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グラクソ・スミスクラインの抗体医薬ソトロビマブが「特例承認」へ

 

軽症・中等症向け抗体医薬「ソトロビマブ」、月末にも特例承認の可否判断へ

読売新聞 2021/09/09

英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が製造販売承認を申請していた新型コロナウイルス感染症の治療薬「ソトロビマブ」について、厚生労働省は、今月末にも特例承認の可否を判断する方針を固めた。

専門部会で審議し、了承されれば速やかに特例承認する。軽症・中等症患者向けの、抗体を使った点滴薬。承認されれば、軽症者に使える抗体医薬としては、抗体カクテル療法と呼ばれる中外製薬の「ロナプリーブ」に続き、2例目になる。

GSKによると、ソトロビマブは、ウイルスの変異しにくい部分に作用するため、変異株でも効果が落ちにくいとしている。

オーストラリアでワクチン接種証明とQRコードを一元化へ

 

NSW、ワクチン証明とQRコード一元化へ

NNA 2021/09/09

オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州政府はこのほど、QRコードを使っての入店と新型コロナウイルスのワクチン接種証明を同時に可能とするスマートフォン向けアプリを開発していると明らかにした。同州の7日の新規市中感染者は1,220人、死者は8人だった。

NSW州のベレジクリアン首相は、10月14日からシドニーの一部で飲食店がワクチン接種完了者を対象に営業再開するとの臆測が出ていることについて、「こうした試みは保健当局のアドバイス次第。入店時のチェックインやワクチン証明の一元化などまず試験運用を行うべきことが多数ある」と述べるにとどめた。

同州のバリラロ副首相は、感染拡大地域の夜間外出制限について、これによる感染抑制効果は見られず精神的に市民に悪影響となるとし、地方部での導入には反対する姿勢を示している。

変異種ミュー株には中和抗体の効果は「ほぼない」ことが東大の研究で判明

ミュー株に中和抗体「ほぼ効果ない」最新研究で判明

テレ朝news 2021/09/08

南米で主流となっている『ミュー株』について、東京大学医科学研究所は、体内で感染や重症化を防ぐ“中和抗体”の効果がほぼないとする分析結果を発表しました。

東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「感染して治った方とファイザーのワクチンを打った方の血清を使って検討したが、どちらも中和抗体が効きづらい結果だった。一番、効かないといわれていたベータ株よりもミューの方が効かない」

佐藤准教授によりますと、新型コロナウイルスの従来株や変異株に対する中和抗体の働きを調べたところ、ミュー株については、他の変異株と比べ、最も効果が低かったということです。一方で、佐藤准教授は「ワクチンによって中和抗体以外にも『免疫の記憶』や『細胞性免疫』などが高まるため、ワクチンが全く効かないという意味ではない」としています。ミュー株をめぐっては、国内でこれまでに2人の感染が空港検疫で確認されています。

ファイザー社ワクチンの抗体は、半年で84%減 (永久に打てばOK)

 

ファイザー製 抗体半年で84%減か 追加接種も指摘

テレ朝news 2021/09/08

ファイザー製の新型コロナワクチンの接種を完了した半年後に抗体の量が8割以上、減少していたという研究結果が発表されました。

アメリカのブラウン大学などはファイザー製のワクチンの接種を済ませた介護施設の居住者と医療関係者の合わせて212人を対象にして、先月までに血液中の抗体の量を調査しました。

その結果、接種を終えた2週間後に比べて半年後の抗体の量がすべての対象者について84%以上、減少していたということです。

最も若い医療関係者は26歳でしたが、介護施設の高齢者と同様に半年後の抗体の量が減っていました。

他の研究者による検証、いわゆる査読の前の研究ですが、ファイザーのワクチンについて3度目の追加接種が必要だと指摘しています。

韓国のワクチン副作用報告は計 20万件に。死亡事例は 830件

 

(※)韓国のほうが日本よりまともに上に数字があがっているというあたり何とも複雑です。


ワクチン副反応2日間で新たに8165件 死者18人増=韓国

Yonhap News 2021/09/08

韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は8日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が6、7日の2日間に新たに8165件報告されたと発表した。このうち死亡が18件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに41件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例の報告は223件あった。このほかは注射した部位の痛みや腫れ、筋肉痛、頭痛などの比較的軽い症状だった。

