北海道で「ウニ」の大量死

 


高級食材ナゾの大量死 サンマ豊漁と明暗 北海道の海で何が起きている

STV NEWS 2021/09/28

北海道・根室市では、サンマの水揚げ量が増え復活の兆しを見せています。

その一方、えりも町ではウニが大量死しているのが見つかりました。

北海道の海に何が起こっているのでしょうか?

店の前に集まる多くの人。

皆さんが袋いっぱいに入れているのは、キラキラと輝くサンマです。

こちらの鮮魚店では27日、買い物をした客を対象にサンマの無料詰め放題を開催するという大盤振る舞い。

根室市の花咲港です。

27日、250トンが水揚げされ不漁と言われていたサンマは、復活の兆しを見せています。

漁業情報サービスセンターによりますと、ことしのサンマは去年と比べ大ぶりだということです。

一方、えりも町の海では異変が。

21日から24日にかけ、大量の死んだエゾバフンウニが打ち上げられているのが見つかりました。

えりも町のウニと言えば3月から5月ごろに漁が最盛期を迎え、身が締まり甘みの強いのが特徴ですが、えりも漁協は「今回は過去にないくらいの数が死んでいるようだ」と話していて、漁師は今後の影響を心配しています。

(漁師)「見通しが立たない状態なのです。来年操業できるくらいのものが残っているかどうかを調査しなかったら、何とも言えない」

えりも漁協では、えりも町と様似町の一部の沿岸で被害の規模などを調査していますが、原因はまだ分かっていません。