[アメリカ80%が氷点下に]というテレビ朝日の報道

 

日本の報道で寒さを報道するのは珍しいですね。それにしても、広いアメリカで80%が氷点下とは。

気温の予測を見ますと、西海岸は暖かいようですが、他はかなり厳しそうです。
tropicaltidbits.com


【世界の厳しい寒さ】アメリカ80%が氷点下に まるで冷凍庫のドイツ

テレ朝news 2022/12/21

12月に常夏の国ハワイを襲った嵐。激しい雨が降り注ぎ、島の電柱が倒されるほど猛烈な風が吹き荒れました。普段は観光客であふれかえるビーチも人の姿はありません。

さらに、アメリカ本土も大荒れの天気が続いていて、ルイジアナ州では各地で落雷が発生。一方、北部では激しい吹雪となり大雪を観測。野ざらしの牧場の牛たちにも容赦なく雪が襲い、わずかな時間で体に降り積り真っ白に。まるで羊のような姿に。

アメリカの気象当局は、過去40年で最も寒いクリスマスになると警告。今週末にかけ、北極圏から流れ込む寒気が本土を覆い、アメリカの80%が氷点下になると予測しています。

ドイツでは町全体が冷凍庫のような状態に。車はブレーキが利かず坂道をすべり、接触事故も多発。自転車も…。   

ロシアでも大雪が降り積もり、市民生活に影響が出ています。そんななか、ロシア中部で突然、爆発が発生。炎が上がりました。燃え盛る炎に戸惑う住民たち。一体何が起きたのでしょうか。ロシア中部でガスのパイプラインが爆発。このパイプラインはシベリアからヨーロッパにガスを供給するために1980年代に建設されました。原因は分かっておらず、パイプラインの修理作業を行っていた3人が死亡したといいます。

(※) このロシアの爆発は以下で取りあげています。

[記事] ロシアで続く不可解な油田、石油精製所などエネルギー施設の爆発や火災。そして、ついにヨーロッパへのほぼ最後の天然ガスパイプラインが破壊された
地球の記録 2022年12月21日

ウクライナの首都キエフの80%が緊急停電。戦争開始以来、最悪の電力危機に

 


計画的な緊急停電の中で電力が供給されていないキエフ地域は80%に

zerohedge.com 2022/12/21

ウクライナは、ロシアによるエネルギーインフラへの更なる攻撃に備えており、ロシアがクリスマスに向かう人々に意図的に追加の苦痛を与えていると非難している。

ウクライナのデニス・シュミハル首相は、他の政府閣僚の前でのブリーフィングで、 「修理は続いているが、状況は依然として非常に困難である」と述べた

「ロシアのテロリストたちは、新年に向けてウクライナ人に電気をなくすためにあらゆることをするだろう」と彼は主張した。

彼らにとって、クリスマスと新年がウクライナで暗闇の中で行われることが問題だ」と警告した。

「だからこそ、新たな攻撃に備える必要がある」

キエフのオレクシー・クレバ知事は、 12月19日にドローン攻撃が発電所を襲った後、キエフ首都圏全体の約80%が2日連続で停電しており、戦争が始まって以来、電力危機は最悪だと述べた。

「電力供給の状況は依然として危機的状況にある」とクレバ氏は書面による発表で述べた。「敵による砲撃のたびに、修理の複雑さと期間が増加している」。

国債がデフォルト状態のアルゼンチン株式市場の株価がさらに天井知らずで上昇中

 

アルゼンチン株式市場 MERVAL の過去25年の株価の推移

tradingeconomics.com

(※)だから、なんで?

(前記事) すでに国債がデフォルト状態のアルゼンチンの「株価」が過去最高値に(なんで?) (2022/11/23)

(参考報道) アルゼンチン、W杯優勝も厳しい経済 物価高や通貨安 (日本経済新聞 2022/12/19)

ジャガイモ不足により、オーストラリアの大手食料品店が冷凍フライドポテトの購入を制限

 


ジャガイモ不足でオーストラリアの大手食料品店が冷凍フライドポテトの購入を制限

bloomberg.ca 2022/12/16

この夏、自宅でフライドポテトを食べることを楽しみにしているオーストラリア人たちは、大手食料品店がジャガイモの不足を受けて購入を制限したことで、食欲を抑えざるを得なくなるかもしれない。

オーストラリアで 2番目に大きなスーパーマーケットチェーンであるコールズグループ社は、12月15日にウェブサイトの声明で、供給の問題を理由に、1回の取引につき冷凍フライドポテトの購入を2パッケージまでとする一時的な購入制限を課した。

今年のオーストラリア東海岸での洪水と豪雨により、レタスから小麦、果物まで、さまざまな作物が被害を受け、多くの家庭の必需品が不足した。

業界団体の AUSVEG によると、タスマニアの雨天はジャガイモの種まき作業を妨げ、多くの農家が畑にアクセスすることができなかった。

AUSVEG の全国コミュニケーションマネージャーであるショーン・リンデー氏は、次のように述べている。

「ポテト加工品への影響は 2023年まで続く可能性が高い」

オーストラリアの天候関連の混乱は、2月下旬にロシアがウクライナに侵攻した後、すでに緊張していた食品市場をさらに悪化させている。この戦争は世界のサプライチェーンを混乱させ、重要な農業資材の価格を押し上げた。