1回目に英アストラゼネカ製のワクチンを接種し、2回目に米ファイザー製を接種した人の副反応は265件増え、計5441件となった。

韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は計20万724件となった。今月8日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計4884万1064件の0.42%に当たる。

累計接種件数に対する副反応の報告率は米ヤンセンファーマ製ワクチンが0.61%、米モデルナ製が0.59%、アストラゼネカ製が0.48%、ファイザー製が0.34%。

これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計576人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が308人、アストラゼネカ製が251人、ヤンセンファーマ製が10人、モデルナ製が7人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化して死亡したケースを含めると、死者は計830人となる。

これまでの全ての副反応の報告のうち、95.7%に当たる19万2112件は比較的軽い症状だった。

予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。

中国のワクチン接種回数が 21億に達する

(※)遺伝子ワクチンではないですから。


中国大陸のワクチン接種21億回超に 未成年者の接種も進む

CGTN Japanese 2021/09/06

9月4日までに、中国大陸部における新型コロナウイルスワクチンの接種は合計21億回分を超えたということです。

感染拡大の抑制措置の一環として、中国では12歳から17歳の未成年者向けのワクチン接種が進んでいます。

中国南東部の福建省アモイ市では、これまでに807万人以上がワクチン接種を受け、そのうち394万人以上が2回目の接種を完了しています。

また、アモイ市の未成年者の接種率は18歳以上がおよそ90%、15歳から17歳はほぼ100%、12歳から14歳は75%を超えています。

また、中国南部の広東省肇慶市では、これまでに6万3800人を超える未成年者がワクチン接種を受けているということです。

兵庫県の病院の感染者46人のうち、37人はワクチン2回目接種を終えていた人たち

(※)注目するべき部分は太字にしました。


 

コロナ死者急増はワクチン効果限界の凶兆か 医療、高齢者施設で接種後クラスター続々発生

日刊ゲンダイ 2021/09/07

新型コロナワクチンを2回打ち終えても油断は禁物だ。接種後の「ブレークスルー感染」が、医療機関や高齢者施設で表れ始めている。

兵庫県加東市の精神科病院では先月16日から今月3日までに、入院患者と職員の計46人が感染。うち37人がワクチンの2回接種を終えていた

藤田医科大(愛知県)は先月25日、ファイザー製のワクチン接種から3カ月後に血中の抗体量が減ったと発表。同大の20~70代の教職員209人を対象に接種後の抗体量の増減を調べたところ、1回目の接種から3カ月後の抗体量は2回目接種の2週間後に比べて4分の1に減っていた。

発症予防にどの程度影響しているかは、さらなる研究が待たれるが、ワクチン効果をあざ笑うかのように、足元では高齢者や医療従事者の間でブレークスルー感染が広がっている。

都内の1日あたりの新規陽性者のうち65歳以上の高齢者が占める割合は先月10~16日には3.7%だった。それが同17~23日は4.3%、同24~30日は4.9%と週を重ねるごとに上昇。全国のクラスター発生件数のうち高齢者施設が占める割合は5.16%(同9~15日)から10.27%(16~22日)に急増した。その後9.06%(23~29日)に微減したが、2週間前を上回っている。

■接種完了後でも重症化、死亡リスクも

ブレークスルー感染の脅威に加え、接種完了後でも重症化や死亡リスクは否めない。

イスラエルメディアによると、同国内の重症患者のうち6割は2回接種済み。日本でも、3日に千葉県内で亡くなった60~90代のコロナ患者9人のうち4人が2回接種を終えていた。

英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると、日本の100万人あたりのコロナ死者数(7日間平均)は先月5日の0.07人から右肩上がりに増え、現在は0.48人(9月4日時点)だ。1週間あたりの死者数は先月1~7日の82人から先月29日~今月4日は420人に急増している。

やはりワクチン一本ヤリは限界なのか――。死者増加は、その凶兆かもしれない。