[ソバの実の生産トップはロシア…日本のソバは7割を輸入に頼り]という報道

 

(※) 大豆(醤油、味噌の原料)もそうですけれど、ソバなんていう、日本の基本的な食糧の自給をまったくしなかった歴史も悪いです。来年にはソバは幻の食べ物になり得ます。


ソバの実の生産トップはロシア、立ち食いそばチェーン「値上げすれば客が減る」

読売新聞 2022/04/04

値上げの波は食品や日用品にとどまらず、建設鋼材から肥料に至るまで幅広い資材に及ぶ。コロナ禍からの需要回復に円安・ドル高、さらにロシアのウクライナ侵攻に伴う供給不安が加わり、原材料高の転嫁が進む。ロシア産に頼る資材も多く、家計や企業の負担増が消費の低迷や業績の悪化に結びつく懸念は高まる一方だ。

「味を保つにはソバ粉の量を減らせない。値上げすれば客が減ってしまう」――。立ち食いそばチェーンの広報担当者は、厳しい台所事情を打ち明けた。製粉大手各社が輸入ソバ粉の卸売価格を6月から1~2割程度値上げする方針を示したためだ。ソバの実の世界生産トップはロシアだが、ウクライナ侵攻で供給不安が強まっており、さらなる価格上昇が懸念される。

国連食糧農業機関(FAO)によると、ロシアの2020年生産量は約89万トンと世界全体の半分を占めた。気候の厳しいやせた土地でも育つため、「カーシャ」と呼ばれるおかゆなどでかねて食されてきた。

日本のソバは7割を輸入に頼り、ロシアからの殻付き「玄ソバ」の21年輸入量は米国に次ぐ2位だった。「まん延防止等重点措置」が解除され、そば店ではコロナ禍で減った客を取り戻す好機だったが、価格上昇が続けば暗転しかねない。

小麦もウクライナからの供給不安が高まり、国際相場が高止まりしている。製粉大手関係者は「近く小麦粉を値上げするかもしれない」と話す。既に小麦粉を使うパンや即席麺など幅広い商品の値上げが相次いでおり、さらに波及する可能性がある。

[広島ガス「ロシアからの天然ガス供給 滞ることはない」50%はロシアから購入]という報道

 

(※) 止まると思いますよ。


広島ガス「ロシアからの天然ガス供給 滞ることはない」 50%はロシアから購入

テレビ新広島 2022/04/04

広島ガスは4日の中期経営計画の会見の中で、昨今のロシアによるウクライナ侵攻をふまえ、現時点でロシアからの天然ガスの供給が滞ることはないという見解を示しました。

【広島ガス・松藤研介社長】
「現状を申し上げますと、ウクライナ情勢の影響により広島ガスのLNG(液化天然ガス)調達が滞るという事象はおきておりません」

広島ガスでは、ロシアからの天然ガスの供給が購入量の50%を占めていますが、松藤社長は4日の会見で、日本とロシアの間で天然ガスの取引をストップするという話はなく現時点でロシアからの供給が滞ることはないと強調しました。

一方で、ロシアからの購入が不可能になった場合、他の契約ルートからの調達、他社からの融通などの対応を想定しているということです。

広島ガスはエネルギーの安定供給のために、今後もロシアによるウクライナ侵攻など世界情勢を注視していきたいとしています。

ミャンマーの中央銀行が「外貨は即日、自国通貨に換える指示」を発令。外貨預金の封鎖

 

(※) 日本でもどこの国であろうと、「預金封鎖」に対抗するために、外貨預金で準備するという方法に関しては、これをやられると、あっという間に意味を失うことになります。これと「新札発行」を同時に行えば、国家としては効果的です。

[参考記事] ハイパーインフレーション…預金封鎖…。ロックダウンパニック後には、どちらが先にやってくる? (In Deep 2020/05/03)


ミャンマー中銀、外貨預金を自国通貨に即日兌換指示=国営メディア

ロイター 2022/04/04

ミャンマー中央銀行は3日付の通達で、国民が得た外貨は公認された銀行の口座に預け入れ、1営業日中に自国通貨チャットに兌換する必要があると指示した。国営メディアが4日伝えた。

