「イスラエル崩壊」:10月7日以降4万6000の企業が閉鎖を余儀なくされる
The Cradle 2024/07/11
‘Israel in collapse’: 46,000 businesses forced to close since 7 Oct
イスラエルのリスク管理会社コファス Bdi 社は、2024年末までに6万社の企業が閉鎖されると予測している。
ヘブライ語の新聞「マーリーブ」は 7月10日、進行中の戦争とそれが経済に与える壊滅的な影響により、イスラエルの 4万6千社の企業が閉鎖を余儀なくされたと報じ、イスラエルを「崩壊する国」と呼んだ。
「これは多くの分野に及ぶ非常に高い数字だ。戦争が始まって以来閉鎖された企業約 3万5000社のうち約 77%は従業員5人以下の中小企業で、経済の中で最も脆弱だ」とイスラエルの情報サービスおよび信用リスク管理会社コファスBDI社の CEO、ヨエル・アミール氏はマーリーブ紙に語った。
報告書ではさらに、コファスBDI社 のリスク評価によると、「最も脆弱な産業は建設業であり、その結果、その周囲で稼働しているセラミック、空調、アルミニウム、建築資材などのエコシステム全体も大きな被害を受けた」と付け加えている。
貿易部門も大きな影響を受けている。これには、サービス部門や、ファッション、家具、家庭用品、娯楽、運輸、観光などの産業が含まれる。
イスラエルは「外国人観光客がほとんどいない」状況にあると報告書は述べ、「企業への被害は国中に広がっており、ほとんど、どの業界も被害を免れていない」と付け加えた。
これには、主に南部と北部に拠点を置く農業部門が含まれる。両地域は、パレスチナ抵抗勢力とレバノンのヒズボラの脅威により活発な戦闘地域とみなされており、イスラエルに対するヒズボラの支援戦線は経済の衰退に大きく貢献している。
コファスBDI社の CEOは、2024年末までに 6万社のイスラエル企業が閉鎖されると予測している。
2023年の最後の数か月間に、イスラエルの GDP は 20%近く急落した。