[習氏が毛沢東のスローガンを持ち出した]という報道

 

(※)この記事に、1952年の「愛国衛生運動」について、

> 当時は蚊、ハエ、ネズミ、ゴキブリなどの駆除を全土で展開することで、伝染病の予防を図った。

とありますが、この「蚊、ハエ、ネズミ、ゴキブリ」を、「知識人、エリート、セレブ」などに置き換えますと、今起きていることが理解しやすいように思います。


コロナ対策激変後、習氏が初の発信 持ち出した毛沢東のスローガン

朝日新聞 2022/12/26

中国国営新華社通信によると、習近平国家主席は26日、新型コロナウイルスの感染について「愛国衛生運動を的を絞って展開しなければならない。人民が主体的に健康を学び、良好な衛生習慣を身につけるよう導く」とする指示を出した。中国全土で感染が広がる中、毛沢東時代のスローガンを掲げて国民に一体になるよう呼びかけた形だ

政府が今月、「ゼロコロナ」政策を大幅に緩和し、北京などで感染が爆発的に広がって以降、習氏が新型コロナをめぐって公式に発信するのは初めて。

指示の中で、習氏は「現在、わが国の新型コロナ対策は新たな情勢と任務に直面している」との認識を示した。そのうえで「愛国衛生運動の組織的優位性を発揮し、文明的で健康的な生活を実践して感染抑制の大きな防衛線を築く。人民の生命の安全と身体の健康を確実に守るよう導いていく」と述べた。

「愛国衛生運動」のスローガンは1952年に毛沢東が呼びかけた歴史がある。当時は蚊、ハエ、ネズミ、ゴキブリなどの駆除を全土で展開することで、伝染病の予防を図った。