしていた。さて原因は
地球の記録 2022年10月25日


ボルチモア州立学校13校で数学試験合格者ゼロに保護者団体が激怒

dailymail.co.uk 2023/09/27

Fury as ZERO children at 13 Baltimore state schools pass math exam – as parent groups call on leaders to step down

ボルチモアの複数の学校で、州の数学試験に合格した生徒がゼロで、ほぼ 75%の生徒が試験で最低点だったことを受けて怒りが巻き起こった。

この成績不振はメリーランド州の最新の州テストで生じたもので、市内の高校 13校(なんとボルチモアの40パーセントの高校にあたる)が数学で「熟練」の成績を収めた生徒を一人も輩出できなかった。

「これは教育的殺人だ」とボルチモアに本拠を置く非営利団体ピープル・エンパワード・バイ・ザ・ストラグルの副理事長ジェイソン・ロドリゲス氏はフォックス・ボルチモアに語った。

ロドリゲス氏は、同市の教育水準の低さについて何年も警告を発してきたにもかかわらず、この失敗には「弁解の余地はない」と述べた。

プロジェクト・ボルチモアが最初に提起した懸念すべき結果では、不合格となった13校の生徒の74.5パーセントがテストで4点中1点に過ぎず、これは取れる最低点だった。

この前日には、「パンデミック中に アメリカ全土の学校教育が悲惨な水準に落ち込んでいる」とする研究が発表されており、それによると、4年生と 8年生の 3分の1が「基礎」レベルでさえ読むことができないと結論づけた。