関西電力が750億円の赤字見通し。北陸電力は連結決算の開始以降、最大の赤字

 

(※)これからさらに深化しそうです。ブーメランがこんな程度で収まるとも思えないです。


関電、750億円の赤字見通し 電力各社、ウクライナ侵攻などで苦境

朝日新聞 2022/04/27

西日本の電力大手3社は27日、2022年3月期決算を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻などで天然ガスといった燃料費の高騰が経営を圧迫し、減益や赤字転落が相次いだ。

関西電力は売上高7%減の2兆8518億円、純利益21%減の858億円と黒字を確保した。ただ23年3月期は、燃料費の高止まりと原発利用率の低下を見込み、純損益が750億円の赤字になると予想する。赤字になれば8年ぶりだ。森本孝社長は会見で、ウクライナ情勢や円安などを挙げ「あらゆる面で燃料価格の高騰の影響を受ける年になる」と話した。

四国電力は8年ぶりに赤字に転落した。売上高は前年比10%減の6419億円、最終損益は62億円の赤字(前年は29億円の黒字)だった。燃料価格の高騰に加え、伊方原発3号機の再稼働がトラブルで遅れたことが響いた。

北陸電力も売上高は4%減の6137億円、純損益は68億円の赤字(同68億円の黒字)。連結決算の開始以降、最大の赤字という。

四国電力、北陸電力ともに、燃料価格の先行きが一層不透明だとして、来年の業績見通しを未定とした。