身体的に健康な28歳のオランダ人女性が重度のうつ病のため「安楽死」を選択という報道

 

なんか間違ってるとは思いますが…確かに難しい問題です。


身体的に健康な28歳のオランダ人女性が重度のうつ病のため安楽死を決意

NY Post 2024/04/02

Physically healthy Dutch woman, 28, decides to be euthanized due to crippling depression


安楽死を選択した28歳のゾラヤ・テル・ベークさん。

報告書によると、身体的に健康な 28歳のオランダ人女性が、重度のうつ病、自閉症、境界性パーソナリティ障害との闘いのため、合法的に自らの人生を終えることを決意したという。

ドイツ国境近くのオランダの小さな村に住むゾラヤ・テル・ベークさんは、40歳のボーイフレンドと愛し合い、2匹の猫と暮らしているにも関わらず、5月に安楽死される予定だ。

かつて精神科医を志したテル・ベークさんは、生涯を通じてメンタルヘルスの問題と向き合ってきた。

彼女は、医師から「これ以上私たちにできることは何もありません。これ以上良くなることは決してないだろう」と言われ、安楽死を決意したと語った。

「状況が改善しないなら、もうこれ以上は生きられない、と常に明確に思っていました」とテル・ビークさんは語った。

フリー・プレス紙の報道によると、経済的不確実性、気候変動、ソーシャルメディアなどの問題によって増幅されたうつ病や不安症など、他の多くの精神的健康上の問題に苦しみながら、自ら命を絶つことを決意する人が増えているという。

オランダ・カンペン神学大学の医療倫理学者ステフ・グルーネウッド氏は、「以前は安楽死は、最後の究極の手段でしたが、今の私は、安楽死は、医師や精神科医によって持ち出された、受け入れられる出口の選択肢の一つだと考えています」と語った。

テル・ビークさんはリビングルームのソファで安楽死させられた後、火葬される予定だ。

オランダは 2001年に世界で最初に自殺幇助を合法化した。それ以来、オランダでは、ますます安楽死は人気が高まっている。

オランダのメディアによると、2022年、オランダでは安楽死による死亡者数は 8,720人で、これは国の全死亡者数の約 5%に相当し、前年の 4%から増加した。

2月、93歳の元オランダ首相ドリス・ファン・アグト夫妻が手をつないで安楽死した。