中銀はこの例外については別に規定すると説明。外国から送金された外貨は外国為替公認銀行で取り扱う必要があるとしている。

スペインのインフレ率が過去40年近くで最高に

 


スペインは40年近くで最も高いインフレを見ている

RT 2022/04/03

Spain sees highest inflation in nearly 40 years

スペイン国立統計局が3月30日に発表した予備データによると、スペインのインフレ率は昨年の同じ月と比較して3月に9.8%上昇した。

消費者物価指数の上昇は1985年5月以来最も高く、今月の暫定値は2月に登録された率を2パーセント以上上回っていると統計局は述べ、インフレは、電気、燃料、食品、およびアルコール飲料の価格の上昇によって引き起こされたと付け加えた。

「インフレの73%は、ウクライナでの戦争によって悪化したエネルギーと食料の主食の暴走価格によって説明することができる」とペドロ・サンチェス首相は議会に語った。

食料やエネルギーなどの価格が不安定な分野の価格変動を除いたコアインフレも、3月に3.4%に達した。これは2008年以来の最速の年間増加だ。

国立統計局は、4月13日に3月の最終消費者物価指数データを公開する。

スロバキア政府が、ロシアの天然ガス代金をルーブルで支払うことに同意する

 


スロバキアはルーブルでロシアのガスの支払いに同意する

RT 2022/04/03

スロバキア経済相のリチャード・スリック氏は全国テレビで、ロシアの天然ガスをルーブルで支払うことになると述べた。

「ルーブルで支払う条件がある場合は、ルーブルで支払います」とスリック氏は述べた。

スロバキアの全ガス供給のおよそ85%をロシアからの輸入が占めるので、スロバキア当局はこの問題について実用的なままであると強調した。

「私たちの国がガスから切り離されることはできません」とスリック氏は強調し、ヨーロッパの他の地域に共同で解決策を模索するよう促した。

スロバキアが加盟している欧州連合のほぼすべての国が、過去 1か月間、ロシアに経済制裁を課し、貿易相手国から欧州通貨での支払いを受け取るロシアの能力を危うくした。これに対応して、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は先週、ガス支払いをルーブルに限定するメカニズムを導入する法令に署名した。

既存のガス契約に反すると見る見方もあるが、このメカニズムは支払い通貨の変更を意味するものではない。これにより、バイヤーはロシアのガスプロムバンクでルーブル口座を開設し、ヨーロッパの企業の支払いをロシアのサプライヤーに送金することが容易になる。

プーチン報道官のドミトリー・ペスコフ氏によれば、「ヨーロッパの企業にとっては事実上何も変わらない。彼らは以前のように、契約に示されているのと同じ通貨をユーロで支払う」が、売り手であるロシアの主要なガス輸出国ガスプロムは、ルーブルで資金を受け取ることができるようになる。

スロバキアの経済大臣は、他の多くのヨーロッパの政治家とともに、状況は供給業者の多様化を必要としていると述べた。

ロシアからのラトビア、リトアニア、エストニアへの天然ガス供給が流入が停止。ラトビア側の自主的決定

 

> したがって、今後数か月は心配する必要はないと考えているという。

(※) その後は?


バルト諸国へのロシアからのガス供給の終了をラトビアが発表した

ria.ru 2022/04/03

ラトビアのガス輸送システムの責任者は、 4月1日からバルト諸国へのロシアからのガスの流れを止めたと発表した。

これにより、4月の初め以来、ロシアからの天然ガスはラトビア、リトアニア、エストニアへの流入を停止した。

ラトビアのガス輸送システム Conexus の責任者によると、ルーブルで天然ガス燃料を支払うとしたロシア政府の声明に対して、バルト諸国が「もはやロシアに頼ることはできない」と判断した。

前日、リトアニアのギタナス・ナウセダ大統領は、ロシアからのガス供給を完全に拒否したと述べている。

同時に、ガス輸送システムの責任者は、現在、ガス貯蔵施設には「大量のガスが存在する」と付け加えた。したがって、今後数か月は心配する必要はないと考えているという。