スイスで、デング熱やチクングニア熱やマラリアの感染が拡大。…って、そういう国でしたっけ

 

スイスにいるのは、ヒトスジシマカ(日本のどこにでもいるヤブカ)だそうですが、デング熱はともかく、マラリアをヒトスジシマカは媒介するものなのですかね…。


スイスでデング熱の感染者が増加中

swissinfo.ch 2023/10/02

Cases of dengue fever on the rise in Switzerland

連邦保健局は 10月2日、年初以降に報告されたデング熱の症例数が 154人だったと発表した。2022年は 68人だった。公衆衛生局は、この増加は渡航再開のせいだとしている。

デング熱に加えて、チクングニア熱の症例数もスイスで急増しており、2022年の報告数は 2件だったが、今年は 17件となった。マラリアの症例数も同様の傾向をたどっており、昨年の 241件と比較して、今年の第38週までに 272件の症例が記録された。

保健局によると、デング熱やその他の蚊が媒介する病気の増加は、新型コロナウイルスのパンデミック後に旅行が再開されたことが原因だという。スイスで報告された症例はもっぱら国外での感染者に関するものだ。

同局は、スイスにヒトスジシマカ(いわゆるヤブカ)が存在するからといって、デング熱が流行することを必ずしも意味するわけではないとしている。しかし、流行地域から帰国した感染者を地元の蚊が刺し、その結果、別の人にウイルスを感染させる可能性があると付け加えた。

病気が伝染する長期的なリスクと、ヒトスジシマカが非常に迷惑であるという事実が、各国が感染拡大を積極的に監視している理由だ。

このヒトスジシマカは、2003年にティチーノ州で初めて発見され、その後、フランス語圏スイスのいくつかの州でも発見されている。蔓延を防ぐために管理措置が講じられている。