混乱は、消費者が日々の生活費の上昇に直面するのと同じように、食料品の請求額の増加につながる。

オーストラリアの年間総合インフレ率は、第 3四半期に 32年ぶりの高値に加速した。

九州で「硫黄の匂い」が広範囲に立ちこめる。原因は不明

 

(※) 10年前に、アメリカの西海岸で「硫黄のような、卵の腐ったような匂い」が広範囲に立ちこめました。これも原因は不明のままでした。以下の記事にあります。

[記事] カリフォルニアの異臭は「アメリカのメッカ」から放たれたものか、あるいは違うのか
In Deep 2012年09月13日

興味深いのは、10年前のカリフォルニアの異臭の位置と、今回の九州の異臭の位置が、「共に北緯33度線上」 (正確にではなくおおむねという意味です)ということです。

(参考) In Deep の「北緯33度」関係の記事の一覧


岡県や佐賀県など広範囲で硫黄の臭い 通報相次いだが、原因は不明

朝日新聞 2022/12/21

福岡市で21日午前7時過ぎから、「硫黄のような臭いがする」という通報が相次いだ。

市消防局によると、隣接する福岡県春日市のほか佐賀県でも通報があり、広範囲にわたって異臭が確認されているという。

福岡市中央区や南区に消防隊を出動させたが、原因はわかっていない。

福岡管区気象台によると、周辺で異臭騒ぎが出るような火山活動はみられないという。

福岡市環境局の大気データでは、市内の二酸化硫黄の濃度が午前7時ごろから上昇。普段は0・001ppm前後だが、午前9時時点で多いところで0・023ppmの数値を観測している。

環境局の担当者は「普段と比べ、値がかなり高い。現在、原因を調査中だ」と話している。

ツイッター上でも「窓開けると硫黄臭い」「福岡市、広範囲で硫黄のにおいするらしいけど何事やろ」「外が硫黄臭い。まさか温泉湧いた?」といったような投稿が相次いだ。

アフガニスタンで女子の大学進学が禁止に

 

[参考記事] タリバン指導者がアフガニスタンで「シャリア法」の厳格な施行を要求。公開処刑、手足の切断、投石による死刑等の実施を裁判官たちに命令
地球の記録 2022年11月15日


タリバン、女子の大学進学を禁止 アフガン

AFP 2022/12/21

アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは20日、国内の大学に対し、女子教育を無期限に停止するよう命じた。

高等教育省は、国内の全大学に宛てた書簡で禁止措置を通達。同書簡をツイッターに投稿した同省の報道官はAFPに対し、通達内容を認めた。

同国では3か月前、全国で多数の女性が大学入試を受けたばかり。多くは工学や医学の専攻を志望していた。

ブラジルで再度コロナの流行波

 


【ブラジル】新型コロナの勢い落ちず=感染者は1日4万人超=死者も8月水準に戻る

ブラジル日報 2022/12/21

新型コロナの感染第5波は勢いが落ちず、11~17日(感染学上の第50週)の新規感染者は32万1349人、死者も1116人だった。

1週間の感染者が32万1349人という事は1日平均4万5907人の感染者が出たという事で、死者の平均も159人となる。これらの数字は10日現在の平均(感染者2万9855人、死者91人)より53・8%と74・9%増えた。

9日の感染者や死者のデータは発表されておらず、9~16日の感染者や死者の総数や平均は計算不能だが、15日の平均感染者は3万9731人、死者は139人だから、第50週は感染者や死者の増加が加速した。第49週の感染者や死者は前週比で5・1%増と0・5%減、第48週も27・6%増と17・6%増だった。

オズワルド・クルス財団は15日、リオ州やサンパウロ州の感染者増が減速気味で、感染拡大のペースも低下との報告書を出したが、これは、9日のデータが空白だった事を受けた可能性大だ。

リオ州では第47週~49週の感染者が前週比で7・5%、16・6%、38・0%のように減少していたが、第50週の感染者は10・5%増えた。死者も第48週と49週に19・1%と78・2%減少した後、30・2%増えた。

第50週の感染者や死者の増加加速は、9日のデータが空白だった事と週末は10数州がデータを更新しない事が重なって起きた可能性が大きく、第51週に減速する可能性がある。だが、16日の感染者の平均は前日より多い4万6349人で、7月21日の5万1938人より少ないが、7月22日の4万3630人を超えた。

死者の平均161人も前日比増で、8月18日の173人より少ないが、8月21日の159人を超えている。

感染拡大が続いている事は、一時は10万人を切り、感染者全体の0・3%まで落ちていた入院者や観察中の患者数が17日現在で65万8468人となり、全体の1・8%まで増えている事でも明らかだ。

予防接種効果などで重症化する率が下がっている事は、長い間2%台が続いていた致死率(死者数を感染者数で割った数)が1・9%に下がった事に表れているが、感染者が増えれば死者も増すから油断は大敵だ。